週刊少年サンデーに掲載されている葬送のフリーレン 第69話のネタバレ、感想です。
前回、68話の記事はこちらです。北部高原で強力な魔物の討伐をお願いされます。
皇帝酒(ボースハフト)
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 69話より
酒場の多い街
勇者ヒンメルの死から29年後、北側諸国、ビーア地方で、フリーレンは皇帝酒(ボースハフト)の噂を聞きます。皇帝酒(ボースハフト)とは、大昔に大陸の大半を統治していた大帝国があって、その皇帝に献上された最上の名酒の事だそうです。そんな話をしていると、ファスというドワーフがフリーレンに話しかけてきます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 69話より
ファスはフリーレンに皇帝酒(ボースハフト)の所在が分かったと言い、ファスが掘った坑道に来るように言います。ファスは無類の酒好きで、200年以上も掛けて皇帝酒(ボースハフト)を探し続けていました。そして、ファスはこの地下で皇帝酒(ボースハフト)を貯蔵した遺跡を見つけました。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 69話より
遺跡には石碑があり、石碑には古エルフ語で皇帝酒(ボーフハフト)が最上の名酒であると讃えている碑文がありました。さらに碑文にはミリアルデという人物の名前が掘られていて、その名前を聞いたフリーデンは、…やっぱりミリアルデか…、とつぶやきます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 69話より
石室の扉には強力な結界が…
さらに碑文の先には遺跡があり、ファスは遺跡までは辿り着けたと言います。しかし遺跡にある石室の扉には酒を保存するための強力な結界が張られていて、ファスは結界を破れずにいました。ファスは、お前さんなら破れるはずだ、とフリーレンに結界を破るように言いますが、結界の解除には時間が掛かるとフリーレンは無理と言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 69話より
しかし、ファスは報酬としてライヒ金貨20枚を出すと言い、フリーレンに結界を破るように頼みますが、話にならないね、とフリーレンは言いファスの頼みを断ろうとします。ファスは、皇帝酒(ボースハフト)を飲むのは儂の夢なんだ!200年以上も探してきたんだ!と、フリーレンを説得しようとしますが、それでもフリーレンはファスの頼みを断ろうとします。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 69話より
しかし、それを見ていたフェルンとシュタルクはフリーレンに、手伝ってもいいじゃないですか?と、言いファスを手伝いように言います。フリーレンが、…なんだよ、気持ち悪い、いつもは反対するくせに…、と文句を言いますが、金貨20枚あればしばらく生活には困らない、とフェルンとシュタルクはフリーレンを説得します。解除するのに3か月は掛かりそうだけど…、とフリーレンは言いますが、結局結界の解除を手伝うことになります。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 69話より
結界の解除も大詰め
結界の解除もいよいよ大詰めとなり、明日には終わりそうになりますが、フリーレンは浮かない顔をします。フリーレンは、皇帝酒(ボースハフト)はね、美味しくないんだ、人生をかけるほど価値があるものじゃない、と言い、昔合ったエルフの事を思い出します。エルフの名前はミリアルデといい、ミリアルデはいつも何もしないでぼーっとしていました。エルフは長い人生の中で何かを探求することが多い、とミリアルデは言い、その理由として、私みたいにならないためよ、とフリーデンに説明します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 69話より
ミリアルデは、やっぱり不味いわね、このお酒、とつぶやくと、皇帝酒(ボースハフト)…、即位式の時に配られた最低の安酒だね、とフリーレンがミリアルデに言います。ミリアルデは、この里に来る前に暇つぶしに、皇帝酒(ボースハフト)は最上の名酒である、という碑文を掘ったことをフリーレンに教えます。それに何の意味があるの?と、フリーレンは聞きますが、意味なんて、何もないわ、とミリアルデは答えます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 69話より
場面は再び現在に戻り、フリーレンは石室の扉の結界をついに破り、皇帝酒(ボーフハフト)がある部屋に辿り着きます。保存状態も良好と、ファスは皇帝酒(ボーフハフト)を飲みますが、皇帝酒(ボーフハフト)を飲んだファスはその味に驚きます。フリーレンは皇帝酒(ボーフハフト)を見ながらハイターを思い出します。昔、フリーレンはハイターに、もしも人生をかけて探したお酒がとんでもなく不味かったどうする?と、聞きますが、ハイターは少し悩んだ後、笑い飛ばします、とフリーレンに答えます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 69話より
そして、不味い酒なんでしょ?なら皆で楽しまないと、とハイターはフリーレンに答えます。場面は現在に戻り、フリーレンも皇帝酒(ボーフハフト)を飲み、不味いね、今まで飲んだどの酒より不味い、とファスに言います。そして、何様子見してるの、シュタルクも飲んでみな、とシュタルクに皇帝酒(ボーフハフト)を飲むように言います。シュタルクは嫌がりますが、フリーレンが飲むように勧めると、シュタルクはいやいや皇帝酒(ボーフハフト)を飲んでみます。やはり不味かったようで、クッソ不味!と、シュタルクは叫びますが、皇帝酒(ボーフハフト)の不味い味を話題にしてフリーレン達は盛り上がります。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 69話より
ファスはその光景を眺めた後、本当に不味いな、とつぶやいて、町の奴らも道連れだ!と、皇帝酒(ボーフハフト)を町の住民に配ります。町を出ようとするフリーレン達にファスは、残念な結果であったが、こんなに楽しい夜は初めてだった、お前さん達がここにいてくれてよかった、と話しかけます。そしてフリーレン達を見送りながら、酒は楽しく飲むに限るな、とつぶやきます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 69話より
まとめ
北部高原唯一の穀倉地帯の街に辿り着きますが、その街は醸造が盛んで、酒場も多い街でした。その街でファスというドワーフにフリーデンは再開します。ファスは皇帝酒(ボーフハフト)を探していて、遺跡でやっと皇帝酒(ボーフハフト)を見つけました。皇帝酒(ボーフハフト)は最上の名酒と碑文に掘られていましたが、実は最低の安酒で昔ミリアルデというエルフが暇つぶしにしたものでした。フリーレンはその事も知っていましたが、ハイターが昔言っていたことを思い出し、皆で皇帝酒(ボーフハフト)を飲んで笑い飛ばします。200年以上掛けて探した皇帝酒(ボーフハフト)がまずい酒だったので、ファスにとってかなりショックな事でしょうが、フリーレン達が笑い飛ばしているのを見て、ファスも町の住民に配って、全員で笑い飛ばすことにします。町の住民と笑い飛ばすことで、ファスにとって結果的に皇帝酒(ボーフハフト)は楽しい酒になったようですね。
次回、フリーレンはノルム商会から80年前の借金返済を迫られます。
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