TVアニメ 「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」のネタバレ、感想です。2025年4月8日(火曜)より、日テレ系30局ネット、及びネット配信で放送開始です。
詳しい内容は、TV放送だけでなくPrime Videoで国内最速配信されるので、ご確認下さい。
前回の記事です。

目次
最終話(第12話)「だから僕は…」
シャリア・ブルとエグザベの戦いはまだ続いていて、シャリア・ブルは独裁の元では人の革新など起こるはずもないと主張します。エグザベは大型複合兵器・ハクジを囮にして、シャリア・ブルの隙を突いて特攻しますがビームサーベルをかわされてしまい、その後4つの砲塔からビームを一斉に撃たれギャンは被弾、エグザベは戦闘続行が困難になってしまいます。
一方、イオマグヌッソ内のシャアは薔薇の少女を向こう側へと送り返す為に、イオマグヌッソのゲートを開きます。これはジオンやキシリアも知らないイオマグヌッソの仕様で、シャアが薔薇の少女を送り返す為にイオマグヌッソ建造時に作らせたようです。
白い悪魔
ゲートが開いたことで向こう側への通路が開きましたが、シュウジは向こう側へ行けるなら向こう側から来ることも出来ると言うと、白いガンダムが向こう側からやって来ます。コモリは白いガンダムを白い悪魔と呼び、シャアも、アルファサイコミが怯えているのか、とつぶやきます。
白いガンダムにはシュウジが乗っていて、もう後戻りは出来ない、薔薇の少女を殺してこの世界を終わらせる、ガンダムがそう言っている、とつぶやきます。キラキラの世界でアマテはシュウジに、ララァはシュウジにとって大事な人じゃないの?と聞きますが、シュウジは向こうの世界で実際に起こった事を映像でアマテに見せます。
向こうの世界では、白いガンダムとシャアが乗るゲルググ(初代ガンダムの方)の戦闘中に、白いガンダムがゲルググをビームサーベルで攻撃、そのままシャアは白いガンダムにビームサーベルで貫かれて死亡します。シャアが死亡した事でララァは絶望し、それが引き金となってエルメスのサイコミュがもう一つの別の宇宙を作ってしまったそうです。
この別の宇宙の中でシャアが殺されることのない世界を作ろうとしますが、どの宇宙でもシャアは白いガンダムに殺されてしまうそうです。その度にララァは深く傷つきますが、そんな繰り返しの果てにたどり着いたのがこの世界線で、シャアがガンダムに乗ればガンダムに殺されることはないのですが、結果的にララァはシャアに出会う事はありませんでした。しかし、シャア自身がこの世界を否定しようとしているとシュウジは言い、ララァの心は激しく傷つきこの宇宙は向こう側の世界を巻き込んで崩壊するとシュウジは推測します。
だから、目覚める前にララァを殺してこの宇宙を終わらせるとシュウジは言い、ララァが見たかもしれない夢の一つにしてしまえば、再びララァはシャアが死なない宇宙を作るだろうとシュウジは言います。シュウジはこれまで数えきれないほどララァを殺してきたそうで、これ以上ララァが傷つかないようにララァの心を守りたいそうです。
キシリアの回想
キラキラの世界でシュウジとアマテが会話をしていると、シャアがシュウジに何をしているのかと割って入ろうとしますが、キシリアを乗せたチベがシャアの赤いガンダムを攻撃します。ここでキシリアの回想に入り、かつてキシリアは癖の強い赤毛の自分と違い、柔らかなブロンドを持つ幼いキャスバルとアルテイシアを見た時に、もしこんな愛らしい子供が持てるなら母親も悪くないと思った時もあったそうです。
しかし今のキシリアにはジオン・ズム・ダイクンの血筋は邪魔でしかなく、キシリアはシャアを殺そうとします。さらにシャリア・ブルと白いガンダムが現れますが、シャリア・ブルは白いガンダムを見て恐怖を感じます。それでもシャリア・ブルはキシリアを殺そうとキケロガで攻撃、チベは何とかキケロガの攻撃を回避します。
キシリア、死亡
さらにサイド6の戦艦が進路上に割り込んできて、チベはサイド6の戦艦を沈めて衝突を回避します。しかし、サイド6の戦艦と一緒にいたMSのバズーカを回収した赤いガンダムがチベの前に現れ、シャアはキシリアが乗ったチベをバズーカで攻撃、結局キシリアはシャアに殺されてしまいます。
