壊れたハードディスクからデータを救い出す方法

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私も何度か経験がありますがHDDというのは、ある日急に壊れるものです。時には新品で購入したのに一カ月たつか、たたないかの時期に壊れることもあります。この時、復旧業者に壊れたHDDの復旧作業を頼むのが一番だと思いますがそこまでは・・・、という時に、個人で挑戦する方法について説明します。

復旧データの優先順位

復旧作業を始める前にまずは復旧するデータの優先順位を決めましょう

HDDの復旧と言っても、写真や動画、オリジナルデータからWindowsのシステムデータなどデータはさまざまです。

優先順位をまずは決めて、その重要度に応じて復旧作業を決めます。

個人の写真や動画データは失われた二度と戻らないので、重要度は最も高いと思います。

 

ブックマークやアドレス帳などのオリジナルデータは、重要度としては中でしょうか。記憶や知っている人にもう一度聞けば復旧も可能だと思うので、そこまで重要度は高くないと思います。

システムデータに代表されるデータはこの際、諦めるか最後にして大丈夫です。OSやソフトの再インストールで戻ると思います。

 

PCがまだ動いている場合

PCまだ動く、もしくは何回か試せば動く場合は、その間にデータを吸出しましょう。

 

USBメモリ、SDカードを使ってデータを吸出し

USBフラッシュメモリ、microSDカードなど現在は容量が大きいものでも安価になっているので、こちらを使用します。安価なのでコストが抑えられる半面、何度もPC間を往復する必要があります。

→USB 256GB

→microSDカード 128GB

→microSDカード 256GB

→microSDカード 512GB

DVDやblu-ray ディスクを使ってデータを吸出し

一度焼けばバックアップにもなるので、この方法も有効となります。1枚当たりの値段も安く、将来またHDDにトラブルがあった時も万が一のバックアップとして保険にもなると思います。

お手持ちのドライブがDVDのみにしか対応してない場合、blu-rayディスク焼き込み対応のドライブを購入するのも検討してみては如何でしょうか。

DVDの規格

DVD-R、DVD-R DL、DVD-RW、DVD+R、DVD+R DL、DVD+RW、DVD-RAM、DVD-ROMがあり、容量は4.7GB/8.5GBです。

blu-rayの規格

blu-rayは、容量が25GB(1層)、50GB(2層)、25GB(1層)、100GB(3層 BDXL)、128GB(4層 BDXL)があります。

PCがどうしても動かない場合

外付けHDDを使ってデータを吸出し

外つけHDDならフラッシュメモリのように何度もPC間を往復する必要もありません。価格が一番高いですが、経験上1つは持っておいた方が何かと役に立ちます。

↓据え置きタイプ

↓ポータブルタイプ

PCに詳しい方なら、バルク品のHDだと安いのでバルク品も候補に入れてみてください。

※バルク品とは、パソコンメーカーで過剰在庫になったパーツ、使われなくなったパーツがパソコンショップに流れて販売されているものです。といってもちゃんと新品なので安心してください。
こちらは、4TBのHDD。

こちらは、6TBのHDD。

こちらは、8TBのHDD。

SSDは年々安くなっていて、1年で40%程度安くなってきています。このままいけば、数年後にはHDDを選択する必要はなくなりそうです。今はシステム用、もしくはデータ補助用として考えていますが、数年後はメインの記憶媒体になりそうです。

大容量SSDを使用する事も、選択肢に入れてみてください。500G、1TBモデルがお薦めです。
こちらは、500GBのSSD。

こちらは、1TBのSSD。

USB SATA 変換ケーブル使ってデータを吸出し

PCが何度試しても動かない場合は、変換ケーブルを使ってデータを吸い出す必要があります。PCからHDDを取り出して、この変換ケーブルを使ってUSBで別のPCに接続します。

認識できない外付けHDDからデータを吸出し

HDDを取り出して別PCにつないでもHDDを認識しない、パーティションを認識しない、データが見えないなど、データを吸い出せない場合専用のソフトを使用すればデータを吸出せる可能性があります。以下のソフトが個人的にはお勧めです。

ここでフリーソフトをお勧めする方も多いですが、フリーソフトは機能が少なかったり動作が重かったりするので有料でもこちらをお勧めします。理由としては、HDDを認識しない、パーティションを認識しない、データが見えない状態のHDDのデータ吸出し作業は非常に時間がかかります。数テラバイトのHDDだと経験から2,3日は間違いなく必要です。その時にフリーソフトだと機能が少ない、表示が分かりづらい、等非常に不便でした。

→お勧めのソフトです。ファイナルデータ11plusというソフトです。

※上記の状態になった場合、作業時間が膨大になるのである程度は見切りをつけることも必要だと思います。データの重要度と天秤にかけてください。

常日頃からバックアップをとっておこう

PCは半永久的には使えません。というか、PC(特にHDD)は消耗品です。HDDは使い方にもよりますが、5年を過ぎるといつ認識しなくなってもおかしくないそうです。

フラッシュメモリ、DVDやblu-ray ディスク、外付けHDDのどれでもいいので、別媒体にデータをバックアップする習慣をつけるようにしましょう。

 

診断ソフトでHDDのチェックを行う

私自身、「CrystalDiskInfo」というフリーソフトを使用してHDDの状態をチェックしています。このソフトを使えば、HDDのエラー頻度や読み込みスピードから現在のHDDの状態が正常であるか異常であるかがすぐに分かります。こちらもお勧めです。複数台のHDDをつないでいたら、個別に状態を診断してくれます。

 

仮に異常と出たら、フラッシュメモリ、DVDやblu-ray ディスク、外付けHDDに急いでデータをバックアップしましょう。

フリーソフトですのでインストールにはお金がかかりませんし、インストールも簡単です。

CrystalDiskInfoのサイト

 

復旧できない場合

最後に本記事の趣旨とは異なりますが、どんなに頑張っても復旧できない場合も当然あります。それは、

初期化(リカバリ、再インストール)してしまった。暗号化されている。

この場合は初期化とは単純なフォーマットではなく、リカバリCD等で初期化した状態をさします。この場合、新しいデータで上書きされているので復旧は出来ません。また暗号化されているHDDも同様に復旧できません。

この場合は専門の業者に持ち込んでも無理です(正確には復旧できるかもしれませんが、費用が大変だと思います)。潔く諦めましょう。。。

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