週刊少年ジャンプで2020年24号まで連載していた鬼滅の刃の、23巻 幾星霜を煌めく命の感想、ネタバレです。いよいよ最終巻です。
23巻は、第197話から第205話までが掲載されています。
前巻、22巻のあらすじ、ネタバレはこちらの記事です。
目次
23巻(最終巻)
© 吾峠呼世晴 鬼滅の刃 23巻より
第197話 執念
珠代の人間返り、老化促進、分裂阻害、そして細胞破壊の四種の薬が効き、無惨の動きが止まります。炭治郎は、夜明けまであと少し、と勝利を確信しますが、次の瞬間、無惨は身体に巨大な口を開くと伊那ざまのような衝撃波を放ちます。衝撃波をくらった炭治郎は、痙攣が止まらず呼吸が出来ず、離れた場所にいる産屋敷輝利哉達にも攻撃が飛んできます。
© 吾峠呼世晴 鬼滅の刃 23巻より
第198話 気付けば
炭治郎が衝撃波で身体が動かせない間、伊之助と善逸は満身創痍の状態ですが、必死で無惨を夜明けまで足止めしようとします。炭治郎も日輪刀を自分に刺すことで、衝撃波の影響を消し去り無惨の足止めに再度参加します。さらに、まだ動ける柱達も無惨の足止めに参加し一丸となって無惨を攻撃します。
© 吾峠呼世晴 鬼滅の刃 23巻より
第199話 千年の夜明け
ついに夜明けを迎え太陽の光が差すと、無惨は再び衝撃波を放ちます。近くの鬼殺隊の隊員たちは吹き飛ばされ、炭次郎も片腕を失いますがそれでも日輪刀を無惨に突き刺したまま離さず無惨をその場に足止めし続けます。義勇も力を貸し二人で力を合わせて無惨を足止めすると、無惨は太陽光に灼かれ始めます。
© 吾峠呼世晴 鬼滅の刃 23巻より
第200話 勝利の代償
ついに無惨は太陽光に灼かれ消滅します。鬼殺隊の隊員たちは歓喜に沸きますが、多くの柱達は無惨との戦いで致命傷を負い、命を落としてしまいます。義勇は重傷を負いながらも無事で、炭治郎の身を案じますが炭治郎は息をしておらず、義勇はまたも守れなかったとその場にうずくまり涙を流します。
© 吾峠呼世晴 鬼滅の刃 23巻より
第201話 鬼の王
無惨は太陽光に灼かれ死ぬ寸前、産屋敷耀哉の思いこそが永遠であり不滅、という言葉を思い出します。そして自分の肉体は陽の光によって滅びるだろうが、自分の想いは炭次郎に全て託すことにする、血も力も全て注ぎ込み、もしも即死を免れ生きることができたなら、陽の光をも克服し、最強の鬼の王となるだろう、とつぶやきます。
© 吾峠呼世晴 鬼滅の刃 23巻より
第202話 帰ろう
鬼になった炭治郎は太陽光を克服し、周りの人間に無差別に襲い掛かります。そこに禰豆子が駆けつけて身を挺して炭治郎を止めようとします。しかし、炭治郎は禰豆子の言葉にも耳を傾けず衝撃波を放ち伊之助や義勇を吹き飛ばすと、背中から肉塊のような管を何本も出して、さらに善逸達を攻撃します。
© 吾峠呼世晴 鬼滅の刃 23巻より
周りの人間に襲い掛かる炭次郎ですが、禰豆子には襲い掛からず義勇は炭次郎も必死で自我を取り戻そうと抗っていると推測します。そこに、しのぶから託された「鬼を人間に戻す薬」を持ったカナヲがフラフラになりながらも現れ、炭治郎に「鬼を人間に戻す薬」を使おうとします。
© 吾峠呼世晴 鬼滅の刃 23巻より
第203話 数多の呼び水
鬼になった炭治郎は、無惨の細胞に取り込まれながら必死で抗っていました。炭治郎は妹家に帰りたい、と願いますが、家族は皆死んだ、死骸が埋まっているだけの家に帰ってどうなる、と無惨は炭治郎を揺さぶります。さらに、禰豆子は死んだ、お前が殺した、と無惨は炭治郎に嘘を言って諦めさせようとしますが、炭治郎が戻ろうとするのを鬼に殺された人達が後押しします。