チベが沈みキシリアが死んだ事をニャアンは感じ取りますが、キシリアを撃ってしまったショックが残っているのか、ニャアンは放心状態でキシリアが死んでもあまり動揺せず、私もうどこにも行くところが無くなっちゃった、とつぶやくのみです。一方、ソドンの艦長ラシットはチベ撃沈を聞き衝撃を受けますが、すぐに気を取り直して生存者救出の指示を出します。
ララァの心を守るためにララァを殺そうとするシュウジに、アマテは、ララァはそんなこと望んでいない、と言いシュウジを止めようとします。ジークアクスと白いガンダムが戦う中、ニャアンはアマテとシュウジの気配を感じ、二人の所へと向かいます。
アマテとシュウジの間に割って入ったニャアンは、キラキラの世界でアマテと会話します。アマテは三人で海に行く、その為にシュウジを止めるとニャアンに言うと、ニャアンに一緒に戦ってとお願いします。ニャアンは皆を捨てて逃げた事を気にしますが、それはニャアンが一人で生き抜いてきた事でしょ、とアマテは言いニャアンを許し、アマテとニャアンはマヴを組みます。
アマテとニャアンがマヴを組む
ジークアクスとジフレドはマヴを組み、白いガンダムと戦います。その様子を見ているシャアとシャリア・ブルですが、シャアは薔薇の少女を排除し、その後人類をより良き時代に導くと自分の考えをシャリア・ブルに語ります。
すると突然、シャリア・ブルはシャアを攻撃し始めます。シャリア・ブルはザビ家なきジオンでは既にアルテイシアを擁立する準備を整えていると言い、それを聞いたシャアは驚きを隠せません。シャリア・ブルはシャアがジオンを率いるのは危険で、シャアはキシリアと同じようにいずれは地球にすむ人類の粛清にたどりつくと言い、まるでアクシズ落としをする「逆襲のシャア」の世界線を見たかのような話をしつつ、シャアを殺そうとします。
巨大化する白いガンダム
一方、ジークアクスとジフレドに苦戦する白いガンダムですが、シュウジはもう時間がないと言うと、白いガンダムは巨大化を始めます。
巨大化した白いガンダムを前に、ジークアクスとジフレドはなす術がなく、ジフレドは白いガンダムの手に掴まれて握り潰されてしまいます。ニャアンは戦闘機で脱出しますが、一人になったアマテは巨大な白いガンダムを前にどうすればいいか分からず茫然としていると、シャリア・ブルから逃げるように言われます。
しかし、シュウジが薔薇の少女を殺そうとすると、シュウジにララァを殺して欲しくないアマテはジークアクスの両肩と両膝に丸いリングのような物体を出し、その物体で白いガンダムの巨大なビームサーベルを受け止めます。何とか巨大なビームサーベルに耐えながら、一人じゃない、ジークアクスはいつも私の味方だった、だから行くよジークアクス、とアマテが叫ぶと、ジークアクスの口部分が開き、さらに白いガンダムの巨大なビームサーベルを消滅させます。
ジークアクスが白いガンダムに挑む姿を見てシャリア・ブルは、自由のために傷つく者こそが本物のニュータイプなのだから、とつぶやきます。
シャリア・ブルとシャアの戦いでは、シャリア・ブルが赤いガンダムの頭部を破壊しますが、赤いガンダムはビームサーベルでキケロガを破壊、シャリア・ブルは戦闘不能になってしまいます。
キラキラの世界で会話するシュウジとアマテですが、アマテはシュウジに自分の心を縛らないで、ララァの事が好きなんでしょ、と言いますが、それでもシュウジはララァを守るにはこうするしかない、とガンダムが言っている、と言い考えを変えようとしません。するとジークアクスのエンディミオン・ユニットが初代ガンダムのアムロそっくりの声で、僕はもう見たくない、またガンダムがララァを殺す光景を、とシュウジに語りかけます。
アマテやエンディミオン・ユニットの説得によって薔薇の少女は目覚め、シュウジも考えを改めます。シュウジはアマテに君が好きだと言うと、アマテは嬉しさのあまりシュウジにキスをし、シュウジもアマテを抱き返します。
覚醒したエンディミオン・ユニット
シャリア・ブルとシャアいわく、オメガサイコミュには向こう側から来たオーパーツが使われていて、オメガサイコミュは赤いガンダムの代わりにゼクノヴァを起こすトリガーとして用意したシステムになるそうです。そして、今のジークアクスはオメガサイコミュ=エンディミオン・ユニットが覚醒した状態で、覚醒した状態だからこそジークアクスがシュウジに語りかけられたようです。エンディミオン・ユニットが覚醒したジークアクスは、白いガンダムの頭部を破壊します。
