ワールドトリガー26巻には、第224話から第231話まで掲載されています。
前巻、25巻のあらすじ、ネタバレはこちらの記事です。
目次
26巻の収録内容
26巻の表紙は遠征選抜試験として編成された臨時部隊、北添4番隊です。
© 葦原大介 ワールドトリガー 26巻より
第224話 遠征選抜試験㉒
戦闘シミュ2日目となり、操作するユニットが増加した事で各チームは対応に時間を取られます。一人で戦闘シミュをやっている水上9番隊は、戦闘シミュ3日目をどう対処するかで悩んでいました。北添4番隊は、菊地原が操作するユニットが増加することを予想していたようで、すぐに対応方針を決定します。村上10番隊は特別課題を担当する蔵内のユニットを、戦闘シミュ1日目は熊谷が担当していましたが、2日目は皆で分けて使う事にします。
© 葦原大介 ワールドトリガー 26巻より
第225話 香取隊②
戦闘シミュ2日目の諏訪7番隊は、増加したユニットの操作に苦戦するも、何とか戦闘シミュ1日目と同じ順位を確保します。しかし、戦闘シミュ2日目の暫定順位が発表された直後、香取が突然、やる気を失ってしまい以降は会話を拒否してしまいます。晩メシ当番も拒否し、他の人が作ってくれた晩メシにも手を付けようとしません。
© 葦原大介 ワールドトリガー 26巻より
一方、若村11番隊の臨時隊長・若村は、総合順位が2日目に続き3日目も最下位という事に頭を悩ませていました。周りが気を遣っているのか順位の話をしてこないことも若村は気にしていて、もうなりふり構わず成績を上げようと決心します。そして若村は晩メシ時に、初日では不採用としたヒュースの手分けして答えを見せ合う作戦を、やっぱりやろうと提案します。
© 葦原大介 ワールドトリガー 26巻より
第226話 遠征選抜試験㉓
烏丸とのデート交換条件に香取のやる気を復活させますが、香取はどうすれば烏丸とデートが出来るか、ハッキリさせようとします。結局、『三雲が遠征選抜に合格したら』という事で三雲と香取は契約し(烏丸に承諾を得ずに)、諏訪7番隊は戦闘シミュ3日目の対策を始めます。一方、来馬5番隊は弓場と小荒井が頑張ったおかげで、戦闘シミュ2日目のみの順位で3位、暫定順位でも総合5位と上位にいて、さらに上位チームの二宮隊を抑える方法を考えていました。
© 葦原大介 ワールドトリガー 26巻より
第227話 遠征選抜試験㉔
三雲は戦闘シミュ3日目への対策を立てる為に、他のチームと情報を共有したいと言い、諏訪7番隊と古寺6番隊は情報共有を中心に連携することになります。三雲は古寺に、戦闘シミュの各試合の『最初の戦闘』がどういう感じだったかを訊こうとします。そして、『最初の戦闘』について知りたい理由について、『最初の戦闘』でほとんど勝敗が決まってるんじゃないかと思っている、と三雲は自分の考えを古寺6番隊に話します。
© 葦原大介 ワールドトリガー 26巻より
第228話 遠征選抜試験㉕
戦闘シミュ3日目で操作するユニットが更に増加し、1人では手が足りなくなった水上は、戦闘シミュをコッソリやっていた事、今日は皆でやろうと思っている事、を正直に話します。王子隊でなれている樫尾と、なんとなく分かっていた荒船はすぐに戦闘シミュの準備に取り掛かろうとしますが、納得のいかない照屋は、当たり前じゃないですが、ちゃんと説明してください、と机を叩いて怒りながら水上に説明を求めます。
© 葦原大介 ワールドトリガー 26巻より
第229話 遠征選抜試験㉖
三雲は共通課題でも裏技を一つ思いつきます。まずは、デバイスのカメラを使って『映像問題』の動画のあとに出てくる『質問文』を撮ります。この質問文は全部で20個あるので4個ずつ5人で分配して、そのうえで三雲以外の4人のパソコンで『映像問題』の動画を1回ずつ見ていけば、かなり正確な20個の解答が作れる、という裏技です。これなら他のチームより得点をかなり稼げるのですが、ルール的にアウトかセーフか三雲は迷っていました。
© 葦原大介 ワールドトリガー 26巻より
第230話 遠征選抜試験㉗
戦闘シミュ3日目、三雲たち諏訪7番隊は予定通、ユニットを混ぜた3つの『分隊』で挑みます。スナイパーの隠岐のユニットは、基本的に隠岐が担当します。そして、古寺隊からもらった情報を元に、三雲のユニットは全てレイガストを両手に装備し防御力をアップしています。第1試合の相手は初日、2日目ともに負けている柿崎3番隊です。最終的に柿崎3番隊相手に4体差のリードを得ますが、5体差をつけられる引き分けに終わります。
© 葦原大介 ワールドトリガー 26巻より
第231話 遠征選抜試験㉘
第3試合の村上10番隊には、3つの『分隊』にしたおかげで連携の効率が上がり、作戦通りに試合が進み9体差で完勝します。第4試合の古寺6番隊にも連携合戦でリードを取れて、5・6ターン目はワイヤー陣で相手の反撃を捌き、最終的に6体差で勝利します。諏訪7番隊は3つの分隊で挑む作戦が上手くはまり、調子がどんどん上向いていきます。
© 葦原大介 ワールドトリガー 26巻より
おまけ 作者によるチーム能力解説 諏訪7番隊編
おまけは本体・表紙の作者・葦原先生による、チーム別能力値の解説です。これは諏訪7番隊です。諏訪隊長は顔に似合わずバランス重視との事。アイデアが『S』なのでは、やはり裏技連発メガネ・オッサムのおかげです。香取が、人参で走るエース、と葦原先生に評されていますが、26巻を見れば納得です。
© 葦原大介 ワールドトリガー 26巻より
おまけ 作者によるチーム能力解説 水上9番隊編
作者・葦原先生によるチーム別能力の解説、水上9番隊編です。水上自身、このチームの強みは頭の良さ、と言っていた通り、かしこさが『S』です。何気にごはんが『S』なのは、今オペの料理のおかげですね。25巻のおまけ、ボダメシにあった和風おろしハンバーグは確かにおいしそうでした。そして、水上のウソがばれて「火」属性の女・てるやが26巻では大暴れすると予想していましたが、葦原先生が描いている通り、何故か雰囲気が良くなりました。性格が良すぎる若手2人のおかげのようです。
© 葦原大介 ワールドトリガー 26巻より
まとめ
26巻では、主に戦闘シミュ2日目、3日目が描かれています。水上1人で戦闘シミュを行い、他の隊員は課題に専念することで水上9番隊は総合順位で1位を独走します。また、二宮8番隊も高いトリオン能力を生かして、戦闘シミュでは負けなしで上位をキープします。戦闘シミュ3日目では、この二宮隊と水上隊を何とか止めようと、包囲網が広まって密かにチーム間で連携が発生します。諏訪7番隊も、古寺6番隊と歌川1番隊と連携して情報を共有し、戦闘シミュを有利進めようとします。
こうして諏訪7番隊は、色々な対応を考えて戦闘シミュ3日目に挑み、連勝を重ねて調子が上向いていきます。一方、戦闘シミュでは圧倒していた二宮8番隊ですが、何故か3日目では苦戦しています。どうやら雨取に原因があるようですが、何があったのでしょうか?
次巻、27巻のあらすじ、ネタバレはこちらの記事です。
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