週刊少年ジャンプで連載中のカグラバチ 第115話のネタバレ、感想です。
前回の記事はこちらです。

国重と柴、さっそく処分され別室に閉じ込められる
刀匠と寿司職人、剣士の三足の草鞋
蓮見が丈治と呼ぶ妖術局職員に声を掛けて、柴が余計なことをしようとしている事を伝えます。すると丈治は、あのクソ餓鬼、…任務をなんだと思ってる…、と怒りますが、学者からの瓜田すば琉への質問の場が、今から雫天石研究所の第6研究室で行われるようで、頼む今は邪魔はするなよ…、とつぶやきます。瓜田すば琉は刀匠、寿司職人だけでなく、沙骨(さこつ)一刀流の免許皆伝の剣士でもあるようで、三足の草鞋だと蓮見は言いますが、瓜田に聞こえたのか、一足だ、と瓜田は訂正します。
© 外薗健 カグラバチ 115話より
瓜田の打つ刀は“玄力の通り”が凄まじく滑らか
瓜田は三足の草鞋と言われたのが気に入らなかったのか、多くのことを極めようとすればそれぞれが半端になるだけだ、と言って、そんなマネはしない、寿司は全てに通じる、寿司も鍛冶も剣術も俺が極めたのは“握り”…その一足だ、と蓮見と丈治に反論します。話は学者の質問に移り、雫天石の当面の問題、“使えば死ぬこと”に関連した質問をします。雫天石は玄力を込めれば、その力は急速に膨れ上がりますが、その者の体内にまで流れ込み身体は裂けてしまいます。しかし、過剰供給された電力を貯蔵する蓄電池のような玄力の一時的な逃げ道を作る事ができれば、安定的な供給も可能になるのではないかと学者達は考えているようです。瓜田の刀は“玄力の通り”が凄まじく滑らか、つまり玄力と相性がいいという評判で、瓜田の著書ではその秘訣は“素材が何より重要”と書いていました。
© 外薗健 カグラバチ 115話より
学者の調べではどの素材でも玄力との親和性を裏付ける科学的な証拠は見受けられず、学者は瓜田に玄力の通りやすい素材に関して、刀匠ならではの解釈があるのだと思い、それを詳しく伺いたいと言いますが、瓜田はあれはデタラメだ、といきなりぶっちゃけた本音を学者に話します。玄力の通りやすい素材など存在しないと瓜田は言い、著書に書いた内容もほとんどウソでテキトーに書いたそうです。瓜田は、雑魚の刀鍛冶共に自分の手の内を明かしてやる通りなどなく、代わりにウソを広めて搔き乱してやるべきなんだ、と自分の主張を話しますが、瓜田のめちゃくちゃな主張にその場にいる学者全員があきれます。瓜田は玄力と相性のいい刀を打つ秘訣は、自分が打つことだと断言し、いきなり丈治の顔面に鉛筆を投げます。
© 外薗健 カグラバチ 115話より
丈治は何とか自分の刀で鉛筆を真っ二つに斬り、顔に鉛筆が刺さるのを防ぎますが、何を、と丈治をつぶやき驚きます。瓜田は、いい剣士だ来い、と丈治に言い丈治の刀も褒めます。丈治の刀は加座船の最上作だそうですが、瓜田は自分の刀を持ってみろと丈治に言います。瓜田が持ってきた刀は新作で、素材は玉鋼と卸金で、特殊なものは使っていないそうです。一方、瓜田の話を聞いていた学者は、純粋に刀の出来ならまだしも、“玄力との相性”という“性質”まで技術で左右できるという瓜田の話に、どうだか…、とあまり信じていませんでした。
© 外薗健 カグラバチ 115話より
しかし、丈治が瓜田の刀を抜くと空気が変わり、戦闘経験のない学者はそれだけで自分の腕を斬られたと錯覚します。丈治も瓜田の刀の出来に驚いたようで、…こんなに違うのか、と思わず声が出ます。ほとんど瓜田の話を信じていなかった学者にすら幻覚を見せる瓜田の刀の出来に、抜刀しただけで空気が変わった、戦闘経験のない学者にとっては恐ろしい体験だろうな、と蓮見も驚きます。
© 外薗健 カグラバチ 115話より
瓜田の刀と他の刀の違い
雷が落ちる時に空気が薄いところ、湿度が高いところのように電気は通りやすい場所を探しながら、雷が乱れながら落ちてくるように、玄力も炭素量の超微弱な乱れや焼き入れによって生じる組織の変化によって、刀の中にわずかに玄力の通りやすい道ができ、それを瓜田は“脈”と呼んでいるそうです。本来自然発生するその脈を、刀に込めた玄力が無駄なくただ斬るために廻るように瓜田は自ら設計していて、だから俺の刀には濁りのない殺傷能力がある、と瓜田は自分と他の刀との違いを説明します。
© 外薗健 カグラバチ 115話より
瓜田の説明を聞き、これが最高峰の刀……、と丈治は驚きますが、瓜田は脈に気付いている刀鍛冶は稀だなと言い、さらに気付いててもオレほど精巧に作れる奴はいない、なァ?と瓜田は弟子に同意を求め、瓜田の弟子も同意します。そして、瓜田は雫天石が生む膨大な玄力にも、相応しい脈を用意してやれば制御出来ない事もないはずだと言いますが、瓜田の話を聞き学者達は困惑します。それができるなら、“妖刀”ってやつが生まれるかもな、と言った所で、瓜田は突然自分の刀を抜刀します。
© 外薗健 カグラバチ 115話より
次の瞬間、柴が国重と真城を連れて瞬間移動で現れます。瓜田は柴の玄力や気配を察知して抜刀したようですが、蓮見と丈治は突然現れて、瓜田の説明の邪魔をした柴に激怒します。真城は柴を止めましたと言い訳し、柴は国重を紹介だけさせてと蓮見達に頼み込みます。
