TVアニメ ダンジョン飯のネタバレ、感想です。詳しい内容は、TV放送だけでなくNetflix 等のネット配信でも視聴出来ます。2024年1月4日より、全国28局にて連続2クール放送決定しています。
前回、第14話の記事はこちらです。
目次
第15話「ドライアド/コカトリス」
地上を目指すライオス一行ですが、まるでライオス一行の行く手を遮るかのように迷宮は姿を変えていき、延々と同じ場所を歩かされていました。チルチャックが壁越えをして迷宮の全体像を確かめようとしますが、狂乱の魔術師の使い魔が見回りをしていて壁越えは難しく、地道に道を探すしかないようです。しかしライオス、センシは負傷、マルシルは魔力切れで、さらに食料も不足しており満足な食事もとれず、チルチャックやマルシルが育ち盛りの年齢だと思い込んでいる(要は子供扱いしている)センシは満足に食事を与えられない今の状況を情けなく思っていました。
しかしチルチャックは花のような香りに気付き、近くに水場があるかもしれないと近場を探索し始めます。すると親密な様子の男女に遭遇してしまい、子供のチルチャックには見せてはいけないとセンシは一人慌てて、チルチャックの目を塞ぎます。しかし、男女の正体は植物の魔物・ドライアドで、ドライアドだと気付いたライオスが剣でドライアドを斬り落とします。すると、ドライアドの体から大量の花粉が放出され、花粉を吸ってしまったライオスとセンシは花粉症になってしまいます。
涙と鼻水、くしゃみが止まらなくなり、何も見えなくなったライオスとセンシは、ドライアド相手に苦戦します。チルチャックは鼻と口を首巻きで塞いで花粉を吸わないようにガードし、センシに指示を出して何とかドライアドを1体、倒します。
その後、チルチャックも花粉を吸ってしまい涙やくしゃみで目や鼻が利かなくなり、そこにドライアドが襲ってきます。センシはチルチャックに指示を出すように言い、チルチャックは風の感覚を頼りにドライアドがいる方向を教えます。なんとかドライアドを全て倒したセンシ達は水場で花粉を洗い流しますが、ライオスはドライアドの実を獲ってきて食べようとします。マルシルは、今の状況ではもう贅沢は言えないのでドライアドが人の形をしていても今更それが何?と言い、ライオスの行動を許そうとしますがドライアドの実が思った以上に人の顔をしていて、マルシルはヤバそうな魔術でライオスを止めようとします。
ジャック・オー・ランタンのポタージュとドライアドのチーズかけ蕾ソテー
結局、他に食材もないのでマルシルも諦めて、ドライアドの実や蕾、その辺に生えていたマンドレイクを採取します。そしてそれらを食材としてジャック・オー・ランタンのポタージュと、ドライアドのチーズかけ蕾ソテーをセンシが調理します。
絵面は最悪ですが、ほんのり花の香りがしてまったり濃い口どけがマルシルの好みに合ったようで、マルシルはポタージュを一心不乱に飲み込みます。ライオス達は食事をとりながら今後の話し合いをしますが、お腹がいっぱいになった事で少し楽観的になり、話し合いも前向きなものになります。
マルシルはドライアドやマンドレイクを食べた事で魔力を少し取り戻しますが、今後はライオスも魔術を覚えて治療や防御魔法を頑張るようにマルシルは言い、ライオスはマルシルから魔術を教わることになります。一方、センシはチルチャックを子供扱いし、チルチャックがドライアドの男女が親密にしていた様子に興味を持ったと勘違いし、性知識を教えようとします。見た目は幼くかわいらしくても中身は立派なおっさんのチルチャックは、センシの勘違いに頭を抱えてしまいます。
ライオスの治療魔法は成功
マルシルはライオスに治療や防御魔法を教えますが、ファリンの兄だけあって素質があるのか、ライオスはすぐにマルシルの耳の傷の治療に成功します。マルシルはライオスにセンシの怪我も治すように指示すると、自分は壊れたアンブロシア(マルシルが持っている杖)を修復します。
一方、ライオスが治療魔法を使う様子を見て、チルチャックはあまり嬉しそうではありません。リーダーであるライオスには人を繋ぎとめる能力、魔術よりも社交術や人を見る目を養って欲しいチルチャックとしては、マルシルと意見が対立します。
