週刊少年ジャンプで連載中のカグラバチ 第48話のネタバレ、感想です。
国獄温泉の守護者が全滅
妖刀『酌揺』の契約者・漆羽洋児
前回、チヒロが敵の妖術師達を一掃しましたが、漆羽以外の乗客は念のため、別の車両に移ってもらいこの車両にはチヒロ、ハクリ、漆羽の三人しかいません。他の乗客はこの後、一駅先で停車して全員降りてもらう手筈になっていて、この新幹線には運転手とチヒロ達だけになり、漆羽を仙沓寺方面に護送するようです。漆羽はチヒロが六平の子だと信じたようで、承知だ六平サン、とサン付けで答えますが、さすがにチヒロは嫌だったようで、サン付けやめてもらえませんか?と、漆羽にお願いします。
© 外薗健 カグラバチ 48話より
この人物が18年前に妖刀『酌揺』を振るった契約者、漆羽洋児ですが、チヒロに対して興奮しっぱなしで、妖刀・淵天を抱っこしたいと、まるで赤ちゃんを抱っこしたいというようにチヒロにお願いし、ハクリも若干呆れています。チヒロが、六平の子だという自分の素性を疑わないのか?と漆羽に聞きますが、あんたは六平の子じゃない、六平サン、六平サンそのもの、だと言い、チヒロが纏う空気が父親の国重と同じ空気で疑いようがないと漆羽は答えます。
© 外薗健 カグラバチ 48話より
その後真面目な顔になり、18年ぶりに再会した気分だ、と漆羽はチヒロに言います。そして淵天を抱っこすると、この7本目の妖刀が物的証拠!!キャワイイネー!!と、漆羽は言いつつ再び興奮しながら淵天をナデナデします。チヒロの纏う空気と妖刀に触れて漆羽の中で色々と辻褄が合ったようで、漆羽は一人納得しています。その後、国重が戦後十五年間一人っきりという訳でないと分かり、さらにチヒロからずっと愉快だったと聞かされ、…そりゃよかった、と漆羽はつぶやきます。
© 外薗健 カグラバチ 48話より
そして、チヒロは毘灼について知っている情報を漆羽に伝えます。国重暗殺後の三年と少しの間、妖刀を強奪した毘灼は双城・漣家の背後で暗躍し、妖刀を使うべく契約者を殺す手筈を整えていて、その一つが双城が生み出した武器だとチヒロは言います。国獄で漆羽も見た武器は原料が妖刀と同じ雫天石で、命と引き換えに一時的に妖刀に並ぶ力を得られる事を漆羽に伝えます。
© 外薗健 カグラバチ 48話より
チヒロは、とにかく毘灼の算段は一時的でも“妖刀相当”を複数同時にぶつけて慚箱を落とすことだと漆羽に説明します。双城の武器とそれを使わせる雇いの妖術師、それぞれを4つの慚箱を襲撃できるだけの戦力を揃えているとチヒロは推測しますが、ここでハクリはこっちの妖刀レベルの戦力をチヒロに聞き、チヒロは淵天と炎骨の2つだと答えます。それを聞き、戦力に差があり慚箱を守りきれるのか…?と、ハクリは不安になりますが、その計算はナンセンス、と漆羽がツッコみます。まだ俺が生きていて、そもそも慚箱を落とす算段が早速躓いていると漆羽は言います。さらに自分を逃がしてくれた国獄温泉の守護者達について、漆羽は言及します。
© 外薗健 カグラバチ 48話より
ここで慚箱の守護者達、国獄湯煙スクワッドが漆羽を逃がした後の場面に戻ります。守護者の一人が漆羽を逃がした後、番台に状況を確認し、他の守護者達に合図を送ります。この合図によって他の守護者達も漆羽が脱出した事を確認、後は敵の意識を自分達に向けつつ、全員が敵妖術師を仕留める行動に移ります。
© 外薗健 カグラバチ 48話より
場面は一度現在に戻り、漆羽は慚箱の守護者達は優秀だとハクリに言います。慚箱の守護者の実力を裏付けるのは速度や膂力だけでなく、経験や巧みな連携も彼らの実力を裏付けているとハクリに説明し、それに比べて毘灼にその辺で雇われた妖術師なら元の能力差は歴然で、雫天石を使った武器によって抜かれた程度の力ではうちのはタダではやられないと漆羽は言います。勝つ可能性が?と、チヒロが漆羽に問うと、3年も一緒にいたんだ、そのくらい期待しちまうよな、と漆羽は答えます。