© 外薗健 カグラバチ 115話より
柴は国重を刀鍛冶だと紹介し、真城の持っている刀も国重が打った刀だと全員に見せます。ただ、国重は無名なので瓜田とその弟子も名前を聞いた事がなく反応は薄いですが、国重は瓜田の名前を知っていて、瓜田に握手を求めます。瓜田の弟子は無礼だと国重を止めようとしますが、瓜田はいいよと言い、国重と握手をします。瓜田は国重と握手をした時、国重の手の厚さに気付き、これまで刀を何本打ってきたか質問します。
© 外薗健 カグラバチ 115話より
国重はこれまで通算200本ちょい打ってきたようですが、協会が定めた修了期間と月2本の原則があるようで、それを破っていないとありえないと瓜田の弟子に言われます。しかし国重は、いい刀作りさえすりゃ良いだろ、と悪気もなく平然と反論しますが、瓜田の弟子から、それだけの本数を打って無名なのは、大した刀を作っていないことの証明なんじゃないか?と言われると、……ぐうの音も出んな、と国重は言い反論しませんでした。しかし柴からそんなことより飯と言われると、国重は飯の事を思い出し目の色を変えて、自分なりの雫天石の研究発表をします。
© 外薗健 カグラバチ 115話より
雫天石の熱に対する力の増幅や、徐々に温度を上げていけば感度も上がり千度程度で熱への感度は玄力への感度と同等になる事、鉄鉱石の溶融温度に達する前での製鉄する方法や可能性などを、国重は黒板にチョークで書きながら説明します。。学者は国重が妖術局の人間か聞き蓮見は否定しますが、なぜ我々の研究成果を知っているのか、部外者に話したのか?を気にします。
© 外薗健 カグラバチ 115話より
そして、国重に黒板に書く手を止めるように学者は言うと、雫天石の製鉄や加工は不可能で、無理に溶かそうとすれば連鎖的に爆発が起き死者が出ると国重に教えます。しかし国重は、俺ならできる、と断言しますが、学者たちは誰なんだ?と困惑するだけです。一方、蓮見は勝手に友達を連れてきた柴と、勝手に学者と瓜田の前で研究発表をした国重に怒り、厳正に処分をすると学者達に言います。
© 外薗健 カグラバチ 115話より
そして、柴と国重は蓮見によって別室に閉じ込められます。国重は柴に話しかけますが、柴は失敗したと思っているのか、真剣な顔をしたまま何も国重に答えません。一方、蓮見は柴に後でゆっくり話そうといった後、真城と研究室に戻りますが、歩いている廊下でさっき国重が話していた研究発表の内容について考えていました。国重が話した研究発表は既に妖術局や学者が把握している研究内容と同じようですが、そのほとんどは柴にも真城にも教えていないようで、柴が蓮見に電話してから12時間も経っていない短時間であれだけの内容を眼で見ただけで国重は導き出したのか、と内心驚いていましたが、ただまだ蓮見は半信半疑のようです。
© 外薗健 カグラバチ 115話より
そこに瓜田が現れて真城の刀を抜くと、……なぜ奴は無名なんだ、と国重が無名の理由を真城に問いただします。真城は柴の、俺が信頼してるからって理由で特別待遇や、と言われて刀を貰った時の事を思い出し、瓜田に無名の理由を教えます。
© 外薗健 カグラバチ 115話より
国重は刀を売る人間を選びまくっていて、おかげで飢え死にかけてますケド…、と真城は瓜田に無名の理由を教えると、瓜田は豪快に笑った後、……生意気な野郎だ、とつぶやきます。一方、別室に閉じ込められた国重は、柴、飯は?と聞きますが、やはり失敗して気まずいのか柴は真剣な顔をしたまま国重に何も答えませんでした。
© 外薗健 カグラバチ 115話より
まとめ
第115話では、雫天石研究所に招かれた瓜田が学者の質問に答えます。学者は瓜田の著書を見て、玄力を通しやすい素材について学者の領域にはない刀匠ならではの解釈を聞きたかったようですが、瓜田の著書の内容はほとんどウソでテキトーに書かれていて、玄力を通しやすい素材など存在せず、秘訣は瓜田が打つ事だと学者に説明します。そして、瓜田は玄力の通りやすい道、“脈”について説明し、それを用意すれば雫天石も制御出来るかも、と話します。そこに柴が真柴と国重を連れて瞬間移動で現れ、強引に国重が研究発表を始めます。その内容はやはり学者達が導き出した研究内容と同じようですが、学者は国重が言いかけた雫天石の加工や製鉄を不可能だと否定します。しかし、国重は俺ならできると断言しますが、直後に余計なことをやったという事で蓮見に処分され、柴と国重は別室に閉じ込められます。しかし、蓮見は国重の眼が特別だという事をちょっとは信じ始めているようで、さらに瓜田は国重の刀を見て何かを感じ取ったようです。別室に閉じ込められた柴と国重はどうなるのか、気になりますが次回以降の展開を待ちたいと思います。
次回は制作上の都合によって休載となっていて、2026年3月30日(月曜)発売予定の週刊少年ジャンプ 2026年18号に掲載予定です。
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