TVアニメ 葬送のフリーレンのネタバレ、感想です。詳しい内容は、TV放送だけでなくABEMA等のネット配信でも視聴出来ます。第2回以降は、毎週金曜よる11時「FRIDAY ANIME NIGHT (フラアニ) 」にて放送されます。
前回、第11話の記事はこちらです。
第12話 本物の勇者
フリーレン一行はシュヴェア山脈を進んでいますが、この辺りは雪が降り積もっていて寒さも厳しく、フリーレンは歩きながら眠ってしまいます。シュタルクは仕方なくフリーレンを空いている手で持とうとしますが、動きが怪しく見えたのかフェルンにエッチと言われてしまいます。
眠っているフリーレンは魔王討伐の旅立ちの頃の夢を見ていて、ヒンメルが持っている剣は偽物の勇者の剣だという事を、ハイターとヒンメルがフリーレンに教えています。ヒンメルはいつか本物の勇者の剣を手に入れて、魔王を打ち倒す、という目標を語っています。
剣の里に到着
フリーレンが夢から目覚める頃には吹雪になっていて、フリーレンは目的地の集落がある北に向かうようにフェルンに言います。そして、目的地の集落・剣の里に到着します。49代目の里長がフリーレン達を迎えますが、フリーレンが知っている里長とは違うようで、里長に若いねと声をかけます。この剣の里は勇者の剣を守っていた里で、この里の近くに聖域がありそこに勇者の剣が刺さっていたそうです
80年前にその勇者の剣を引き抜いたのがヒンメルで、かなり有名な話だそうです。フリーレンがこの集落に寄ったのは、集落周辺に定期的に沸く魔物の退治が目的で、先々代の里長からの約束だったそうです。本当は半世紀後に来てもらう約束だったようですが、フリーレンが来たのが80年後となってしまい先々代の里長は、温厚な私でも流石にブチギレですよ、という遺言を残したそうです。特に最近は山の主が暴れて大変そうなので、明日からフリーレンは魔物退治を始めます。
そしてフリーレン、シュタルク、フェルンの活躍で、山の主も含めて魔物の群れを全て退治しました。
魔物退治は終わりましたが、聖域には勇者の剣が刺さったままでした。実は、ヒンメルも勇者の剣を抜くことが出来ず、先々代の里長から今回の勇者も本物でない、と言われていました。しかし、ヒンメルは笑みを浮かべ、いいじゃないか偽物の勇者で、僕は魔王を倒して世界の平和を取り戻す、とフリーレン達にヒンメルは言います。そしてヒンメルは勇者の剣なんか無くたって世界を救ってみせた、とフリーレンは語ります。では何故その事実が隠されているのですか?と、フェルンが聞くと、ヒンメルを英雄にしたがった連中の仕業かな、英雄が勇者の剣を抜けなかっただなんてかっこ悪いエピソードは不要でしょ、とフリーレンは言います。
シュタルクの18歳の誕生日
剣の里を出たフリーレン一行は、北側諸国のアペティート地方の町へとたどり着き、この町で宿を取ります。夜まで自由行動となりますが、フェルンは今日がシュタルクの18歳の誕生日だと、フリーレンから知らされます。何で事前に教えてくれないのかとフェルンは怒りますが、フリーレンはこの町で何か買えばいいと言います。シュタルクに何をプレゼントするつもりなのかフェルンは聞くと、フリーレンはとっておきだと言って服だけ溶かす薬をフェルンに見せます。男ってのはね、こういうの渡しておけば喜ぶんだよ、と師匠フランメから聞いた知識を得意そうにフェルンに見せつけます。
フェルンは服だけ溶かす薬をフリーレンに頭から浴びせると、この下品な薬、買った時に私、返品しろって言いましたよね、と怒りながらフリーレンに言い、部屋から出て行ってしまいます。フリーレンは誕生日プレゼントの薬が無くなってしまい、別のものを探します。すると、何かのメモを見つけます。