その後迷宮が再び動き出し、迷宮の変化の法則性を見付けようとライオス達は動き出した壁の近くまで行こうとします。しかし、初めて魔力を使ったライオスは魔力酔いを起こし動けなくなり、部屋に放置されてしまいます。魔力酔いのライオスは幻覚、幻聴に悩まされますが、床に倒れた状態で体を動かせません。一方、迷宮で法則性を観測するマルシル達ですが、足元がせり上がって移動し、移動した先の部屋にはコカトリスの巣があり、コカトリスに突然襲われます。コカトリスに襲われたマルシル達は逃げた先にあった部屋に飛び込み扉を閉めますが、コカトリスはマルシル達の体温を認識しており、扉を壊そうとします。
体温を認識しているコカトリスから密かに逃げ切るのは難しいと考えたマルシル達は、第2話でバジリスクを倒したのと同じ作戦、頭と尾を同時攻撃する作戦を立てます。後ろからマルシルがコカトリスを威圧し、コカトリスがひるんだ隙にセンシが扉から飛び出して前後から襲う作戦ですが、ライオスの大声を出す真似は出来ないとマルシルは爆発魔法で威圧します。しかしマルシルは目立ち過ぎたようで、コカトリスはマルシルのみを襲い前から攻撃しようとするセンシは無視します。
コカトリスに噛まれるマルシル
コカトリスに腕を噛まれてしまったマルシルは石化が始まってしまい、ライオスにコカトリスに噛まれた時の対処方法を教わりますが、結局中途半端な体勢でマルシルは石化してしまいます。仕方なくライオスは治療魔法を魔術書から頑張って習得し、マルシルの石化を治療しようとします。その間にセンシはコカトリスを解体し、コカトリスの肉を塩水につけます。さらにチルチャックは石化に効きそうな薬草を探します。
コカトリスのアイスバイン風、ドライアドの蕾のザワークラフト風、石化けし草のグリル
薬草を貼ってみたり、ライオスが治療魔法で石化を治癒したりした結果、マルシルは4日目に石化から回復し、元に戻ります。塩漬けにしたコカトリスの肉もいい感じに仕上がっており、コカトリスの肉とドライアドの蕾からコカトリスのアイスバイン風とドライアドの蕾のザワークラフト風を調理します。さらに付け合わせに薬草から、石化消し草のグリルも作ります。
コカトリスのアイスバイン風とドライアドの蕾のザワークラフト風で食事しながら、マルシルは噛まれた後の4日間で何があったかをライオス達に説明してもらいます。説明を聞いたマルシルは最初、世話をかけたと謝ろうとしますが、こんな時にはもっと言うことがあると気付き、人を漬物石に使うな!とマルシルは三人に怒りをぶつけます。
まとめ
第15話の内容は原作だと、5巻33話「ドライアド」から5巻34話「コカトリス」までになります。
第15話では、ライオス達はジャック・オー・ランタンのポタージュと、ドライアドのチーズかけ蕾ソテーを食べています。絵面は最悪ですが、味はマルシルの好みだったようで、魔物食嫌いのマルシルとしては珍しく好んで食べています。また、後半ではコカトリスのアイスバイン風とドライアドの蕾のザワークラフト風も食べています。
地上に一旦戻ると決めたライオス一行ですが、迷宮の魔術師に警戒されてしまったのか、迷宮が動いて道に迷ってしまい、上に上がる階段を見付けることが出来ません。食料も少なくライオス一行は追い詰められますが、偶然ドライアドを見つけ、ドライアドを倒すと食材を獲得します。ポタージュなどを食べながら今後の話をしていますが、ここでセンシはチルチャックを第6話と同様に子供扱いし、おしべとめしべの例え話をしながら性知識を教えます。しかし見た目は幼くかわいらしいですが、チルチャックには既に奥さんもいて娘も三人いる立派なおっさんです。今さら性知識を教えてもらう必要もなく、チルチャックはいたたまれない気持ちになります。
道に迷ったり、ドライアドに襲われたり、マルシルが石化したりとなかなか話が進みませんが、来週辺りで前回14話で登場したカブルー一行、シュロー一行と遭遇することになり話が進むと思います。ライオスがカブルーやシュローと出会い、どのような展開になるか、今から楽しみです。
第16話「掃除屋/みりん干し」
第16話「掃除屋/みりん干し」の記事です。
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