ハルタで連載中のダンジョン飯の10巻が発売されました。
今回は第63話から第69話まで掲載されています。また、おまけ モンスターよもやま話も収録されています。
前巻、9巻のあらすじ、ネタバレはこちらの記事です。
目次
10巻
10巻の表紙は狂乱の魔術師 シスルです。
© 九井諒子 ダンジョン飯 10巻より
第63話 コンフィ
狂乱の魔術師の家にたどりついたライオス達ですが、マルシルとチルチャックは、何があるか分からない、魔術師と鉢合わせは御免被る、と様子見した方がいいと言います。翼獅子は、家の中に入れと言ってきますが、安全かどうかははっきりせず、翼獅子とは上手く意思疎通が出来ません。
© 九井諒子 ダンジョン飯 10巻より
外にいる鳥の魔物をあっさりとチルチャックが倒し、魔術師の家の中に入ると家の中の鏡の一部が全て割られています。さらに先の部屋にライオスが進むと、今度はテーブルの周りに眠ったように座る人達や、人形がいる部屋にたどり着きます。さらによく見ると眠ったように座る人達の中にはヤアドもいて、マルシルからひょっとしたら魂を抜かれてるかも、と言われます。
© 九井諒子 ダンジョン飯 10巻より
第64話 ウサギ-1-
狂乱の魔術師の家でマルシルが本を見つけますが、マルシルはこの本に翼獅子を封印していると推測します。しかし、ライオスがいくら力を込めて本は開かず、マルシルが封印を解除しようとします。マルシルの杖、アンブロシアで本を覆う分厚い魔力の封を吸い上げ、薄くなったところを一気にこじ開け、本の封印の解除に成功します。しかし、本から出てきた翼獅子は頭だけで、封印が解かれたのは半分だけでした。
© 九井諒子 ダンジョン飯 10巻より
第65話 ウサギ-2-
狂乱の魔術師の家に向かっているファリンを料理で罠にはめようと、まずは料理のための食材を集めます。近くに兎がいるので捕まえて食材にしようとしますが、その兎は迷宮の兎でライオスは一撃で殺されてしまいます。さらに兎は1匹だけなく何匹もいて、次々と襲い掛かりセンシとチルチャックも殺されてしまいます。
© 九井諒子 ダンジョン飯 10巻より
ライオス、センシ、チルチャックが殺され、イヅツミとははぐれたマルシルは、一人で迷宮の兎に立ち向かい事になります。しかし、マルシルが戦っても大怪我をしてしまうのでしかたなく、マルシルは魔術でチルチャックの身体を動かすことにします。死体を魔術で動かすネクロマンシーは犯罪と分かっていますが、今は仕方ないとマルシルは自分に言い聞かせ、チルチャックを迷宮の兎に突っ込ませます。
© 九井諒子 ダンジョン飯 10巻より
第66話 カレー-1-
ライオス達はなんとか、迷宮の兎を食材として確保しますが、迷宮の入り口ではタンス達と上陸したエルフの軍隊とが言い争いをしていました。さらに第6階層のカブルーとカナリア隊は迷宮を偵察しますが、ライオス達を見つけられないでいました。ミスルンは近くに悪魔の気配を感じ、部下に命じて道を作らせてさらに迷宮の奥に進もうとします。しかしその様子を、狂乱の魔術師が操る魔物が監視していました。
© 九井諒子 ダンジョン飯 10巻より
第67話 カレー-2-
狂乱の魔術師の家に戻ったシスルは、キメラになったファリンに家の前で待機するように命じます。しかし、暇になったのかファリンは窓の前をウロウロしたり、花の蜜を舐めたりして過ごします。そんなことをしているうちに、ファリンはライオス達が仕掛けた首刈りうさぎカレーの匂いに気付き、首刈りうさぎカレーの前までたどり着きます。首刈りうさぎカレーの匂いに我慢できなくなり、家の前で待機する命令を忘れファリンはカレーを食べてしまいます。
© 九井諒子 ダンジョン飯 10巻より
第68話 シスル-1-
ファリンが外で待っている間、シスルは自分の家の中に入り翼獅子の半身を捜そうとします。しかし、本棚は勝手に整理されていて、食器も勝手に片付けられていて、フェニックスの羽根で作られた掃除道具まであります。さらにベッドの下に隠していたポエムつきの日記を勝手に出されているのを見て、勝手に片付けるなーッ!!全部理由があってそこに置いてあるんだよーッ!!と、部屋を汚しがちな人にありがちな理由を叫びながらブチ切れます。
© 九井諒子 ダンジョン飯 10巻より
第69話 シスル-2-
67話でファリンを殺してしまったライオスは迷宮の主になることを決意し、皆に今後の作戦を説明します。迷宮の主になれば迷宮を自在に操れて、ダンジョンの深層部分に当たる現在地を地上付近にまで移動し、ファリンの巨体を移動することも簡単です。しかし家の中に踏み込むと、翼獅子を封印した本を持つシスルが待ち構えていました。魔物達を殺し料理して食い、家の中を荒らした事に激怒し、シスルはライオス達を殺そうとします。
© 九井諒子 ダンジョン飯 10巻より
おまけ モンスターよもやま話-10-
コミックのおまけ、モンスターよもやま話の10です。今回は、
・キメラ
のよもやま話が収録されています。今回はキメラのみです。
人と魔物のキメラが現れたらその迷宮はヤバい、という質問にミスルンが答えています。迷宮の主は最初は高い志や、希望を持って迷宮を設計します。しかし、次第に追い詰められてなりふり構わくなってきて、キメラに手を出すようです。
© 九井諒子 ダンジョン飯 10巻より
ライオスとしてはキメラはあまり作りたくないようで、理由はキメラの体の構造は無駄が多いそうです。キメラファリンの体はもっと改善できると、ライオスはどんどん頭の中でキメラファリンを改造していきますが…。
© 九井諒子 ダンジョン飯 10巻より
まとめ
10巻ではライオス達は料理を作ってファリンをおびき寄せようとしますが、その食材の兎が思わぬ強敵で苦戦します。マルシル以外が戦闘不能となり、ほぼ全滅に近い状態になりますが、マルシルのおかげで何とか兎に勝利し、食材もゲットできます。
他にもシスルが迷宮を作った経緯や、マルシルが古代魔術にこだわる理由が描かれていて、今まであやふやだった部分が補われた形になっています。
そしていよいよライオス達と狂乱の魔術師 シスルとの直接対決です。圧倒的なシスルの力の前に、ライオス達はまたしても全滅しかけたところで次巻へと続きます。この後、果たしてどうなるのか…、続きが気になりますね。
11巻のあらすじ、ネタバレはこちらの記事です。
ダンジョン飯、10巻 発売中です。
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