フェルンはシュタルクに直接、誕生日プレゼントを何にするのがいいか、探りを入れようと思いシュタルクを探します。フェルンはシュタルクを見つけますが、シュタルクは町の中でくだらない事を考えていました。フェルンはどう聞くか悩んだすえ、直球で誕生日プレゼントは何が欲しいか、聞くことにします。すると、シュタルクは今まで誕生日プレゼントを貰ったことがない事をフェルンに教えます。
シュタルクの故郷の思い出
シュタルクは死んだ故郷の父親からは失敗作だと言われていて、父親は兄のシュトルツばかりを褒めていました。シュタルクが修行をしていても、時間の無駄だと修行をしているシュタルクを無視していました。
しかし、兄のシュトルツだけはシュタルクに優しく、シュタルクが稽古をしていると、いい集中力だと褒めてくれて、シュタルクの稽古にも付き合ってくれていました。しかし、故郷が魔族に襲われた時、そんな兄貴も見捨てて逃げてしまい、俺は逃げてばかりの失敗作だとシュタルクは自分を卑下します。
フェルンからの誕生日プレゼント
フェルンはそんなシュタルクに、過去なんて関係ありません、私の見てきた戦士シュタルクは一度たりとも逃げ出していません、と言い、シュタルクの誕生日プレゼントを選びに行こうと言います。そして二人で誕生日プレゼントにブレスレットを選んで買うと、宿に帰ります。
宿に帰るとフリーレンが二人の為に、馬鹿みたいにでかいハンバーグを用意して待っていました。これはアイゼンがシュタルクの誕生日に作ってくれていたハンバーグで、シュタルクは誕生日と言ったらこれだろ、とフェルンに言います。このハンバーグはアイゼンの地方の風習で、精一杯頑張った戦士を労うための贈り物、俺からの誕生日プレゼントみたいなものだ、と言っていたことをフリーレンは話します。その話を聞いて、兄のシュトルツとの思い出をシュタルクは思い出します。
兄のシュトルツも昔、誕生日に父親に内緒でシュタルクにハンバーグを作ってくれていました。そして故郷が魔族に襲われた時、兄を見捨てて逃げ出したのではなく、兄に逃げろ、と促されて逃がしてもらったという記憶もシュタルクは思い出します。実はシュタルクは、兄のシュトルツや師匠のアイゼンから誕生日プレゼントを貰っていたと分かり、感慨に浸りながらフリーレンの作ったハンバーグを食べます。
まとめ
第12話の内容は原作だと、3巻25話「剣の里」から3巻26話「戦士への贈り物」までになります。
第12話では、勇者の剣がある剣の里のエピソードと、シュタルクの誕生日と過去のエピソードが描かれていました。
80年前にヒンメルは勇者の剣を抜き、その剣で魔王を倒して世界の平和を取り戻したことになっていましたが、実はそのエピソードは嘘でヒンメルは勇者の剣を抜くことが出来ませんでした。しかし、ヒンメルは偽物の勇者の剣で魔王を倒したのですが、ヒンメルを英雄にしたがった連中によってこの事実は隠され続けていたことが、剣の里で明らかになりました。そして、魔物退治を終えると半世紀後に再び剣の里に魔物退治に来ると、フリーレンは里長と約束します。
シュタルクの誕生日の話では、シュタルクは誕生日プレゼントを貰ったことがなく、また故郷にはいい思い出がない事が判明します。しかし、実はアイゼンからも兄のシュトルツからも誕生日プレゼント代わりにハンバーグを貰っていた事をシュタルクは思い出します。さらに故郷が魔族に襲われた時、兄を見捨てて逃げたとシュタルクは思っていましたが、実は兄を見捨てたわけでなく、兄に逃げるように促されて逃げていた事を思い出しています。逃がしてもらったとき、シュトルツは笑顔でシュタルクを見送っていたので、シュタルクにとっても悪いばかりの思い出ではない事を思い出したでしょう。
次回はいよいよ、僧侶ザインが登場する回だと思います。楽しみです。
第13話「同族嫌悪」
第13話「同族嫌悪」の記事です。
アニメ 葬送のフリーレンのまとめ記事を書いています。
コメント