週刊少年サンデーに掲載されている葬送のフリーレン 第26話のネタバレ、感想です。
前回、25話の記事はこちらです。
誕生日のハンバーグ
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 26話より
シュタルクの18歳の誕生日
北側諸国のアペティート地方の町についた三人は、久々の町で宿をとり夜まで自由行動をします。宿で、今日がシュタルクの18歳の誕生日だとフリーレンから聞いたフェルンは、何で事前に教えてくれないのかと、フリーレンに怒ります。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 26話より
フリーレンはシュタルクに何をプレゼントするつもりなのか聞くと、フリーレンはとっておきだと言って服だけ溶かす薬をフェルンに見せます。男ってのはね、こういうの渡しておけば喜ぶんだよ、と師匠から聞いた知識を得意そうにフェルンに見せつけます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 26話より
フェルンは服だけ溶かす薬をフリーレンに頭から浴びせると、この下品な薬、買った時に私、返品しろって言いましたよね、と怒りながらフリーレンに言うと、部屋から出て行ってしまいます。服が溶けて全裸になったフリーレンはシュタルクへのプレゼントがなくなってしまい、プレゼントをどうするか悩んでいると、何かのメモを見つけます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 26話より
シュタルクは思った以上にガキ
一方、フェルンはシュタルクへのプレゼントは直接探りを入れるしかないと考え、シュタルクの部屋を訪ねますが出かけていません。町の中を探すと、シュタルクが色んな所でたくさん人助けをしている噂を聞きます。シュタルクがあんなえっちな薬を貰って喜ぶはずがない、とフェルンが思っているとシュタルクを見つけます。フェルンが声をかけようとするとシュタルクが、あの雲おっぱいみたいだ、とつぶやいている場面を見てしまい、フェルンは幻滅してしまいます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 26話より
さらに、あっちはうんこだ、とシュタルクはまたつぶやき、違う、こいつガキなんだ…、とフェルンはシュタルクがえっちなのではなく、ガキなのだと悟ります。後でフェルンに教えてやろう、とシュタルクが言ったことまで聞こえてしまい、フェルンはリアクションに困るよ、と心の中で叫びます。フェルンはシュタルクに声をかけると、雲がおっぱいやうんちに似ている事を言おうとしますが、フェルンは無言の表情でシュタルクを黙らせます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 26話より
フェルンはシュタルクに直球で何か欲しい物はないか聞くと、なんで?と質問します。今日がシュタルクの誕生日だからと言っても、誕生日プレゼントの事と気付かず不思議な顔をします。しかし、シュタルクはふざけているわけではなく、昔から誕生日にプレゼントを貰ったことがなく、故郷でプレゼントを貰ったことが無かったとシュタルクは言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 26話より
幼い頃の思い出
そしてシュタルクは幼い頃の思い出を、話し始めます。父親は、シュタルクの兄・シュトルツをこの村の誇りだと絶賛していました。しかしシュタルクは、毎日あれだけ修行しているのに、まだ一度も魔物とまともに戦えていない、あいつは失敗作だと見放されていました。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 26話より
しかし、兄のシュトルツだけはシュタルクが稽古をしていると、いい集中力だとほめてくれて、シュタルクの稽古にも付き合ってくれていました。しかし、故郷が魔族に襲われた時、そんな兄貴も見捨てて逃げてしまい、俺は逃げてばかりの失敗作だとシュタルクは自分を卑下します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 26話より
そんなシュタルクに、過去なんて関係ない、私の見てきた戦士シュタルクは一度たりとも逃げ出していません、とフェルンは言い、シュタルクの誕生日プレゼントを選びに行こうと言います。しかし、シュタルクが選んだ腕輪は高すぎたようで、フェルンにダメ出しされ、堅実に安い腕輪をプレゼントとします。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 26話より
戦士を労うための贈り物
フェルンから誕生日プレゼントを貰い、二人で宿に帰ってくると、フリーレンが馬鹿みたいにでかいハンバーグを用意して二人を待っていました。フェルンがこの馬鹿みたいにでかいハンバーグは何かと聞くと、シュタルクが誕生日と言ったらこれだろ、と言い、師匠のアイゼンも誕生日のハンバーグだけは作ってくれたと言います。フリーレンがシュタルクに、アイゼンから何も聞いていないのかと聞き、シュタルクが何も聞かされていないと分かると、戦士ってのは不器用だね、と言うとアイゼンとの思い出をフリーレンは二人に話します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 26話より
このハンバーグはアイゼンの地方の風習で、精一杯頑張った戦士を労うための贈り物、俺からの誕生日プレゼントみたいなものだ、と言っていたことをフリーレンは話します。その話を聞いて、兄のシュトルツとの思い出をシュタルクは思い出します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 26話より
ある日、兄のシュトルツが料理をしているので何を作っているのか聞くと、ハンバーグ、誕生日だろ、親父達には内緒だぜ、とシュタルクは兄も誕生日にハンバーグを作ってくれていたことを思い出します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 26話より
そして、故郷が魔族に襲われた時、兄を見捨てて逃げ出したのではなく、兄に逃げろ、と促されて逃がしてもらったという記憶もシュタルクは思い出します。アイゼンからレシピを貰ったんだよね、とフリーレンは言い、おいしい?とシュタルクに聞くと、シュタルクは、ああ、と短く答えます。フリーレンは懲りずに服だけ溶かす薬はまだ少し残っているから…、とシュタルクに教えますが、フェルンから、また頭からかけますよ、と怒られます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 26話より
まとめ
シュタルクの誕生日と過去話がメインの話で、フリーレンはシュタルクへの誕生日プレゼントとして、服だけ溶かす薬を用意していました。師匠から教えてもらった知識でしたが、買った時に既にフェルンに返品するように怒られていたようで、頭から浴びせられます。
シュタルクの過去話では、シュタルクの故郷は魔族に襲われて滅ぼされていたようで、さらにシュタルクの思い出の中では、兄を見捨てて逃げた事になっていていい思いではないようです。しかし、アイゼンのハンバーグの思い出の話をしている時、シュタルクは兄を見捨てて逃げたのではなく、兄に逃げるように促されて逃げていた事を思い出しています。逃がしてくれた時の兄は笑顔でしたし、故郷の思い出が悪い記憶ばかりではなかったようで、シュタルクにとっては今後強くなる時の糧になりそうです。
次回、ある村で天性の才を持つ僧侶に出会い、シュタルクは冒険に勧誘します。
最新刊、葬送のフリーレン 2巻です。
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