週刊少年ジャンプで連載中のカグラバチ 第88話のネタバレ、感想です。
前回の記事はこちらです。神奈備本部の第一層に侵入した毘灼の5人は、第一層を通らず下層へ侵入しようとします。

白廻逸夫の孫・白廻斬も参戦
各上層部隊で毘灼を包囲
亥猿に攻撃された裏切り者の妖術師は、亥猿の妖術によって捕らわれました。毘灼が第五層の西側に転送した事を知った亥猿は、暴れてもいい曲者処刑場で毘灼を殺せなかった事を悔やみつつ、各上層部隊に毘灼を包囲するよう結界を張っている妖術師に指示します。
© 外薗健 カグラバチ 88話より
内通者の特定が終わっていないと結界を張っている妖術師が亥猿に異議を唱えますが、ちんたらしている暇はねえよ、命令を出してその動向を見る、と答えます。亥猿は、建物はある程度…壊れていい、とにかく“毘灼(しんにゅうしゃ)は皆殺し”だ、と指示を出します。一方、第五層に侵入した幽は漆羽を見て、生きているはずはないんだがな、と驚きますが、座村の仕業と何となく察します。漆羽はハクリに戦えるかと聞き、ハクリは元気よくハイと答えますが、実際はビミョーのようで、威葬はインターバルがあり休息が必要なようですが、転送は使えるようです。今まで蔵に登録したものはリセットになったようですが、漆羽は、簡潔で素晴らしい!と、ハクリを褒めます。前に毘灼の五名、後ろに裏切り者の二名がいて、漆羽はハクリを一人にできないと防戦でかかって来る敵を蹂躙しようとします。
© 外薗健 カグラバチ 88話より
しかし次の瞬間、第五層の天井から刃が出て裏切り者の一名を切り刻みます。その刃はそのまま第五層の天井に穴を開けて、一人の女性がかなり長い刀を持って降りてきます。その女性は亥猿が言っていた上層部隊の隊員のようですが、漆羽はその女性を見て、斬チャン!!と、叫びます。
© 外薗健 カグラバチ 88話より
白廻逸夫の孫・白廻斬(しらかいキリ)
斬チャンと呼ばれた女性も漆羽を見て、えっ うるはだ!!死んだって聞いたんだけど!と驚きます。漆羽が、この通り生きてる、と言うと、えーびっくり、うれし~、と軽い感じで答え、その軽いノリにハクリは内心驚きます。誰!?と驚くハクリに、漆羽は彼女を紹介してくれます。この女性は亥猿隊の白廻斬(しらかいキリ)で、白禊流の開祖で漆羽達の師匠である白廻逸夫先生のお孫様だそうです。
© 外薗健 カグラバチ 88話より
お世話をさせて頂いていた座村と漆羽
漆羽は白廻逸夫に4度、半殺しにされているぐらいとんでもない人で、白廻逸夫から孫の世話を頼まれていたそうです。しかし、単純に孫の世話を頼まれていたようではないようで、白廻逸夫から、泣かせたら殺す、と言われていて、実際に座村や漆羽はかなり白廻斬のお世話に気を遣っていたようです。斬が泣きそうになると、座村や漆羽は飲み物を持って来たり色々な物を買ってあげたりと、斬のご機嫌を取っていたようで、いまだに漆羽は、その節はありがとうございました、とお礼を言う側のようです。白廻逸夫は現在失踪中でいなくなる前に、人と斬り合うのは飽きたな…熊…でっかい熊いくか……、と言っていたそうです。漆羽は多分どっかの山に消えたと思っているようですが、斬の所には白廻逸夫からメールが来るそうです。
© 外薗健 カグラバチ 88話より
白廻逸夫からは、元気してるカナ?と、メールが来ていて、斬も、元気だよ~おじいちゃんも長生きしてね、と普通にいいお孫さんのようにメールを返信していますが、実は白廻逸夫は剣に関しては超男尊女卑のクソジジィだそうで、斬はいつか自分がぶっ殺すまで元気でいてもらわないと困ると考えていて、あえて良い孫を演じてそんなメールを送っているようです。漆羽の紹介で斬がハクリに、おっけい よろしく はくりん、と早速ハクリをあだ名で呼びながら軽い挨拶をかわしていると、毘灼の若い男(幽から毘灼で一番強いと言われていた男)がいきなり素手で漆羽に襲い掛かります。
© 外薗健 カグラバチ 88話より
しかし、漆羽は毘灼の若い男に蹴りを入れ、毘灼の若い男は吹っ飛ばされ壁が破壊され、壁の向こうまで蹴り飛ばされます。