白いガンダムが破壊されると目覚めた薔薇の少女・ララァは、ありがとう 、こちら側のニュータイプさん、とアマテに感謝しつつ元の世界へと帰っていきます。エルメスとララァが向こう側に帰っていく際、白いガンダムや崩壊したイオマグヌッソの瓦礫の大半も一緒に向こう側へと引きずり込まれていきます。
エルメスやララァがこちらの世界からいなくなった事で、シャアも赤い士官服から元の服装にいつの間にか戻っていました。シャアはシャリア・ブルにどうするつもりかと聞かれ、貴様に殺されずにすむような人生を探してみるか、と言うとコアファイターで何処かへと去っていきます。
シャリア・ブルは動けなくなったキケロガの中にいると、エグザベが脱出ポッドを強制的に排出させてシャリア・ブルのいる脱出ポッドを回収します。シャリア・ブルが自分を軍事法廷で裁きなさいと言い、命をもって罪を償うつもりでいると、エグザベはシャリア・ブルが死ぬことを許さずザビ家なきあとのジオンを何とかするように言います。エグザベの言葉を聞き、シャリア・ブルは死ではなく生きて罪を償う覚悟を決めます。
ジオンではアルテイシアが擁立される
その後、ジオンではシャリア・ブルが準備していた通り、アルテイシアを擁立し旗頭として統治していく事になります。離れた場所ではエグザベや仮面をつけたシャリア・ブル、コモリがアルテイシアを見守っていました。
シャアと出会えたララァ
インドの難民キャンプらしき場所ではスーツ姿のシャアが、ララァを訪ねてきていました。ララァは現在は難民キャンプで難民の支援をしているようで、シャアを見つけると嬉しさで涙を流します。
行方が分からなくなっていたカネバン有限公司ですが、イオマグヌッソの事件はソーラ・レイの暴走事故として片付けられていたようで、現場は最近まで封鎖されていたようです。しかし、現場の封鎖が解除されジャンク相場が急騰しており、アンキー達はイオマグヌッソ跡を宝の山だと言うと、金儲けを狙ってイオマグヌッソ跡の事件現場に行くつもりの様です。
アマテの母親・タマキは娘が生存しているかまだ分かっていなかったようですが、アマテからメッセージが届いたようで涙を流しながら、アマテの父親にメッセージが届いたことを知らせます。
地球の海を楽しむアマテとニャアン
そして、アマテとニャアンは地球の海を楽しんでいました。アマテは結局、両親とは会っていないようで、お尋ね者の自分が行っても迷惑でしょとニャアンに言います。
アマテはシュウジの所に行く気のようで、いつかまた会えるってガンダムが言っている、とニャアンに言います。
まとめ
いよいよジークアクスも第12話で最終話です。
前回、ニャアンに撃たれたキシリアですが、治療を受けてチベで戦場に出ますが、シャアを見つけるとシャアを殺そうとします。昔、幼いシャアを見たキシリアは、シャアのような愛らしい子の母親にならなってもいいと思っていたようですが、現在はジオン・ズム・ダイクンの血筋は邪魔でしかなくシャアを殺そうとします。しかしシャアの返り討ちにあい、結局初代ガンダムと同じようにバズーカで殺されてしまいます。
その後、アマテとニャアンはキラキラの世界で仲直りし、マヴを組んで白いガンダムのシュウジを止めようとします。さすがにジークアクスとジフレドがマヴを組めば、白いガンダムに勝てるかと思いましたが、白いガンダムは巨大化という反則技を出しジークアクスとジフレドを圧倒します。この白いガンダムをエンディミオン・ユニットが覚醒したジークアクスで頭部を破壊、エルメスとララァは向こう側へと帰っていき、白いガンダムも一緒に引きずり込まれる形で去っていきました。
終わってみれば、アマテとニャアンは仲直りして地球の海を楽しんでいますし、ジオンはアルテイシアを旗頭として統治する事で戦争は起きずにすみそうですし、ララァはシャアと出会うことが出来ましたし、アマテの両親はアマテが生存している事を知って一安心と、ハッピーエンドと言っていい終わり方でした。ただやはり全12話では短すぎたので、せめて2クールぐらい尺が欲しかった所です。この辺りは続編やスピンオフ作品を作ろうと思えばいくらでも作れそうなので、続編やスピンオフ作品が続けばいいなと個人的に思います。
アニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」のまとめ記事を書いています。

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