© 外薗健 カグラバチ 48話より
実際に、国獄湯煙スクワッドの一人・伏見は妖術“煙斧(えんぶ)”で敵妖術師を一撃で倒します。その後も国獄湯煙スクワッドの奮戦によって、国獄温泉を襲撃した敵妖術師を全員倒すことに成功します。国獄湯煙スクワッドのメンバーは、漆羽が新たな護衛と合流して仙沓寺に向かったと分かると、先回りして漆羽を元気よく出迎えようと全員で仙沓寺方面に向かいます。
© 外薗健 カグラバチ 48話より
新たに毘灼の構成員が二人、登場
一方、チヒロ達が停まる予定だった駅に新幹線が到着しますが、何故かホームには人がほとんどいません。するとハクリが何かを見つけ、漆羽も窓の外の中に気付きます。その後、場面は切り替わって駅のホームには毘灼の構成員が二人いました。昼彦と呼ばれる人物は駅のホームの自販機を見て、良い品揃え、近所に欲しいな、とつぶやくと、目標の妖刀契約者である漆羽がすぐそこにいるにもかかわらず、のん気に自販機で炭酸飲料を購入します。昼彦は、その辺の妖術師では役に立たないが、雫天石を使用した武器のおかげで削れはしたね、ともう一人の毘灼の構成員に言います。
© 外薗健 カグラバチ 48話より
昼彦はようやく幽が動く許可をくれた事が嬉しいようで、妖刀を奪ってからの三年間は“準備”“準備”、退屈、退屈だったとつぶやき、これまでが序章でこっからが本編、そりゃワクワクするよな、ともう一人の毘灼の構成員に話しかけます。護衛が妖刀なのでわくわくって、ともう一人の毘灼の構成員が昼彦に注意しますが、わかってるよ、…までも漆羽を殺すのに淵天と戦る必要はない、と言った後購入した炭酸飲料を飲み干します。
© 外薗健 カグラバチ 48話より
昼彦は空になった空き缶を捨てると、チヒロ達が乗っている新幹線に乗り込みますが、ホームのベンチには殺された国獄湯煙スクワッドの4名が放置されていました。ハクリや漆羽はこの国獄湯煙スクワッドの4名の死体が、ホームにある事に気付いていたようです。
© 外薗健 カグラバチ 48話より
昼彦は漆羽に死体を見せつけて、漆羽が怒髪衝天となり飛びかかって来てくれることを狙って、わざわざホームまで死体を運んできたのでした。
© 外薗健 カグラバチ 48話より
しかし、漆羽は冷静で昼彦の挑発に乗らず、昼彦の相手は淵天を持つチヒロに任せていました。
© 外薗健 カグラバチ 48話より
チヒロと昼彦の戦いが始まる!
ハクリは、俺なら取り乱して挑発に乗っている…でもこの人はわかってるんだ、自分の命の価値を、と心の中でつぶやき、漆羽の冷静さに驚きます。一方、昼彦は漆羽の精神力を褒めつつ、んじゃ仕方ないね、とつぶやくと、チヒロとの戦いを始めようとします。
© 外薗健 カグラバチ 48話より
まとめ
第48話では、漆羽を逃がした国獄湯煙スクワッドのメンバーが奮戦、国獄温泉を襲撃した敵妖術師を返り討ちにします。そのまま、国獄湯煙スクワッドのメンバーは漆羽を驚かそうと、仙沓寺に先回りします。しかし、その途中で昼彦を含む敵妖術師に再度、襲われたようで国獄湯煙スクワッドのメンバーは殺害されてしまったようです。昼彦は漆羽を挑発しようと、4体の死体をわざわざ駅のホームのベンチまで運び漆羽に見せつけます。しかし、漆羽は昼彦の挑発には乗らず、チヒロに昼彦を任せます。次回はチヒロと昼彦の戦闘になりそうですが、昼彦は妖刀・淵天を持つチヒロ相手にどのように戦うのでしょうか?
次回、昼彦と雇われの敵妖術師がチヒロに襲い掛かります。

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