【ネタバレ】葬送のフリーレン 第70話「ノルム商会」の感想

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週刊少年サンデーに掲載されている葬送のフリーレン 第70話のネタバレ、感想です。

 

前回、69話の記事はこちらです。フリーレンはドワーフのファスに頼まれ、皇帝酒を探す手伝いをします。

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ノルム商会

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 70話より

硬いパンに不満

勇者ヒンメルの死から30年後、北側諸国、ノルム商会領でフリーレン達は野営をしていますが、シュタルクが出されたパンに文句を言っています。ここ一週間ずっと、ガチガチの硬いパンを食べているようですが、北部高原は穀倉地帯のビーア地方を除くと不毛の土地で、今は物資も流通していないようで、こんなパンでも仕方がないようです。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 70話より

 

しかし、半日歩くと立派な城塞都市が見えてきました。ノルム商会の所領の城塞都市で、中心にあるのはノルム商会の本部だそうです。ノルム商会はビーア地方の小麦を中心に様々な物資を扱っていて、北部高原に点在する集落に、物資を生きわたせらせるだけの流通網と軍事力を持っている武装商会だそうです。しかし、そんなノルム商会も今では物資を流通させれていないようで、もうノルム商会には前ほどの力はないのかもね、とフリーレンはフェルン達に話します。それでもノルム商会は北部高原では強い影響力を持っている事には変わりないだろうからとフリーレンは、波風立てないようにしないとね、とフェルン達に注意します。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 70話より

80年前の借金

城塞都市に入る手続きをしているとフリーレンの似顔絵が出回っていたようで、フリーレン達は呼び止められてしまいます。そして商会長のノルムの所に呼び出されて、フリーレンは80年前の借金を耳を揃えて返すよう、と言われてしまいます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 70話より

 

80年前は返すのはいつでもいいと言われていたようで、フリーレンはその事をノルムに言いますが、口約束だったようで書類上はそうなっておらず、先々代はそこら辺りが甘かったようですが、私はそうはいきません、とフリーレンに借金の返済を迫られます。フリーレンは全財産をノルムに見せて、釣りはいらないよ、と言い借金を返そうとしますが、借金返済には全く足りません。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 70話より

フリーレン、鉱山に連行される

フリーレンは借金の形に捕まってしまい、鉱山で300年働くことになってしまいます。服や鞄も取り上げられてしまい、ノルムの部下に強制的に鉱山に連れていかれてしまいます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 70話より

 

フリーレンはフェルンとシュタルクに別れを告げて、そのまま鉱山へと連れていかれますが、フェルンは何とかフリーレンを買い戻そうと、ノルムと話し合いをします。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 70話より

 

しかし借用書にはシュトラール金貨500枚以上とあり、北側諸国で最も信用のあるライヒ金貨換算でも300枚を超えてしまいます。フェルンやシュタルクでは、とても用意できそうになく、二人は途方に暮れてしまいます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 70話より

 

一方、鉱山に着いたフリーレンはノルムの部下に促され、魔法で何かを探し始めます。すぐに見つかったのか、フリーレンはノルムの部下に、ここをまっすぐだね、と指示します。すると、ノルムの部下はその場所を掘り進めます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 70話より

商会長・ノルムの狙いは

場面はフリーレンが鉱山に連れてこられたばかりの時に戻り、フリーレンはノルムと話をしています。フリーレンは、80年前当時、なんの期待もされていなかった勇者一行に無期限で資金を提供したノルム卿、その子孫からこんな仕打ちをくらうとは思わなかった、とノルムに言います。しかし、わざわざ鉱山まで訪ねてくるってことは何か考え合っての事だったのかな、とノルムに聞くと、北部高原の物流、酷い有様でしょう、とノルムはフリーレンに話しかけます。北部高原の情勢が悪化してから、ノルム商会は魔族との戦いで武装隊商と軍を三割失ったようで、物流網も壊滅的な被害を受けたようです。しかしノルムは、国であったらとっくに滅んでいるが、我々は商会なので資金さえあればいくらでも立て直せる、とフリーレンに言います。そしてこの鉱山は開発中のもので、銀鉱が見つかれば、勇者一行の借金など帳消しにして有り余るほどの莫大な利益が出る、フリーレン様ならそれを見つけるのも容易なはず、とノルムは言います。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 70話より

 

借用書で私に言うことを聞かせようとしてるわけか、とフリーレンが言うと、流通網が完全に崩壊すれば多くの人が飢えて死にます、どうか北部高原の民をお救い下さい、とノルムは頭を下げてフリーレンにお願いします。我々を助ければ北部高原の果てでも柔らかいパンが食べられますよ、とノルムがさらに言うと、したたかな所はノルム卿と変わらないね、まったく、これだから商人は、とフリーレンはあきれますが、どちらにせよ、先々代から受けた恩は返すつもりだったと、フリーレンはノルムの提案を受け入れます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 70話より

 

ノルムの部下が鉱山を掘り進めると、ノルムの狙い通り銀鉱が見つかり、フリーレンは無事、解放されます。フリーレンはフェルンとシュタルクの所に戻りますが、フェルンとシュタルクは何とかフリーレンを助け出そうと、今夜には鉱山を襲撃する予定だった、とフリーレンに打ち明けます。フリーレンは、これからは柔らかいパンが食べられることを二人に伝えますが、事情を知らないシュタルクは、どういうことなの…?と、戸惑います。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 70話より

まとめ

前回の穀倉地帯の街から旅を進めていますが、物資がとぼしいようでガチガチに硬いパンにシュタルクが文句を言っています。それでも次の街に到着して、まともな食事ができると思いましたが、昔の借金が原因でフリーレンは強制労働させられることになってしまいます。フリーレンはシュトラール金貨3枚、ライヒ金貨20枚を持っていましたが、借金返済にはライヒ金貨換算で少なくとも300枚必要で、全然足りません。結局、フリーレンが銀鉱を見つけることで借金はチャラになりました。しかし、フェルンとシュタルクはフリーレンを助けるために鉱山襲撃を計画していましたが、フリーレンを助けるためとはいえ二人は結構過激なことを考えますね。

 

次回、新編スタートです。フリーレン達は討伐要請を受けて、魔族に襲われた村に救援に駆けつけます。

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