ジャンプSQ 2023年2月号に掲載されているワールドトリガー 229話のネタバレ、感想です。
前回の記事はこちらです。水上は戦闘シミュを1人でやっていた事を、メンバーに明かします。
三雲のアイデアを若村隊と共有
『映像問題』を何度も見るアイデア
三雲が共通課題で思いついた事とは、共通課題の終わりの方にある『映像問題』についてです。この『映像問題』にカメラを使うアイデアを三雲は話そうとしますが、話の途中で宇井が、それはムリなんだよねぇ、と言います。
© 葦原大介 ワールドトリガー 229話より
宇井もカメラで撮影しようとしたようですが、『映像問題』の動画はカメラに写らないようになっているようで、宇井は撮影できませんでした。さすがにそんな抜け穴のこすほど上層部はまぬけじゃない、と香取も言いますが、カメラで撮るのは動画のあとの『質問文』だと三雲は言います。三雲は既に『映像問題①』の質問文をカメラで撮れる事は確認済みで、この質問文は全部で20個あるので4個ずつ5人で分配して、そのうえで三雲以外の4人のパソコンで『映像問題①』の動画を1回ずつ見よう、と提案します。
© 葦原大介 ワールドトリガー 229話より
そうすれば、『映像問題』の動画を4回見れて、それぞれが4個の解答を作れば、かなり正確な20個の解答が作れます。三雲は、この『映像問題』は普通にやれば10点取れればいい方だと考えているので、正確な解答で20点取れれば、他のチームより1問につき10点くらいは稼げると考えます。それが1人4問ずつあるので、5人分なのでざっと200点他のチームより稼げる計算です。しかし、三雲はルール的にアウトかセーフか迷っているようです。『映像問題』の動画を4人のパソコンで4回、繰り返し見るのは確かに、特殊な方法です。
© 葦原大介 ワールドトリガー 229話より
諏訪は三雲の案を採用
三雲はどちらかと言えばこの方法は有りだと思っているようで、その根拠としては『映像問題』シリーズのタイトルの横に記憶力・注意力の他に『発想力』と書かれているのが理由のようです。普通に解く分にはこの課題に『発想力』は必要ないはずで、上層部はこの問題に正攻法以外の解き方も想定しているんじゃないかと思う、というのが三雲の考えです。隊長の諏訪はこの三雲の案を採用し、責任は俺が持つ、戦闘シミュの前に片付けんぞ、と皆に指示を出します。
© 葦原大介 ワールドトリガー 229話より
若村隊とアイデアを共有
すると、香取はこのアイデアを若村11番隊にも教えてやったらいいんじゃない?と、皆に言います。若村隊が最下位なのは隊長の若村がヘボいからだと思うけど、そのせいで他のチームメイトが割を食うのはちょっとかわいそうかなって……、と香取は若村隊に教える理由を話しますが、その様子を見て諏訪や宇井や隠岐は香取の本心を察します。
© 葦原大介 ワールドトリガー 229話より
諏訪や宇井や隠岐は、香取が元気のなかった理由が香取隊の仲間の成績を気にしていたから、という事に気付き、諏訪は若村にも教えるように三雲に言います。三雲もヒュースのいる隊の順位が上がる可能性が増えるので、ありがたく若村に連絡します。
© 葦原大介 ワールドトリガー 229話より
三雲からアイデアが送られてきて、若村隊のメンバーは全員でそのアイデアを確認します。三雲のアイデアに半崎はよくこんなややこしいこと思いつくな、と感心しますが、ヒュースは、日ごろのオレから学んだようだな、と当然のような態度を取ります。若村はこのアイデアを採用することを即断し、笹森に質問文をカメラで撮るように指示すると、10時から全員で映像問題に取り掛かろう、と皆に言います。
© 葦原大介 ワールドトリガー 229話より
香取の「万能適正」スキル
さらに、古寺6番隊の三浦から香取の「万能適正」スキルについてアドバイスの連絡が入ってきます。香取は今シーズン、特に対戦相手の戦法を自己流にアレンジして使う場面があったので、上層部が香取のユニットに「対戦した相手の適正スキルを覚える」という設定をしている可能性はある、という連絡が宇井のデバイスに入ってきました。そこで「万能適正」のスキルリストを確認すると、いっぱいスキルが増えていました。
© 葦原大介 ワールドトリガー 229話より
香取は、あんまパッとしない効果ばっかだけど……、とつぶやきあまり嬉しそうではありませんが、三雲は戦術の幅がさらに広がる、と高評価です。三雲はちょっと早めに課題を切り上げて、戦闘シミュの準備時間を増やし、香取のスキルリストを有効活用しようとします。
© 葦原大介 ワールドトリガー 229話より
古寺6番隊の三浦は、香取の使えるスキルが増えたという連絡を貰い、全員にもその事を伝えます。どうやら、単純に香取をフォローするだけでなく、諏訪7番隊に上位のチームを止めて欲しい、という狙いもあったようです。ここで、話しておかなきゃいけないことがあるんだけど……、と六田は言いにくそうに話を切り出します。
© 葦原大介 ワールドトリガー 229話より
六田は並行処理が苦手
六田は『並行処理』ができないようで、同時にいろいろ考えるのが苦手なようです。今日の戦闘シミュではユニットの数がもっと増えたので、もっと皆に迷惑かけるかも、というのを六田は心配して、全員に事前に話をしたようです。しかし、六田は並行処理苦手だから、フォローしてあげて欲しい、というメールが昨日漆間から古寺に来ていたようで、木虎が昨日、既にこの対策を考えていました。
© 葦原大介 ワールドトリガー 229話より
六田にはタグ付けに専念してもらい、タグに名前を記入するのは、直接六田に口頭で一斉に報告するのではなく、毎ターン各自メモを取り、六田にはそのメモを見ながら打ち込んでもらう、というか形を木虎は六田に提案します。
© 葦原大介 ワールドトリガー 229話より
六田は、それならわたしでもできそう……!と、言いそのタグ付けは、メモを取って六田に伝える形に決定します。そして、タグ付けが全部終わったら、できる範囲で情報支援を六田は行うことになります。しかし奥寺は漆間が六田のために気配りをしたと知り、防衛任務のターゲット横取りをしていくイメージしかなかったから、意外だと驚きます。
© 葦原大介 ワールドトリガー 229話より
戦闘シミュ③が開始
それを聞き、六田はたいへんご迷惑を……、と謝り、漆間がそんな事をするのは、多分わたしのせいだから……、と話し始めます。しかし、木虎がその話はまた後にしましょう、と言い課題に集中することになります。漆間には、こちらから改めて俺を言っておく、という事で話は終わり、古寺隊は課題に取り掛かります。そして、各チームは重い重い対策を練り、戦闘シミュレーション演習③が15時となり、開始となります。
© 葦原大介 ワールドトリガー 229話より
まとめ
前回、三雲が共通課題で思いついた事があると言っていましたが、『映像問題』の『質問文』を事前にカメラで撮っておいて、動画をメンバーのパソコンで4回見て、正確な解答を作るというものでした。しかし繰り返し『映像問題』の動画をメンバーで見るのは、ルール的に有りか無しか、三雲は迷っていたようですが、最終的に諏訪が三雲の案を採用し『映像問題』を皆で解いていきます。さらに香取の提案でこのアイデアを若村11番隊にも共有し、若村の手助けをしました。他にも他チームでも、フォローし合っているようでその場面が描かれていました。そして、いよいよ戦闘シミュ③が開始されます。
次回、戦闘シミュ③が始まり、諏訪7番隊はまずは柿崎3番隊と対戦します。
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