【ネタバレ】カグラバチ 第83話「淵天」感想、ネタバレ

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週刊少年ジャンプで連載中のカグラバチ 第83話のネタバレ、感想です。先週は作者 外薗健先生急病で休載でしたが、今週は無事に掲載されています。

 

前回の記事はこちらです。漆羽が座村に斬られて死んだ後、再び生き返った、その後の経緯が明らかになります。

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淵天・国重の刀匠人生における唯一の共同制作

真打に関わる“罪”を聞かされショックを受けるチヒロ

場面は第60話でチヒロが生き返った病室から始まり、チヒロは柴から真打の力・“蠱”に関する話を聞かされます。蠱によって約二十万の命が失われてしまったことにチヒロはショックを受けていますが、国重がチヒロに黙っていたのは決して隠し通したかったわけではなく、少年であるチヒロにとってあまりに重すぎたから話さなかったと柴は国重の胸の内を語り、チヒロもそれは理解します。

© 外薗健 カグラバチ 83話より

 

真打の関わる“罪”があったから妖刀を封印したと柴は言い、妖刀がなければ逆にこの国の人間は日本の南東の海域に突然現れたという「小国」によって虐殺されていただろう、それでも妖刀を作った事に対する後悔は六平国重を蝕んだ、と柴は国重の当時の心境をチヒロに教えます。チヒロはだったらどうして妖刀を作った事を後悔していた国重は、さらに7本目の淵天を作ったのか?と、考えます。場面は京都殺戮ホテルに戻り、座村の居合白禊流の斬撃を淵天で受け止めたチヒロですが、座村の斬撃の威力に驚いています。もし座村の斬撃を受け流さずあの場で踏ん張っていたら、チヒロの腕は吹き飛んでいたと感じるほど座村の斬撃の威力は凄まじいようです。

© 外薗健 カグラバチ 83話より

 

斉廷戦争から“黒鳥が群れるのは死の知らせ”と信じられる伝承があるそうですが、その起源はやはり飛宗の鴉の能力にあるのだと思います。黒い羽根が多数舞う中、座村はチヒロに一体何を“示す”のか問いますが、チヒロは誰も犠牲にならずに“蠱”を止める方法、つまり真打を破壊する事だと答えます。命滅契約は真打を源に構成されているので、仮に真打を破壊すれば、契約の効果はただ解消され誰も犠牲にならないはず、とチヒロは自分の考えを座村に伝えますが、破壊…できるモンならな、と座村は言ってチヒロの考えは不可能だと答えます。真打を破壊するという試みは戦後、あらゆる方法で既に試したそうですがヒビ一つ入らなかったそうです。

© 外薗健 カグラバチ 83話より

チヒロは淵天がどんどん手に馴染むことを実感する

チヒロが刳雲を折ったことは座村も知っていたようですが、剣術も身体強化と同じく玄力の廻らせ方や、持ち主の技量で刀の強度は変わると言い、刳雲を握っていたのがよほどの小悪党だったんだろうと座村は言いますが、さすがに双城を小悪党と貶されチヒロもムッとします。しかし座村は構わず話を続け、“剣聖”と呼ばれた男が契約する六平国重の真打を破壊するのは不可能だ、と断言し、自分が剣聖と共に死ぬのが唯一で最良の方法だ、と座村は自分の考えを譲らずチヒロの考えを否定します。チヒロは座村が自らと空間に舞う黒い羽根を入れ替える“鴉”の能力を使う予兆を感じ、座村が攻撃してくることを直感します。剣術を取得した事で、チヒロは今までよりも深く、淵天がどんどん手に馴染んでいき、“錦”がより軽く自然に廻る感覚を覚えます。

© 外薗健 カグラバチ 83話より

 

座村が黒い羽根と入れ替わった瞬間、チヒロは移動した座村に斬りかかります。この攻撃は座村にかわされますが、次に座村の攻撃をチヒロがかわすと涅で斬撃を放とうします。しかし、斬撃を放つ前に座村は再び黒い羽根と位置を変えてチヒロの背後を取りますが、これをチヒロは錦で身体能力を上げて座村の攻撃をかわします。錦でようやく防戦一方ですが、チヒロは座村が入れ替わりの直前、入れ替わる先の玄力が爆ぜる感じを掴むことに成功していました。

© 外薗健 カグラバチ 83話より

刀だけを入れ替えて、チヒロの不意を突く

再び座村が黒い羽根と入れ替わる瞬間を見切りチヒロは刀で斬りかかりますが、座村は刀だけを入れ替えて自分はチヒロの背後へと移動します。さらに座村は飛宗を再び黒い羽根と入れ替えて、飛宗を掴むとチヒロを攻撃しようとします。

© 外薗健 カグラバチ 83話より

 

