週刊少年サンデーに掲載されている葬送のフリーレン 第138話のネタバレ、感想です。
前回の記事はこちらです。リネアールが収集した情報を確認、影なる戦士がゼーリエ暗殺を企てている事が確定します。
三者三様の思惑
鍛冶屋のクライスは“戦士ゴリラ”。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 139話より
ユーベルは猫耳の魔道具を買ったようで、ゼンゼに魔道具を着せています。そこにフェルンが会話に入ってきて、魔導特務隊との交戦内容の詳細を聞いてきます。魔導特務隊との戦いの中で羽虫のような音が聞こえたんじゃないかと、フェルンは聞きユーベルも違和感があったと答えます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 139話より
シュタルクはこの人相書きだけで影なる戦士を探すのか?とフリーレンに聞き、舞踏会は明日なんだからそれまで潜伏してるんじゃねぇか、とシュタルクは言いますが、フリーレンは、指示を出したゼンゼに言うべきだね、と答えます。ロレの魔力探知も市街戦の後は引っかからないようで、さらにフェルンは追跡しようとしたようですが魔導特務隊の邪魔が入ったようで、フェルンも魔力探知は出来ていません。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 139話より
一方、ザインは帝都で戦士ゴリラを探しに出ていますが、手掛かりは何もありません。ヴァルロスが鍛冶屋のクライスに話しかけていますが、鍛冶屋のクライスはいい迷惑のようです。鍛冶屋のクライスはヴァルロスに早く帰るように言いますが、ヴァルロスはお前の事を嗅ぎまわっている男がいるとクライスに教えます。ちなみに鍛冶屋のクライスが言っている”妹”は、稼ぎを酒代につぎ込む飲んだくれと言っているので、傭兵のシュリットの事だと思います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 139話より
鍛冶屋のクライスが“戦士ゴリラ”
そいつは顎髭を生やした僧侶だったとヴァルロスがクライスに教えると、始末したのかと聞きます。人目があってザインは始末していないとヴァルロスは答えますが、お前が“戦士ゴリラ”と名乗り続ける酔狂な奴だと信じて疑わなかったと、ザインの事を教えます。ヴァルロスはザインが“戦士ゴリラ”を探していた時の事を思い出し、僧侶アゴヒゲと言っていた事もクライスに教えます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 139話より
ヴァルロスはクライスにその僧侶はフリーレンのパーティーで、新たににリストに加えられた、と言いますが、クライスはあまり気にしていません。一方、フェルンにやられたロレはイーリスからサンドイッチを貰いますが、布団から出てきません。ロレは死んでいないようですが、戦線復帰するのは時間がかかりそうです。しかしクレマティスは冷酷の人間なようで、他の人間を任務を遂行するための駒としてしか見ておらず、ロレを無理やり戦線復帰させるかもしれません。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 139話より
イーリスはクレマティスにロレの体調を報告します。ロレは使い物にならないと言い、クレマティスは実践の記録が手に入っただけ良しとしよう、と答えます。イーリスとルティーネが去った後に、クレマティスはレーヴェに話しかけます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 139話より
クレマティスは会話をした後に、レーヴェにゼーリエ暗殺の理由を聞きます。レーヴェは、この世界から魔法を無くす、とクレマティスに答えますが、この答えがレーヴェの本心かは分かりません。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 139話より
ザインは“戦士ゴリラ”を見つけられず
フリーレンはザインが帝都で“戦士ゴリラ”を探している事を知っていて、見つからなかったか、仕方がないよ、とザインに話しかけます。ザインは舞踏会に潜入するなら俺も連れて行ってくれと言い、フリーレンもいいよと答えます。ザインは力ならいくらでも貸す、と言いますが、フリーレンは、影なる戦士も魔導特務隊も殺さないように手加減できる相手だとは思っていない、と言い、ザインの親友の“戦士ゴリラ”がいても手加減できないとザインに言います。それでもできる限りの努力はするつもりだとフリーレンが言うと、ザインもそれで十分だよと答えます。フリーレンはフランメが残したこの帝国に思い入れがあるようで、ゼーリエ護衛の任務を本気で遂行するようです。そして、既にフリーレンに対しても魔力探知されているようで、バチバチと反応が出ます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 139話より
フェルンとシュタルクが帰ってきて、フリーレンは偵察の結果を聞きますが、いい結果は得られなかったようです。フリーレンがピリピリしているのはフェルンも感じているようで、バチバチと魔力が反応する様子をフェルンに見せます。フリーレンは気が立っているようで、帝都には看過できないレベルの脅威が二人存在するとフェルンとシュタルク、ザインに教えます。一人は人相書きにはいない影なる戦士の指揮官、レーヴェの事のようです。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 139話より
もう一人は帝都のすべての事象を監視している何者かのようで、ついさっきゼーリエの魔力探知が帝都の全域を覆った事をフェルンに教えます。ゼーリエはフリーレン達には認識できない何者かに喧嘩を売っているようです。フリーレンにとっても魔力探知するにはかなり相手の魔力は“薄い”ようです。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 139話より
いつ掻き消えてもおかしくないような、臆病なほど薄く精密な魔力が帝都を包み込むように張り巡らされているようです。場面は変わって魔導特務隊の隊長・フラーゼがいる部屋に移ります。フラーゼと副隊長のカノーネが部屋にいて、カノーネがフラーゼに舞踏会の警備が滞りなく進んでいる事を報告しています。フラーゼは魔導特務隊が自由に動けるように上と掛け合った事をカノーネに伝えますが、カノーネは任務とは何かと問い質します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 139話より
カノーネは、任務とは建国祭期間中の帝都の治安維持、それが貴方から仰せつかった任務です、とフラーゼに言い、その通りだとフラーゼも答えます。フラーゼは、舞踏会は平和の象徴、影なる戦士の介入などあってはならないことです、と言い、治安維持の話に移ります。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 139話より
フラーゼ隊長の思惑は?
不測の事態の事をフラーゼが話すと、カノーネは、不測の事態をご所望ですか?と、フラーゼに聞きます。フラーゼは構わず、貴女には私に質問があるはずです、と聞くと、大陸魔法協会と影なる戦士が交戦を開始した場合は如何なさいますか?と、カノーネは質問します。殺し合いを許す方はありません、とフラーゼは答え、カノーネも、ではそのときは帝国の法の下に裁きを、と答えます。フラーゼはカノーネに、正しい選択をすることを願っています、と言い、すべては帝国の、永遠なる魔法の繁栄のために、とつぶやきますが、フラーゼの思惑はどこにあるのでしょうか?
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 139話より
まとめ
第139話では、鍛冶屋クライスがザインが探している“戦士ゴリラ”だと判明します。しかし、ザインの探し人・ “戦士ゴリラ”が何故影なる戦士になってしまったのかは、不明です。鍛冶屋クライスはザインが帝都にいる事も分かっているようで、ザインはゼーリエ護衛の任務に正式に参加したので、今後はゼーリエ護衛の任務で接触がありそうです。
そして、魔導特務隊の隊長・フラーゼが登場です。フリーレン曰くゼーリエと同じくらい看過できないレベルの脅威だそうですが、ゼーリエ暗殺に積極的に関与してくるのでしょうか?
次回は、12月25日(水曜)発売予定の週刊少年サンデー 2025年 第4・5合併号に掲載予定です。
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