【ネタバレ】葬送のフリーレン 第90話「グリュック」の感想

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週刊少年サンデーに掲載されている葬送のフリーレン 第90話のネタバレ、感想です。

 

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グリュックとの出会い

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 90話より

グリュックが乗る馬車を襲撃

マハトは城塞都市・ヴァイゼに向かう貴族の馬車を、気まぐれに襲撃します。貴族の馬車にはグリュックとその配下が乗っていましたが、配下は全員マハトに殺されてしまいます。グリュックもマハトに殺されそうになりますが、マハトは殺す前にグリュックに、お前の配下は“人殺し”の訓練を受けているな、話しかけます。グリュックは悪びれずに、悪いかね?と、マハトに答えます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 90話より

 

グリュックはマハトに、君はどうすれば死ぬのかね?と、問いかけますが、マハトは剣をグリュックに向けて脅します。しかし、グリュックは煙草をくわえると、最後の一服だ、それくらいいいだろう、と言った後に命乞いも抵抗もせず煙草を吸います。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 90話より

 

そんな態度のグリュックに興味が出たのか、人殺しの目をしている、とマハトは話しかけます。グリュックは自分の手を汚さずとも多くの政敵を葬ってきたようで、その事をマハトに伝えます。そして、報いかも知れない、罪悪感にさいなまれない日はなかった、とグリュックはつぶやきます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 90話より

 

そんな事をつぶやくグリュックにマハトは一つ質問がある、と言うと、グリュックは煙草を吸い終わるまでならな、と答えます。マハトはグリュックに、“悪意”や“罪悪感”に関して質問します。グリュックは魔族には“悪”という概念自体がわからないんだろう、と推測し、その方が幸せと言います。そして魔族には“正義感”もないとグリュックは知ると、自分が城塞都市ヴァイゼの領主で実験などあってないような、お飾りの領主であることをマハトに話します。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 90話より

城塞都市ヴァイゼの現状

城塞都市ヴァイゼは、帝都での政争に敗れた貴族が最後に行きつく場所で、さらにここでも懲りずに多くの貴族が権力闘争を続けている、とグリュックは話します。この城塞都市ヴァイゼで実験を握っているのは、グリュックとは別の一族で私利私欲に走り圧政を敷いて、毎年多くの民が飢餓で死に、汚職が蔓延していて、グリュックは領主としてその現状を憂いていました。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 90話より

 

しかし、グリュック自身は憂いていましたが、ほとんど行動は移さなかったのですが、グリュックの息子は有力貴族に直訴する行動に出ます。しかし、お飾りとは言え領主の息子の意見は煩わしかったようで、結果グリュックの息子は殺されてしまいます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 90話より

 

グリュックの息子はバルコニーから飛び降りた事になってしたそうですが、年の離れた妹に誕生日プレゼントまで用意していて、グリュックは息子が自分でバルコニーから飛び降りたと信じていませんでした。当時のグリュックは、何故こんな残酷なことが平然と出来るか疑問でしたが、実際には配下に一言“殺せ”と命じれば、馬鹿にでも出来ることだと分かった、とマハトに言います。マハトはグリュックに、お前は息子とやらの復讐をしているのか?と、尋ねるとグリュックは、復讐はないとは言い切れないが、それ以上に私は息子の意思を果たそうとしてる、と答えます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 90話より

マハトに交渉を持ちかける

グリュックは、息子が目指した人があるべき世界を目指している、少なくとも私はそうだと思っている、そうであって欲しいと願っている、とマハトに話すと、何故俺にこんな話をした、とマハトは尋ねます。するとグリュックは交渉だよと言い、自分ほど悪意に触れた男はそういない、私ならお前に知らない感情を教えられる、とマハトに交渉しようとします。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 90話より

 

そして、城塞都市ヴァイゼの実権を握っている一族を片付けるのを手伝って欲しい、とマハトの知らない感情を教える条件をグリュックは提示します。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 90話より

 

そして、マハトは実権を握っている貴族を何人も殺していきます。身内を殺された貴族はグリュックに、どういうつもりだと詰め寄りますが、グリュックは、賊に襲われたそうじゃないか、と答えてとぼけます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 90話より

 

そして、グリュックの息子が死んだときに言われた、“ただの被害妄想では?”と言う言葉を引き合いに出して、実権を握った貴族に、家に帰ってゆっくり休むと言い、戸締りにだけは気を付けてな、とグルックは言います。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 90話より

 

豊かになった城塞都市ヴァイゼを眺めながらグリュックは、そろそろ表舞台での仕事もして貰う、とマハトに言います。マハトは、そうか、とそっけなく答えると、私はここの領主だ、とグリュックはマハトに注意します。するとマハトは、仰せのままに、と

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 90話より

まとめ

マハトが領主・グリュックに仕えた経緯が、今回の話では明らかになりました。グリュックは息子の意思を果たすため、敵対する悪徳貴族を暗殺していましたが、マハトに襲撃され殺されそうになります。しかし、マハトが“悪意”や“罪悪感”といった感情を見つけようとしていると知り、感情を教える代わりに自分に協力するようにグリュックは交渉します。結果、マハトはグリュックに仕えるような形になり、城塞都市ヴァイゼも豊かになります。一見、グリュックの考えは上手くいったように見えますが、この後何が起きてマハトに黄金に変えられてしまうのでしょうか?

 

次回、グリュックはマハトに、表舞台でも貴族の対処をするように命令します。

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