週刊少年サンデーに掲載されている葬送のフリーレン 第119話のネタバレ、感想です。
前回の記事はこちらです。ヒンメルとフリーレンは、グラオザームの導く魔法(アンシレーシエラ)がつくる幻影に捕らわれてしまいます。
2024年3・4合併号では葬送のフリーレンが表紙
2024年3・4合併号では、葬送のフリーレンが表紙を飾っています。コミックス12巻が12月18日発売である事を、PRしています。
© 週刊少年サンデー 2024年3・4合併号より
フリーレンとの約束を果たすヒンメル
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 119話より
未来に帰還したフリーレン
未来に帰還したフリーレンは、第107話の時と同じ状態で女神の石碑の前にいました。過去へ戻った時からほんの少ししか時間は経っていないようで、フェルンにどのくらいの時間?と聞いても、フェルンは何のことか分からないと言った感じで返事をします。フリーレンは本当に時間を遡ったのか疑問に思いますが、石碑の魔力も消えていて、きっと本当にあった事なのだと確信します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 119話より
女神の石碑もただの石碑の残骸と化していて、調べる必要もなくなったフリーレンは関所へと戻ると言います。…もういいんですか?と、フェルンが聞くと、得るものはあった、とフリーレンは立ち上がって答えます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 119話より
シュタルクは、もしかしてたったこれだけのために俺達は三日三晩も森の中をさまよったのか?と、あきれますがフリーレンは構わず、関所に帰るよ、と言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 119話より
また三日三晩かけて戻るの?と、シュタルクはうんざりしたように言いますが、フリーレンは、うん、と返事をするのみです。フェルンは諦めたように、フリーレン様が気まぐれなのは今に始まったことではないですからね、と言いますが、シュタルクはたまらず泣き出してしまい、フェルンは、フリーレン様のせいですよ、と軽くフリーレンを責めます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 119話より
関所に戻る途中、フェルンは森の奥なのにほとんど魔物がいない事を気にします。そして、昔からそうなのかフェルンはフリーレンに聞くと、昔もあまり魔物に会わなかったとフリーレンは答えます。人が通るような場所でもないのに、とフェルンは気にしますが、道中が楽だからいいんじゃない、とフリーレンはあまり気にしていません。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 119話より
森の中を進んでいくと、近くの村の戦士だという男に遭遇します。男はフリーレンの事を知っているようで、もしやフリーレン様では?と、話しかけてきます。男は年に何度か武運長久のために、女神の石碑に祈りを捧げに行っているそうです。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 119話より
男は女神の石碑について何も知らないようで、村の戦士達の古くからの習わしのようなものです、とフリーレンに言います。謂れなども爺様の代ですら知らないそうです。フリーレンは、形だけしか残っていないってことか、人間の文化ではよくある話だね、と納得します。森の奥なのにほとんど魔物がいないのも、この道が村の戦士達の通り道になっていたからのようです。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 119話より
おじいちゃんヒンメルと遭遇していた
フリーレンはなんで私の事を知っているか尋ねると、男は30年以上前に勇者ヒンメルと名乗る老人と出会った時の事を話し始めます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 119話より
男はこの時は勇者ヒンメルの事をあまり知らないようで、爺様から聞いた事がある、とヒンメルに答えます。物語の中の勇者様程度の認識で、この頃だと魔王討伐も遠い過去の出来事と認識している人も多いようです。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 119話より
ヒンメルが女神の石碑に用があると分かると、この辺は俺の庭みたいなものだから案内するよと男は言い、ヒンメルも、助かるよ、と言って男についていきます。そして、ヒンメルは男に勇者一行の冒険を色々と話し、辛く苦しい事もたくさんあったが楽しい旅だったとヒンメルは男に話します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 119話より
男はヒンメルに女神の石碑に向かう理由を尋ねますが、ヒンメルは、それは言えないかな、墓の下まで持っていく約束なんだ、と答えます。ようやく調べ物が終わってフリーレンとの約束を果たしにここに来た、とヒンメルは言い、もしかしたら今の彼女はもう僕のことを忘れてしまっているかもしれないけど、僕は片時も忘れたことはない、とヒンメルは話します。多分、長い時間をかけてヒンメルは聖典の暗号文を解読し、帰還の魔法を見つけたのだと思います。この時は未来のフリーレンの為に、帰還の魔法を女神の石碑に刻みに行こうとしているのだと思います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 119話より
今までの話を聞く限りフリーレン様はだいぶ薄情なんじゃ…、と男が言うと、ヒンメルも、ほんとそれね、と男に同意します。しかし、ヒンメルはフリーレンのそういう性格も含めていいようで、それに最後には必ず会いに来てくれる、そんな気がする、とヒンメルは自分の思いを話します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 119話より
そして帝国領へと入国
男の回想は終わり、そう、ヒンメルがそんなことを…、とフリーレンはつぶやきます。男は長話が過ぎたと、フリーレンと別れて女神の石碑に向かおうとします。なんで私にこんな話をしたの?と、フリーレンは男に聞きますが、ヒンメルがあまりに楽しそうにフリーレンとの思い出を話すので、これは伝えておくべきことだと思ったまでです、と男は答えます。男と別れた後、関所に戻ったフリーレン一行は予定よりだいぶ早く入国審査を終えて、帝国領へと入国します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 119話より
まとめ
前回、過去でフリーレンは帰還の魔法を使いましたが、今回無事に未来へと帰還できました。第107話で女神の石碑に触れて過去に戻ってから、時間はほんの少ししか経っていないようで、フェルンやシュタルクはフリーレンに何が起こったか知りませんでした。石碑で得るものはあった、とフリーレンは言い、関所へと戻っていきます。得るものはあったとフリーレンは言っていましたが、勇者ヒンメル一行との新しい思い出を得た、といった所でしょうか?
そして、おじいちゃんヒンメルはフリーレンとの約束を果たして、聖典の暗号文を長い時間をかけて解読し、フリーレンの為に女神の石碑にちゃんと帰還の魔法を刻みに行った時の出来事を男から教えてもらいます。
入国審査を終えて、フリーレン一行は新天地・帝国領へと入国します。北側諸国最大の国・帝国領で何が起こるか、今から気になります。ザインが向かったテューアが比較的、帝国領に近いはずなので、ザインが再登場しないか期待してしまいます…。
次回、北部高原を抜け帝国領に入ったフリーレン一行は、帝国領の村で討伐祭に参加します。
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