週刊少年ジャンプに掲載されている、呪術廻戦 第260話のネタバレ、感想です。
前回の記事はこちらです。脹相は体を張って宿儺の炎の術式から、虎杖を守ります。その後、虎杖を守った脹相は力尽きてしまいます。
最強の亡霊の正体とは?
「不義遊戯(ブギウギ)」改
東堂の左手に厚く巻かれた包帯を取ると、失われた左手の代わりにビブラスラップがついていました。ビブラスラップとは、重りを叩くことにより木箱の中にある金属片を内部で振動、衝突させ独特の音色を奏でる打楽器の事です。そして東堂の術式も「不義遊戯(ブギウギ)」から、「不義遊戯(ブギウギ)」改に代わっています。東堂の左手は復活したわけではないようで、左手をビブラスラップに置き換えた事で、術式は「不義遊戯」改として復活したようです。
© 芥見下々 呪術廻戦 260話より
「不義遊戯」改は発動条件を拍手から金属片と木箱の衝突に変更していて、これにより1秒間に約50回の入れ替えが可能となったようです。東堂がビブラスラップを鳴らすと、宿儺と虎杖と東堂がルーレットのように次々と入れ替わり続けていきます。
© 芥見下々 呪術廻戦 260話より
入れ替わりが止まったと判断した宿儺は虎杖にパンチを浴びせようとしますが、さらに東堂がビブラスラップを鳴らして入れ替わりを発生させ、入れ替わりに合わせて虎杖はパンチを、東堂は蹴りを宿儺に浴びせます。「不義遊戯」改は、ビブラスラップの衝突回数に対し入れ替わり回数を絞る縛りを東堂自らに科すことで、術式対象の複数選択と効果範囲を広げる事に成功しているようです。御所湖結界(コロニー)で乙骨の補助にて、東堂は術式「不義遊戯」改の調整を終えていて、東堂は「不義遊戯」改を使用することで、「伏魔御廚子」の外から領域内の味方の術師を脱出させ爆心から遠ざける使命を全うしました。
© 芥見下々 呪術廻戦 260話より
宿儺は東堂を、術師の中でコイツが一番自己中心的(マイペース)で崩しづらい、正直一番出てきて欲しくないタイミングで出てきたな、と評価します。確かに、宿儺は東堂の「不義遊戯」改に対応できず苦戦し、入れ替わりが発生すると空中で跳んで移動し、わざと距離をあけます。
© 芥見下々 呪術廻戦 260話より
虎杖は建物の上から呪力を込めた石を宿儺に投げると、東堂は「不義遊戯」改を発動させて呪力を込めた石と虎杖を入れ替えます。
© 芥見下々 呪術廻戦 260話より
「不義遊戯」改に翻弄される宿儺
石と入れ替わった虎杖はそのまま宿儺に襲い掛かりますが、宿儺は虎杖の頭を掴むと虎杖を投げ飛ばそうとします。それを見た東堂はまたも「不義遊戯」改を発動させて、今度は虎杖と宿儺の位置を入れ替えます。有利な位置となった虎杖が、入れ替わり直後に宿儺の脇腹にパンチを入れます。
© 芥見下々 呪術廻戦 260話より
虎杖と東堂は「不義遊戯」改で、戦いを有利に進めていきます。一方、宿儺は一度のタップに対する入れ替え回数の最大値と最小値を東堂に好きに調整されてしまい、ここを好きに調整できるとなると「不義遊戯」に慣れるのは実質不可能だと感じていました。しかし、一度だけ確実に入れ替えを読めるタイミングがある、と宿儺は確信していました。
© 芥見下々 呪術廻戦 260話より
それは、虎杖の集中が上がりきったタイミング、まさに今このタイミングでは東堂はタップしても入れ替えないフェイントを行う、と宿儺は確信していました。
© 芥見下々 呪術廻戦 260話より
過去に虎杖の中で漏瑚や真人との戦いを見ていた宿儺は、漏瑚や真人との戦いでも東堂が入れ替えないフェイントを行っていて、このタイミングでもそのフェイントを行うと考え、逆にフェイントを利用して虎杖にパンチを入れようとします。一方、虎杖も拳に呪力を込めて宿儺を殴ろうとする姿勢を取ります。