© 外薗健 カグラバチ 88話より
ハクリの妖術は紅演
ハクリは漆羽の蹴りにこんな膂力(パワー)が…!?と驚きますが、これは漆羽の妖術・紅演によるもののようです。この妖術の特徴なのか、漆羽の目の周りの模様が広がっていきます。もろ入ったよ、と口元を隠した毘灼の男は焦りますが、焦るからだ、ま…大丈夫だろ、と毘灼の独特の髪型の男は冷静に言うと両手を構えます。
© 外薗健 カグラバチ 88話より
毘灼は妖術・魔咬で対抗
そして独特の髪型の男が魔咬という妖術を使用すると、口の大きな化け物が出現します。しかし、漆羽は冷静で斬の影響なのかハクリをはくりん呼びしつつ、ハクリを斬に任せると自分は居合白禊流の構えをとります。さらに漆羽はまた妖術・紅演を使ってようで、またも目の周りの模様が広がり、さて…攻戦だ、と言うと魔咬で生み出された化け物に斬りかかります。
© 外薗健 カグラバチ 88話より
漆羽は化け物を一刀両断すると、そのまま幽に斬りかかります。幽は別の毘灼が差し出した本に手をかざすと刀が現れ、幽はその刀を取って居合白禊流で斬りかかってくる漆羽を止めます。妖術・紅演は能力の一点を強化する妖術のようで、今回の居合には先ほど化け物を一刀両断したような破壊力はないようです。漆羽は、自ら出張って来るなんて感心だが、契約者殺しの手札が底をつきたか?と、幽に問いかけます。
© 外薗健 カグラバチ 88話より
各上層部隊の援軍も続々と集結中
幽は漆羽の問いに正直に答え、……おまけに時間もないんで邪魔しないでもらえると助かるよ、と答えますが、そんな会話している間にも続々と神奈備の各上層部隊が第五層に集まってきます。漆羽は、お前らは“巣”に入ったんだ、邪魔者は俺以外にも山ほどいるぞ、と幽に言いますが、幽は焦る素振りも見せず、そうだな、神奈備本部にはいろんな奴がいる、と答えます。
© 外薗健 カグラバチ 88話より
俺たちは“束の間の混沌”に一役買わせてもらう、と意味ありげに言うと、剣聖の顔のアップが挿入され、漆羽は、お前…、と何かを言いかけます。
© 外薗健 カグラバチ 88話より
斬、ハクリと対峙している他の毘灼ですが、独特の髪型の男がまたも魔咬を使用して化け物を複数呼び出し、戦いは混戦状態になってきます。幽は、手札ならあるさ、“死闘”だ、と意味ありげに漆羽に言います。
© 外薗健 カグラバチ 88話より
一方、斬はハクリに、下がってて、と言うと、居合白禊流のような構えをとります。
© 外薗健 カグラバチ 88話より
まとめ
第88話では、座村と漆羽の居合白禊流の師匠・白廻逸夫の孫の白廻斬が登場します。斬はかなり軽いノリ性格で、毘灼の五人と裏切り者の二人が前後にいる状況で、漆羽と普通に会話し、ハクリをはくりんとあだ名で呼びつつ呑気に挨拶までします。座村と漆羽は斬が幼い頃、よくお世話をしていたようですが、白廻逸夫に泣かせたら殺すと脅されていたようで、実際に漆羽は4度半殺しにされています。座村と漆羽にとって白廻逸夫はかなり恐ろしい師匠だったようです。また最後のコマで斬は居合白禊流のような構えをしていましたが、斬も居合白禊流を使えるのでしょうか?白廻逸夫の孫なので使えてもおかしくなさそうですが、斬が持っているのはかなり長い刀ですが居合で使いこなせるのでしょうか?
そして、漆羽の妖術・紅演が能力の一点を強化する妖術だと判明します。強化すれば毘灼の若い男ですら、蹴りで吹っ飛ばせるのでかなり能力を強力に強化する妖術のようです。
斬が参戦し、各上層部隊の援軍も続々と第五層に集結しつつあるようですが、幽が言っていた「神奈備本部にはいろんな奴がいる」というセリフが気になります。何か幽には思惑があるようですが、それが何なのか来週の展開にも注目です。
次回は、8月4日(月曜)発売予定の週刊少年ジャンプ 2025年36・37合併号に掲載予定です。次号はセンターカラーだそうで、カラー絵にも注目です。
第9巻は2025年10月3日(金曜)に発売予定です。
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