週刊少年ジャンプで連載中のカグラバチ 第58話のネタバレ、感想です。
座村と漆羽が斬り合い
酌揺が使われる7分前の出来事
昼彦には抜けないはずの酌揺(くめゆり)を、昼彦が抜いて使用する7分前の出来事です。仙沓寺 東門前をハクリを背負った巻墨、それに座村や漆羽たちが移動しています。
© 外薗健 カグラバチ 58話より
ハクリへの応急処置は済ませていますが、ハクリは神奈備にとって能力が重要でもあるけど、この先のハクリ自身の為にも無茶をすればいいってものでない、と女の巻墨がハクリに忠告します。しかし、おかげでまた座村さんを拝めたよ、とハクリにお礼も言います。その後会話をしながら歩いていると、ハクリはいつの間にか眠ってしまいます。
© 外薗健 カグラバチ 58話より
座村が護衛たちを、全員気絶させる
次にハクリが目覚めると、巻墨たち護衛が全員倒れていました。血は出ておらず全員が気絶しているようですが、漆羽が座村になんのつもりだと問いただしています。鳥の羽が舞っているので、座村が飛宗(とびむね)の能力を使用して全員を気絶させたのかもしれません。
© 外薗健 カグラバチ 58話より
乱心したのかと問う漆羽に、冷静だと答える座村、座村はまだゆっくり話せていなかったな、と言うと、このまま妖刀を全て取り返せば妖刀を取り巻く問題は解消か?と、話し始めます。さらに座村は、そんな簡単な話なら戦後すぐに、六平国重が妖刀を隔離する必要なんてなかった、と話を続けます。
© 外薗健 カグラバチ 58話より
座村は妖刀「飛宗」を18年ぶりに振るうなら、六平国重の名の下に悪を滅し弱者を救う、と断言しますが、漆羽は、ああ…、だからその刀で毘灼を討つんだろ、と答えます。
© 外薗健 カグラバチ 58話より
毘灼と協定を結んでいた座村
毘灼は悪だと言う漆羽に、そんな毘灼と協定を結んででも罰を与えないといけない、毘灼よりもずっと薄汚い“悪”がいると座村は言いますが、毘灼と協定を結んでいると聞き漆羽とハクリは驚愕します。さらに“悪”とは契約者(おれたち)のことだよと座村は漆羽に言い、俺たちは…18年前にあの事件を隠した、と言いますが、ハクリは18年前に何があったのか分からず話についていけません。“罪”に蓋をした…、そして六平や契約者を英雄として擁立し、その上に成り立つ社会があるならと…、受け入れた、と座村は言います。
© 外薗健 カグラバチ 58話より
座村は自分達を毘灼から守る為に、真相を知らない若い守護者が死んでいき、これからも契約者の為に若い守護者が死んでいくのが許せないようです。死ぬなら自分達、契約者だと考えているようで、座村は自分を含めて五人の契約者を全員、俺が殺すと漆羽に宣言します。自分に飛宗があれば、毘灼と違って守護者を死なせず契約者を殺せると言いますが、漆羽は自分を殺せば毘灼の持つ“酌揺”が使用可能になると座村に警告します。しかし、座村は酌揺を持つ毘灼は剣聖を殺す為に利用するようで、剣聖を殺した後は毘灼を皆殺しにし、妖刀で勝手なマネはさせない、むしろ妖刀を炙り出す好機だ、と座村は言います。
© 外薗健 カグラバチ 58話より
“毘灼が妖刀を使えばこの人を出し抜ける”という可能性は限りなく低い、と漆羽は考え、あんたの考えを理解できる、と漆羽は座村に言います。しかし、漆羽は慚箱・国獄で自分を守り死んでいった守護者達を思い出し、…だが俺はもう過ごし…生かされた…!!だから死ぬわけにはいかない、と座村との話し合いを止め、座村と対立することを選びます。
© 外薗健 カグラバチ 58話より
座村も互いのエゴだなと言い対立を選び、二人は斬り合う事を選びます。互いに剣を握って対峙する二人、一方ハクリは自分が飛宗を転送したからだと責任を感じ、何とか漆羽を助けようと動こうとしますが、体が動きません。
© 外薗健 カグラバチ 58話より
対峙する座村と漆羽
二人は対峙した後、居合で斬り合います。
© 外薗健 カグラバチ 58話より
斬られたのは漆羽
次の瞬間、漆羽は座村に斬られて大量に出血します。
© 外薗健 カグラバチ 58話より
座村は普通の刀から飛宗に変えると、漆羽に止めを刺そうとします。一方、ハクリはさっさと無茶してでも酌揺を転送していれば漆羽は死ななかった、俺のせいだ、と自分を責めチヒロを早く転送しようとします。座村に飛宗で斬られそうになった漆羽は、一人で…背負うのか、と座村に問いかけます。
© 外薗健 カグラバチ 58話より
……ああ、これ以上誰も地獄(こっち)に来なくていい、と座村は答えると、飛宗で漆羽を斬り殺します。それと同時に、チヒロが転送されてきます。
© 外薗健 カグラバチ 58話より
再会するチヒロと座村
そこには鳥の羽が舞う中、漆羽を殺した直後の座村が立っていました。最悪の状況で数年ぶりに座村と再会したチヒロ。一方、血まみれのチヒロを見て、………随分と、…血生臭くなっちまったなァ…、千鉱、と座村はチヒロに話しかけます。
© 外薗健 カグラバチ 58話より
まとめ
前回、何故か昼彦が酌揺を使用できて、花魁のような玄力反応が現れていましたが、理由が第58話で判明します。座村が漆羽を殺して、漆羽と酌揺の命滅契約が消えたからでした。その為、昼彦は酌揺を使えたのでした。座村は事前に毘灼と契約を結んでいたので、ハクリが飛宗を転送しなくても、近いうちに飛宗を使って契約者を殺していたのだと思います。今回、たまたま座村が漆羽を殺して酌揺の命滅契約が消えて、昼彦がタイミングよくチヒロに酌揺を使えたのは偶然?でしょうか?
また、座村は漆羽に止めを刺すのにわざわざ飛宗に変えてから、止めを刺しています。飛宗の能力がどんなものか詳細が不明なので断定できませんが、護衛を気絶させた時に鳥の羽が舞っていて飛宗の能力っぽかったので、もしかしたら漆羽に止めを刺した時何か飛宗の能力を使ったのかもしれません。座村が漆羽の死に際に何か仕掛けたのだとしたら、この辺はのちのち伏線になるかもしれません、…的外れな考えかもしれませんが…。
次回は番外編です。
第59話では、最悪の状況に混乱するチヒロ、座村はそんなチヒロを非情にも斬り殺します。
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