週刊少年ジャンプで連載中のカグラバチ 第46話のネタバレ、感想です。
前回の記事はこちらです。病院で目覚めたチヒロは、柴や緋雪達に毘灼から妖刀を奪う策を説明します。

神奈備上層部の説得へ
神奈備上層部と面会したチヒロは神奈備上層部の前に立ちますが、事前に柴から妖刀は回収するという方針で神奈備上層部はまとまっていると聞いていました。チヒロと淵天の処遇を巡って議論が白熱する可能性はあるようですが、何かあれば薊が守ってくれる手はずになっています。柴は国重の事で神奈備上層部の二人をボコった過去があるようで、柴がこの場に来ると百パー話がこじれるという事で、柴は来ていません。
© 外薗健 カグラバチ 46話より
チヒロと淵天の処遇を決める話し合いが始まる
神奈備上層部はチヒロを見て、何人かは思ったことを思い思い喋っています。そして神奈備上層部による、チヒロと淵天の処遇を決める話し合いが始まります。
© 外薗健 カグラバチ 46話より
チヒロが国重の息子か疑われる
毘灼を出し抜くべくチヒロは所有者に会いたいと神奈備に言いましたが、所有者を匿う“慚箱”は、神奈備の上位妖術師を多数配備しているようで、妖刀でも慚箱の護衛を破るのは困難なようです。ここまで厳重にするのは所有者たちを部外者の手に触れさせないためで、よくわからない奴は会わせられないと神奈備上層部はチヒロに言います。またチヒロの血を採血して調べていて、明日には結果が出るようなので、神奈備上層部の一人は会議は明日でいいだろうと言います。しかし、そうもいかず真打は今仮封印の状態で、真打の力を押さえ続けられる状態にはないそうです。
© 外薗健 カグラバチ 46話より
本封印に移行するなら早めに動きたいので、チヒロが言う毘灼を出し抜く別の“打開策”が確たるものか知りたい、と神奈備上層部は言い、ハクリの蔵の能力に話題は移ります。“所有者に接触し妖刀を転送する”蔵の能力の鍵となるハクリに、妖術を見せるように神奈備上層部は言いますが、緋雪は今は見せられないとハクリの代わりに神奈備上層部に答えます。
© 外薗健 カグラバチ 46話より
ハクリの妖術は昨日、目覚めたばかりでそれにもかかわらずかなり酷使したので、少し休息が要ると田福が事情を説明し、ハクリの能力がなかなか便利な術である事を自分の目で確認したと緋雪も併せて説明します。ただ、ハクリのスタンスは舵取りをチヒロに任せている、と緋雪が言うと、結局チヒロが信頼に値するかに議論が戻ります。
© 外薗健 カグラバチ 46話より
神奈備上層部の一人が刳雲の行方を聞きますが、チヒロは消滅した事を正直に伝えると、幸先悪いなオイ!!これが信頼できるかよ、と鼻で笑われながら言われます。さらに神奈備上層部の一人はチヒロに、仮にお前が六平の息子だとして、この場に知っている人間いるだろ?と聞きます。六平国重は神奈備上層部の数名の手引きで山に隠居していて、チヒロにも一緒に住んでいたか確認しますが、チヒロは一緒に住んでいたが、父親の独断で連れられただけでここにいる人とは面識はないと答えます。
© 外薗健 カグラバチ 46話より
神奈備上層部の一人はさらにチヒロが六平の息子か確かめようとしますが、チヒロは素性の事はこれ以上話したって無駄だと言い、素性でなくやってきた事で評価すればいいと言います。双城を仕留めて、楽座市を潰し、真打を奪った、とチヒロは自分がやって来た事を挙げて、神奈備にとって損はなく、さらに払う予定だった大金も浮いたと言うと、神奈備上層部の一人は、確か~に、と納得します。
© 外薗健 カグラバチ 46話より
さらに緋雪が一言と言い、チヒロが所有者に危害を加えることはないと断言できる、そいつは悪党しか斬らない、と言い切ります。これには緋雪がそこまで言うか、と神奈備上層部も少し驚きます。緋雪の言葉を聞いたハクリと田福は、グータッチをして喜びますが、先ほど刳雲の行方を聞いた神奈備上層部の一人は納得せず、チヒロに絡んでいきます。
© 外薗健 カグラバチ 46話より
