【ネタバレ】葬送のフリーレン 第147話「英雄のいない地」のネタバレ、感想

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週刊少年サンデーに掲載されている葬送のフリーレン 第147話のネタバレ、感想です。

 

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レーヴェの過去

今週はセンターカラーです。左下の少年は子供の頃のレーヴェです。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 147話より

レーヴェが故郷の南側諸国を思い出す

宮殿で行われている舞踏会の裏で、大陸魔法協会と影なる戦士の激しい戦いが行われていますが、レーヴェは星空を見ていました。レーヴェは使用人の爺と一緒に宵の明星を見ながら、南側諸国の故郷を思い出していました。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 147話より

 

使用人の爺はレーヴェを“ヘルト”と呼び、力及ばずな師であったと謝ります。しかし、レーヴェは、そんなことはない、それとその名で呼ぶな、と使用人の爺に言うと、最後だからこそだ、俺はローベルーア領総督の“レーヴェ”で、お前はその使用人の“爺”だ、と言います。そしてレーヴェは、これから人類も魔族も平等に、魔力を失い、この世界から魔法が無くなる、神話の時代に書き換えられた世界の法則が、元の形に戻るんだ、と宵の明星を眺めながらつぶやきます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 147話より

 

そしてレーヴェの過去が語られます。レーヴェの人生が変わる瞬間には、必ず“魔法”が関わっていて、一度目の“魔法”は物心付いたばかりの頃、兄が流れ弾の魔法からレーヴェを庇って死んだ時の事でした。南側諸国は魔族の勢力圏である大陸北部から遠く離れている代わりに、人類同士で争っているいかれた場所だったそうです。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 147話より

 

魔法は人を殺すための道具で、南側諸国では市街戦の巻き添えで死ぬのは珍しくなく、何処にでもあるありふれた不幸と大人が諦めるほど、レーヴェに言わせるとそれ程までにいかれていたそうです。そして二度目の“魔法”は、レーヴェにとって今でも目に焼き付いて離れない程、衝撃だったそうです。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 147話より

町をたった一晩で消し去った二度目の“魔法”

このレーヴェにとっての二度目の“魔法”によって、町はたった一晩で消え去りました。レーヴェの両親は死体すら残らなかったようですが、大人達の口調では実際には死体が見つかっていたようですが原型を留めておらず、子供に見せられないと神父など大人が子供に見えないように弔ったようです。それよりもレーヴェにとって衝撃だったのは、この地獄のような町の惨状でさえ、“巻き添え”だったそうです。南側諸国の戦争で使われている魔法は、最早人類の制御下に置かれているとは言えなかったそうですが、ここで描かれているコマの魔法使いは多分、大魔法使いミーヌスだと思います。

レーヴェはこの惨状の後ただ目的もなく茫然と立ち尽くしたそうで、大人が何度か話しかけて連れ出そうとしても頑なに動かなかったそうです。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 147話より

 

大人達も引き上げ、辺りが静寂に包まれた頃、レーヴェがふと視線を上げたときに、倒れている勇者ヒンメルの像が目に入ります。そのときレーヴェはいつも両親から聞かされていた、勇者ヒンメルの英雄譚を思い出します。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 147話より

 

レーヴェも勇者ヒンメルになりたかったそうで、気付けばレーヴェは必死に勇者ヒンメルの像を起こそうとしていました。無駄な行為と分かっていても、それでも世界に平和を齎したこの勇者の像は、こんな所で倒れていていいものじゃないだ、とレーヴェは考えて必死に起こそうとします。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 147話より

 

レーヴェが必死に勇者ヒンメルの像を起こそうとしていると、そこに一人の男が現れて手伝おうと言ってくれます。この人物が後にレーヴェの師となる男で、こんなものは偶然に過ぎないと思いつつ、それでもこの偉大な勇者の像が、俺達を巡り合わせたのだ、とレーヴェは考えます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 147話より

 