© 吾峠呼世晴 鬼滅の刃 23巻より
第204話 鬼のいない世界
無惨との最終決戦から三か月後の蝶屋敷では、すっかり傷が癒えた炭治郎が禰豆子と会話をしていました。炭治郎の左腕は元々無くしているものだからなのか、お爺ちゃんのみたいにしわしわになっていて、手を握ることも出来ないようです。右目も一度無くしているので、形が整っているだけで機能していないようです。愈史郎は最終決戦の後、猫の茶々丸と姿を消してしまいます。
© 吾峠呼世晴 鬼滅の刃 23巻より
第205話 幾星霜を煌めく命
時代は大正時代から現代に移り、炭治郎の子孫のカナタが学校に行くの準備をしています。炭彦はカナタが何度起こしても全然起きません。炭彦は寝るのが好きで、最近はおばあちゃんの夢をよく見ます。おばあちゃんは幼稚園の頃、ずっと昔にいた鬼の話をよくしていて、曾々おじいちゃん、曾々おばあちゃんがみんなで頑張って鬼を倒したと教えてくれました。
© 吾峠呼世晴 鬼滅の刃 23巻より
禰豆子の子孫、善照が学校に行く前に、ひいおじいちゃんの小説を読んでいると、姉の燈子が善照の背中に蹴りを入れて、テスト前なのに小説を読んでいて信じられないと、善照を怒鳴ります。
© 吾峠呼世晴 鬼滅の刃 23巻より
おまけ 炭治郎や禰豆子たちの子孫の説明
炭治郎や禰豆子たちの子孫の人物達の説明文が、コミック23巻で追加されてします。カナタと炭彦は炭治郎とカナヲの子孫で、燈子と善照が禰豆子と善逸の子孫です。他にも、伊之助とアオイの曽孫や義勇の子孫、煉獄千寿郎の子孫などの説明文もあります。
最終話(第205話)で炭彦は桃寿郎と笑顔で危険な登校していましたが、説明文にもあるようにあの後、警察と両親に4時間叱られたそうです。帰り道、公園で泣いています。桃寿郎はものすごいポジティブと説明文にあるので泣かなかったのでしょう、たぶん。
© 吾峠呼世晴 鬼滅の刃 23巻より
おまけ 炭治郎達のその後
炭治郎達が家に帰った後、その後の様子がコミック23巻で描かれています。炭治郎、禰豆子、善逸、伊之助たちが鬼のいない平和な生活を楽しんでいます。
© 吾峠呼世晴 鬼滅の刃 23巻より
おまけ 伊之助にお墓だと教えてあげる禰豆子
第204話で炭治郎、禰豆子、善逸、伊之助がお墓参りをしていますが、伊之助は四角いお墓を見るのは初めてです。禰豆子が四角いお墓の事や、お花の供え方を教えてあげています。
炭治郎は三日かけて全てのお墓参りを強行したようです。全てのお墓にお花を供えて行ったのでしょう。
善逸は怪我の後遺症で足が痛いと泣いたようですが、禰豆子以外には甘える気はないようです。
© 吾峠呼世晴 鬼滅の刃 23巻より
まとめ
この巻で無惨との最終決戦も決着がつき、鬼滅の刃もとうとう完結です。無惨は最後までしぶとく生き残ろうとし、炭治郎に自分の意志を託してまで何らかの形で生き残ろうとしました。しかし、最後は鬼殺隊 全員の力で無惨を消滅させました。そして、最終決戦のその後の話と、炭治郎達の子孫の話も少し描かれています。
劇場版「鬼滅の刃」無限列車編は既に観ていますが、とても感動しました。原作の鬼滅の刃はこれで完結ですが今後、無限列車編の続きがTVアニメか映画で描かれていくのでしょう。実写編の噂も聞かれて、原作はこれで完結ですが鬼滅の刃という作品は今後もまだまだ話題になりそうです。
炭治郎達のその後が描かれた特別描き下ろし漫画などが収録されている、公式ファンブック 鬼殺隊見聞録・弐の感想、ネタバレです。
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