週刊少年ジャンプで連載中のカグラバチ 第100話のネタバレ、感想です。
前回の記事はこちらです。もう一人の“受け皿”・幸禎(ゆきさだ)は、驚異の再生力で首を刎ねても死にません。

幽と剣聖が協調するのか?
神奈備本部最下層の地下牢獄にたどり着いた幽ですが、剣聖の居る地下牢獄はさらに深いようです。それでも真打による接続で、幽の声は届くようです。
© 外薗健 カグラバチ 100話より
妖刀真打『勾罪』“剣聖” 曽我明無良(そがあけむら)
ここで剣聖の本名が、曽我明無良(そがあけむら)だと明らかになります。
© 外薗健 カグラバチ 100話より
剣聖は“蠱”を起こし小国の生命20万を奪い、その後五人の妖刀契約者によって制圧され、この地下牢獄に収容されました。その間、精神鑑定などを執り行う猶予は無かったそうですが、当時の剣聖の状態について真打の強大な力に飲まれたことによって“彼は重度の錯乱状態にあった”と推測で語られているそうです。今の荻原のように逸脱した精神は稀に妖術の向上に結びつき、蠱の規模・威力に関してその点で見れば説得力があり、仮説は断定的に余計な刺激を加えぬよう重い蓋がされ、これまで剣聖は動向だけが監視されてきたようです。そして今、18年の空白を経て投獄以降初の接触を幽が行いました。幽は剣聖に、あんたを殺しにきたと正直に明かします。
© 外薗健 カグラバチ 100話より
しかし剣聖は錯乱状態とは思えず、幽の話しかけに答え、外は寒いか?と淡々と天気の話などをします。
© 外薗健 カグラバチ 100話より
その様子に幽は、学者達は口を揃えてあんたは錯乱状態にあったと…、と言いますが、剣聖は、大量に人を殺めておいて…“錯乱”、それほど勝手な事はあるまい、早々に断言しておく、俺は理想を抱き確かな信念の下…選別し、皆殺しにした、この国を…民を守るために、と淡々と皆殺しにした事実を幽に答えます。
© 外薗健 カグラバチ 100話より
国重は剣聖の義理の兄
幽は剣聖が健全なままで“蠱”の威力を発揮した事に驚きますが、自分への身体への浸食をやめたのも“意思の下”にか?と剣聖に質問し、剣聖は少し外の事を知りたいと答えます。そして、義兄さんは…、六平国重は死んだのか?と、幽に質問、幽も自分が主導して殺したと答えます。ここで剣聖が国重の妻の弟だと明かされますが、剣聖は義理の兄が殺されたと分かっても驚かず、急に妖刀が動いたんでそうかと思ったよ、…それで今度は俺を殺しに来たのか、とつぶやきます。
© 外薗健 カグラバチ 100話より
幽はそのつもりだったと言うと、俺は“蠱”を肯定する、あの日俺は正解を見た、と剣聖に言います。妖刀が出すべき解は世を整頓する力だが、六平国重は“蠱”を否定し妖刀を封印した、大きな間違いだ、と幽は言います。一方、身体から草花が生えた神奈備の妖術師ですが、一応意識はあり真打の力に耐えられたようです。
© 外薗健 カグラバチ 100話より
楽座市にいたただのヤクザは真打の力に耐えられませんでしたが、漆羽や奈ツ基も含めて妖術師なら何とか耐えられるようです。幽は真打を手に持ちつつ、契約者が錯乱状態にあるならその力は危険で、誰かがなり代わらなければと思っていたようです。しかし、剣聖が確固たる意思の下で蠱を起こした事を知り、幽は考えを変えたようです。
© 外薗健 カグラバチ 100話より
幽は剣聖に、俺とあんたは協調できる、と言い、剣聖は、お前…何者だ、と聞きますが、幽は質問には答えず、俺達で導こう妖刀を正しく、と言います。
© 外薗健 カグラバチ 100話より
薊は生存していたが、満身創痍の状態
そこに生死不明だった薊が最下層の地下牢獄に到着します。片腕のない薊を見て幽は、…修羅め、とつぶやきますが、薊は、当然、と答えます。
© 外薗健 カグラバチ 100話より
次の瞬間、薊は幽に飛びかかりますが、幽は蜻で玄力を放ち薊のもう片腕も破壊します。
© 外薗健 カグラバチ 100話より
両腕のなくなった薊に、これで死に体、とつぶやきますが、薊は蹴りで幽を攻撃します。
© 外薗健 カグラバチ 100話より
薊は、修羅にくらい成るさ、と心の中でつぶやき、小さい頃のチヒロを思い出します。
© 外薗健 カグラバチ 100話より
一方、柴は慚箱“すば琉”という鮨店にいました。
© 外薗健 カグラバチ 100話より
まとめ
第100話では、六平国重が剣聖の義理の兄だと判明、関係性が少し複雑そうですが、幽は剣聖と話し剣聖が錯乱状態にはなく、信念の下に蠱を起こした事を知ると、剣聖と協力しようとします。
一方、生死不明だった薊や漆羽、奈ツ基は生存していて、薊は満身創痍の状態でも幽を地下牢獄まで追いかけて行っていました。蜻で残った片腕も吹っ飛ばされてしまいますが、それでも戦いを止めず幽に攻撃を続けます。ここで場面は慚箱“すば琉”へと移り、柴が電話を見ていました。第96話で壱鬼は柴と緋雪を本部に呼び戻すように指示していましたが、本部からの連絡でも待っているのでしょうか?

神奈備本部の戦いはまだ続きそうですが、神奈備本部側の状況が悪いうえに、幽と剣聖が手を結びそうな展開になってきました。果たして剣聖は幽と手を結ぶのか、次の展開も気になります。
次回は、11月17日(月曜)発売予定の週刊少年ジャンプ 2025年51号に掲載予定です。
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