この後に師となる男も勇者ヒンメルに憧れてこの国を守る戦士となったそうですが、レーヴェに間に合わなくてすまないと謝ると、許してくれとは言わない、私を恨め、とレーヴェに言います。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 147話より

 

しかし、レーヴェはこの男に何も悪くないよと言いますが、この男は子供がそんなこと言っちゃいけないと答えます。この男はレーヴェの父親の友達のようで、レーヴェも何回か見た事があるようで、辛いのも、助けたかったのも、悔しいのも、全部同じだ、とレーヴェは男に言いますが、…だから子供がそんなこと、言っちゃいけないんだ、と男は同じように答えます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 147話より

 

ここで男の名前がレーラーと分かり、彼はこの国最強の戦士だったそうです。幾多の戦場を渡り歩き、百戦百勝と謳われるほどの戦果を持っていましたが、戦乱の絶えない南側諸国では、“その場にいない”、たったそれだけの理由で百戦百勝の戦士が敗けるのだ、どれ程個の力が強かろうが、一人は一人でしかない、とレーヴェは言います。しかしそれでもレーラーの目には、何かを諦めきれないような、確かな熱意があったそうです。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 147話より

 

レーラーは必死に戦っていれば、いつか誰かが、英雄のような誰かが現れて、南側諸国に平和を齎してくれると信じていたようです。しかし誰かじゃ駄目だとレーラーは悟ったようで、平和を願う自分自身が、それを成し遂げなければならない、勇者ヒンメルならきっとそうする、とレーラーは考えを改め熱意を思い出します。今思えば二人で起こしたこの勇者の像が、そして決して諦める事のなかった勇者の英雄譚が、レーラーに熱意を思い出させたのだろう、とレーヴェは考えます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 147話より

まとめ

第147話では、レーヴェの過去の一部が明らかになります。使用人の爺はレーヴェの師だったレーラーという戦士で、レーヴェの本当の名前はヘルトという名前のようです。レーヴェは二度の魔法で人生を変えられ、特に二度目の魔法では故郷の町を一瞬で消し去られ、両親も死んでしまい、町に残ったのは瓦礫の山だけでした。しかもこの地獄の惨状も何かの“巻き添え”だったようですが、この時大魔法使いミーヌスと思われる魔法使いが描かれています。この魔法を使ったのが多分ミーヌス?で、第133話で南側諸国に終わり無き戦乱を齎した大逆の魔女ミーヌスが、辺境の小国の名も無き戦士に討ち取られたとシュリットが言っていましたが、今回の話でレーヴェがミーヌスを討ち取った可能性が高まった気がします。

またレーヴェの目的は魔法を無くすことでしたが、今回の話で人類も魔族も平等に魔力を失いこの世界から魔法を無くし、神話の時代に書き換えられた世界の法則を元に戻すことが、レーヴェが真にやりたい事のようです。ただゼーリエ暗殺で、なぜ神話の時代に書き換えられた世界の法則を元に戻せるのか?人類も魔族も魔力を失うのか?その辺りが全く不明ですが、この辺りは物語が進めば徐々に明かされていくのだと思います。

 

次号より暫くの間休載

そして次号以降ですが、山田鐘人先生・アベツカサ先生の体調を鑑みて、暫くの間休載となるそうです。今後は連載ペース・掲載形式を調整しながらの掲載となるようですが、先生方は引き続き執筆中だそうで、とりあえずはそこまで体調は悪くはないようで一安心です。

残念ながら暫く休載との事ですが、具体的な掲載時期はまた今後の週刊少年サンデー誌上で知らせてくれるようなので、楽しみに待ちたいと思います。また連載は暫く休載ですが、12月18日にはコミックス15巻が発売で、2016年1月16日からはTVアニメ2期も放送開始なのでそちらも楽しみです。

© 週刊少年サンデー 2025年46号より

 

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葬送のフリーレン 15巻、12月18日発売予定です。特別短編小説付き特装版も同日発売予定だそうです。特別短編小説付き特装版の予約は始まっています。

 

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