© 芥見下々 呪術廻戦 260話より
そこに冥冥の烏が現れ、宿儺は烏と虎杖の入れ替わりが発生すると直感します。宿儺は、読み間違えた!!と、考え、烏の方に体勢を向けそちらを攻撃します。そして、東堂がビブラスラップを鳴らします。
© 芥見下々 呪術廻戦 260話より
しかし虎杖と烏は入れ替わっておらず、宿儺の攻撃は烏に当たり、虎杖は元の位置のままでした。入れ替わっていない!!と、宿儺は心の中で驚きますが、そんな宿儺に東堂は、裏の裏の裏さ、と言います。東堂は宿儺の裏の裏の裏を読んで、結局「不義遊戯」改を使用しませんでした。
© 芥見下々 呪術廻戦 260話より
さらに黒閃をきめる
虎杖はそのまま宿儺にパンチを放ち、このパンチは黒閃となります。本日、虎杖にとって通算9度目の黒閃がきまります。
© 芥見下々 呪術廻戦 260話より
さらに虎杖は黒閃をきめた後、心臓の辺りを掴んでそのまま強く握りしめます。口から吐血する宿儺ですが、虎杖は叫び声をあげながらさらに宿儺の心臓の辺りを強く握り続けます。
© 芥見下々 呪術廻戦 260話より
最強の亡霊
宿儺の出血は激しくなりますが、宿儺は虎杖の攻撃を無視してさらに領域展開「伏魔御廚子」を使用しようとします。呪力効率の高い宿儺ならば乙骨憂太と同程度まで萎んだ呪力でも、焼き切れた術式さえ復活すれば何度でも領域は展開できるようです。この短い時間で宿儺は焼き切れた術式を復活させていたようですが、領域展開を使用しようとした瞬間、宿儺は煙の間に人影を見ます。その人影は宿儺が手ずから葬った最強の亡霊でした。
© 芥見下々 呪術廻戦 260話より
まとめ
第260話では、東堂が「不義遊戯(ブギウギ)」改を使用して、宿儺との戦いを有利に進めます。「不義遊戯(ブギウギ)」改は、発動条件を拍手から金属片と木箱の衝突に変更することで、術式は復活していました。また入れ替わり回数を絞る縛りを設ける事で、術式対象の複数選択と効果範囲を広げる事に成功していました。そして、御所湖結界(コロニー)で乙骨の補助をした時に、それらの調整も済んでいたようです。第243話で乙骨が羂索に斬りかかった時に、「カアアアンッ」という効果音がしていますが、これは東堂のビブラスラップが鳴った時の音だったようですね。
© 芥見下々 呪術廻戦 243話より
第243話が掲載された時は乙骨の刀が何かに当たった音なのかな?程度でスルーしていましたが、この時に「不義遊戯(ブギウギ)」改を発動して、調整を終わらせていたようです。
五条悟は生きてた?それとも復活?
そして注目なのは最後に宿儺が見た人影と、手ずから葬った最強の亡霊を、という文言です。まず思いつくのが五条悟は死んでいなかった、もしくは憂憂が死体回収後に家入硝子の反転術式の治療が間に合って生き返った、等です。しかし、第236話であれだけはっきりと五条悟の死を描いているので、死んでいなかったと言うのも無理がありそうな気がします。他にも六眼だけを他の誰か、乙骨や釘崎に移植した、五条悟が死んだことで新たな六眼持ちが早速現れた、など思いつきますが飛躍し過ぎな気もするので、来週を待ちたいと思います。五条悟の再登場ならまた話題になりそうですが、最強の亡霊の正体が次回で明らかになることを期待したいと思います。
次回、最強の亡霊の正体が判明し、乙骨がそれを決意した経緯も明かされます。
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