週刊少年ジャンプに掲載されている、呪術廻戦 第230話のネタバレ、感想です。
前回の記事はこちらです。五条と宿儺は、再び同時に領域を展開し領域内で殴り合いをします。
目次
戦いはラウンド2へ
魔虚羅が出現したのを高専メンバー全員がモニターで見ていて、禪院家の虎の子か、と冥冥がつぶやきます。また虎杖は魔虚羅が無量空処に適応した事に驚いています。
© 芥見下々 呪術廻戦 230話より
適応を肩代わりしていたのは…
場面は魔虚羅を出現させた宿儺へと戻ります。宿儺は万戦では、自らの後ろに法陣を出して魔虚羅の適応を肩代わりする事で、構築術式を看破しました。5度の領域展開で相殺した必中命令は、五条悟の「領域内の全て」と宿儺の「領域内の自分以外の全て」で、彼への必中命令は相殺していない、と説明が入ります。彼は5度「無量空処」を受け続け適応を肩代わりしたそうですが、その彼とは誰の事か五条も気付きます。
© 芥見下々 呪術廻戦 230話より
五条が、恵の魂か!!と、叫びます。眠っている伏黒恵の魂の後ろに法陣が描かれていて、適応を肩代わりしていたのは、伏黒だと判明します。
© 芥見下々 呪術廻戦 230話より
領域に付与した以外の術式を使用出来なかった理由
魔虚羅を影に戻しながら、何か言いたいことがありそうな顔だな、と宿儺は五条に言います。しかし、思ったより必死こいてくれてるみたいで嬉しいよ、と五条は煽り返します。宿儺にも「無量空処」は厄介だったようで、五条から「無量空処」の手札を消す為に領域内で展延を使わない間、十種影法術で伏黒に適応を肩代わりさせていました。このために宿儺は領域に付与した以外の術式を使用出来なかったとの事です。しかし、肩代わりしたのは“適応の過程”で“結果”ではなく、宿儺や伏黒の魂自体が「無量空処」に適応できた訳で無いので、五条が領域を展開すれば宿儺は魔虚羅をまた出さざるをえません。
© 芥見下々 呪術廻戦 230話より
領域を展開できない五条
次は一撃で消してやるよ、と五条は言うと、再び領域を展開しようとしますが、宿儺は五条に、貴様はもう領域を展開できない、と断言します。すると、五条の頭にズキンッと痛みが走ると、鼻血が出てきます。乙骨は、嫌な予感が当たったのか……!?と、汗を流しながら頭の中でつぶやきます。
© 芥見下々 呪術廻戦 230話より
呪力で脳を破壊し、反転術式で治癒していた
前も五条は鼻血を出していましたが、やはり反転術式による焼き切れた生得術式の修復でかなりの無理をしていたようです。一度自らの呪力で脳を破壊してから反転術式で治癒する事で、五条は焼き切れた術式をリセットしていたようです。宿儺の言葉を聞いた乙骨は、一回でもリスクが高すぎる!!と、驚きます。
© 芥見下々 呪術廻戦 230話より
脳を自ら破壊して反転術式で治癒するのはかなりの無茶で、五条はそんな無茶を5回もしていた事になります。家入は、五条は脳の治癒に慣れていると思っていた、と言いますが、それでも五条には後遺症が出てしまいました。ここで、五条は脳の治癒に慣れていると思っていた、と家入が言っている根拠は、過去編で伏黒甚爾に頭を刺された時、五条が反転術式で治癒出来た事が理由のようです。宿儺は焼き切れた生得術式を修復した回数が少ない分余裕があるようですが、五条は仮に領域を展開しようとするとその時点で死んでしまうか、宿儺に対抗できるほどの精度は出せないようです。
© 芥見下々 呪術廻戦 230話より
宿儺は次に出す領域を結界で閉じて五条の逃げ道をなくすと言うと、「無量空処」が出せないと分かっているので今度は自分の後ろに法陣を出します。そして、五条を斬り刻みながら無限に適応させてもらう、と宿儺は言います。
© 芥見下々 呪術廻戦 230話より
じゃあな最強、俺がいない時代に生まれただけの凡夫、と宿儺は五条を煽ると、領域「伏魔御廚子」を出します。鼻血がまだ出ている五条の顔には焦りの色が見えていて、宿儺に言い返す余裕はありません。
© 芥見下々 呪術廻戦 230話より
「伏魔御廚子」が崩壊
しかし、宿儺が「伏魔御廚子」は出した途端、すぐに崩壊してしまいます。
© 芥見下々 呪術廻戦 230話より
前回、宿儺が「無量空処」を受けた時間は延べ10秒にも満たなかったのですが、五条悟と同様に領域を展開することが不可能になるほどのダメージを脳に受けていました。宿儺は目と鼻から血を流しますが、これだけのダメージは予想していなかったのか驚きの表情を浮かべます。
© 芥見下々 呪術廻戦 230話より
宿儺も領域を展開できないほどのダメージを脳に受けていると分かり、五条は笑いながら、しっかり効いているじゃねえか!!と、宿儺に叫びます。五条は、生徒が見てるんでね、まだまだカッコつけさせてもらうよ、と冥冥が操っていると思われる烏がいる方向を指さしながら、宿儺に言います。
© 芥見下々 呪術廻戦 230話より
万の言葉は何を意味する?
五条は宿儺の顔面にパンチをくらわせて、宿儺のパンチはギリギリかわします。ここで、絶対的な強者、それ故の孤独、あなたに愛を教えるのは、という万の言葉が描かれます。
© 芥見下々 呪術廻戦 230話より
まとめ
今回、魔虚羅が「無量空処」に最初から適応できていた理由が判明しました。なんと十種影法術を使って、伏黒の魂に適応を肩代わりさせていたようです。伏黒の魂は5度「無量空処」を受け続けていたようですが、何か悪い影響はないのでしょうか?魂とはいえ、五条の「無量空処」を5度も受けると廃人化してしまわないか、心配してしまいます。
そして、五条と宿儺は2人共脳にダメージを負ってしまい、領域を展開できなくなってしまいました。これで領域展開合戦も終わり次の展開に行きそうですが、モニターを見ている乙骨、真希、秤、虎杖辺りにも戦闘参加の出番が来るでしょうか?
さらに、最後に第218話や第221話で出た万の言葉が出てきましたが、これは何を意味するのでしょうか?万がやられた時に宿儺に渡した何かと関係するのでしょうか?
次回、五条は無下限呪術を応用した打撃で、宿儺を追い込もうとします。
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