座村はチヒロの肩を掴むと、飛ぶ予兆まで見切るなら大したもんだ、とチヒロを褒めますが、チヒロは、お互い様だ!!と叫ぶと、座村の斬撃を淵天で受け止めます。

© 外薗健 カグラバチ 83話より

淵天に何かを感じた座村

その直後チヒロは淵天を弾き飛ばされ、さらに座村に蹴られて池に落ちてしまいます。池の水の中でチヒロは病室で柴との会話を思い出していました。六平国重は妖刀を作る際に、能力について詳細の設計は行わず、ある程度の狙いだけをつけていたそうです。殺傷用、援護用、国重はかつての6本の刀は“戦争兵器”として敵を打ち負かすために作りました。一方、屋根の上の座村はチヒロと刀を交えた瞬間に何かを感じたようで、手の痺れを感じつつ何かを考えています。

© 外薗健 カグラバチ 83話より

7本目の淵天だけは他の妖刀と違う

場面は病室へと戻り、7本目の淵天だけは違うと柴は断言し、六平の刀匠人生における唯一の共同制作、とチヒロに言います。チヒロは、…俺はただ相槌を打っただけです、と反論しますが、柴は国重が戦後すぐに妖刀を破壊しようとしていた事をチヒロに打ち明けます。

© 外薗健 カグラバチ 83話より

 

だが人知を超えた雫天石を宿した一級品である妖刀は、真打に限らずあらゆる手を使っても破壊することは叶わず、国重は約15年間ずっと蠱と…、妖刀と向き合い、暗闇の中でもがき続けていたそうです。

© 外薗健 カグラバチ 83話より

 

約15年間ももがき続ければ国重も道を外してしまいそうなものですが、柴はチヒロという光がいたから道を見失わなかったと断言し、“淵天”はその賜物だとチヒロに言います。さらに刳雲を破壊した事を話し、双城は元々剣士でなくかつての契約者に比べれば持ち主として未熟だったかもしれない、それでも双城は十二分に手練れだった、と柴は言い、刳雲を破壊できたのは紛れもなくチヒロの功績だと言います。そして、一度は堕ちてしまった刳雲を正しく導いた事にも触れます。

© 外薗健 カグラバチ 83話より

 

柴は、過去と向き合い未来に繋げる、それこそ六平が淵天に込めた狙いだったかもしれない、とチヒロに語った所で場面は現在に戻ります。チヒロは、あの時君がその力を引き出した、という柴の言葉と共に、双城と最後に斬り合い刳雲を折った画面を思い出します。剣聖や座村、彼らにはまだ……遠い、とチヒロは考えますが、気が付くと手元に金魚を出現させていました。

© 外薗健 カグラバチ 83話より

 

信念と責任を持たなければならない、という昔の父親の言葉や、背負う覚悟はあるよ、という昔の自分の言葉を思い出しながら、チヒロは淵天の本領について柴と問いかけます。

© 外薗健 カグラバチ 83話より

淵天の本領は他の妖刀を破壊できる?

場面は再び現在に戻り、手元の金魚をチヒロが掴んだ瞬間、屋根の上に刺さっていたはずの淵天がチヒロの手元に移動してきます。淵天を握りながらチヒロは、この淵天を以って…俺が真打を折る、と座村に宣言します。

© 外薗健 カグラバチ 83話より

まとめ

先週、6月16日発売の週刊少年ジャンプ 2025年29号では、作者 外薗健先生急病で休載だったので2週間ぶりのカグラバチです。

第83話では、チヒロが真打を破壊し、命滅契約の効果を解消できれば誰も犠牲にならないと座村に言いますが、妖刀を破壊する試みは戦後に国重が既に試していたそうです。しかし、国重は真打に限らずどの妖刀もあらゆる手を使っても破壊できなかったそうです。ただ、淵天だけは他の6本の妖刀とは違い国重とチヒロの共同制作の刀で、刳雲を破壊できたように、淵天の本領を引き出せば他の妖刀を破壊できる?ようです。座村が刀を交わした時にビリビリと手が痺れていましたが、座村はその時に飛宗を折られるかも?と焦ったのかもしれません…。ただ、剣聖や座村にはまだ遠いとチヒロが言っているように、今の時点では真打を破壊するのは厳しいのかもしれません。本当に真打を破壊できるか?まだ確定ではありませんが、真打を破壊できる可能性を示されて、座村は自分の考えを変えるでしょうか?

それにしても最後のシーンですが、鴉の能力で座村が刀だけ入れ替える技を見た直後、すぐに猩で座村の鴉の能力を吸収、手放してしまった淵天を金魚と入れ替えて手元に戻す、という器用な事をチヒロはやってのけたのでしょうか?だとするとチヒロは相当器用だし、見た直後に相手の技を真似するとはかなり成長しましたね。

 

次回は、6月30日(月曜)発売予定の週刊少年ジャンプ 2025年31号に掲載予定です。

 

第8巻は2025年7月4日(金曜)に発売予定です。コミックの予約はこちらからどうぞ。


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