神奈備上層部の一人はチヒロのやってきた事の評価を、“勝手な野郎”と言い、さらに妖刀を回収した後、どうする気か聞いてきます。大人しく神奈備に渡すか?と聞かれ、妖刀を誰にも渡したくないチヒロは即答できずにいると、神奈備上層部の一人は、……血の鑑定なんていらんな、やっぱりお前六平の息子だ、と言い、一転してチヒロを国重の息子と決めつけます。
© 外薗健 カグラバチ 46話より
チヒロが自分勝手で傲慢だと言い放つと、打開策はこうだと言った後、神奈備上層部の一人が手のひらをチヒロに向けて、お前を殺すと言います。チヒロに手のひらを向けると数珠のようなものが現れたので、この人の妖術だと思われますが、この妖術を使ってチヒロを殺し淵天の命滅契約を解除した後、神奈備の人間に新たに持たせると神奈備上層部の一人は言い、その方が神奈備にとって確実な利益だ、違うか?と一方的に言います。この上層部の人間はチヒロを殺す気満々ですが、ハクリと薊は妖術を使ってチヒロを助ける動きを見せます。この上層部の男は先ほどから国重やチヒロを嫌っているようで、かなりの反六平国重派の人間ようです。
© 外薗健 カグラバチ 46話より
慚箱“国獄”が襲撃に遭う
そこに神奈備職員が部屋に入ってきて、慚箱“国獄”が襲撃されたと神奈備上層部に報告します。神奈備上層部は慚箱“国獄”にいる所有者の無事を確認しますが、数人の刺客と複数の妖刀特有の玄力反応を確認後、慚箱“国獄”は壊滅してしまったようです。
© 外薗健 カグラバチ 46話より
さらに神奈備職員は襲撃された慚箱“国獄”の現場には手の甲に炎の紋章のついた男が現れたと言うと、全員の脳裏に毘灼の事がよぎります。神奈備上層部は所有者の漆羽が殺られていないか、また妖刀特有の玄力反応が複数ある事を気にします。
© 外薗健 カグラバチ 46話より
ただチヒロだけは、楽座市で漣天理が使っていた双城が生み出した雫天石の武器を思い出します。あの雫天石の武器が幾つかあると分かり、チヒロは神奈備上層部に、別の人間に淵天を持たせても自分のように使いこなすには一朝一夕ではいかない、即戦力が必要なら俺に賭けるべきだ、と訴えます。そのチヒロの姿に神奈備上層部は国重を重ねますが、先ほどのチヒロを殺そうとした神奈備上層部の一人はさらに怒ります。しかし、神奈備上層部の内、中央に座っている白羽織を着た黒髪の男はチヒロの手錠を外すように指示を出します。
© 外薗健 カグラバチ 46話より
白羽織を着た黒髪の男は、今や一刻を争う状況で淵天の新しい所有者を選定するヒマはない、六平千鉱 一時利用させていただく、……だが妖刀を君の好きにはさせん、とチヒロに言います。さらに続報として、襲撃された慚箱“国獄”にいた所有者は生きているという情報が入ってきます。
© 外薗健 カグラバチ 46話より
慚箱から脱出した所有者と合流へ
漆羽という所有者は慚箱から脱出し逃走中で、諸々の手引きは神奈備がするので、直ちに彼と合流し命を守れ!!と、チヒロとハクリに命令が下ります。
© 外薗健 カグラバチ 46話より
まとめ
第46話では、神奈備上層部とチヒロの話し合いが行われ、チヒロは所有者と会ってハクリが妖刀を転送できるようにしたいと神奈備上層部を説得しようとします。しかし、上層部の中には反六平国重派の人間もいるようで、特に刳雲がどうなったかチヒロに質問した男はかなりの反六平国重派の人間のようで、チヒロが自分のやってきた事で評価するように言うと、“勝手な野郎”と決めつけてチヒロを妖術で殺そうとします。そして殺した後、チヒロの淵天を奪い、神奈備の人間を新たな淵天の妖刀契約者にしようとします。
そこに毘灼の慚箱“国獄”襲撃の報告が入り、チヒロは自分に賭けるように神奈備上層部に必死に訴え、最終的に中央に座っている白羽織を着た黒髪の男の許可を得て淵天をこのまま使用出来るようになります。そして、慚箱から脱出した漆羽という所有者と合流するよう、チヒロとハクリは神奈備から命令を受けます。
楽座市編が終わり新たに所有者と合流する事になり、いよいよ新編が始まりそう(正確には第45話から新編に入っていますが…)なので今後の展開が楽しみです。
次回、逃亡中の所有者・漆羽洋児とチヒロ、ハクリが合流します。

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