【ネタバレ】カグラバチ第67話「ザ殺戮ホテル」感想、ネタバレ

週刊少年ジャンプで連載中のカグラバチ第67話のネタバレ、感想です。

前回の記事はこちらです。チヒロはイヲリに、座村清市や「斉廷戦争」について知っている事を話します。

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昼彦が京都殺戮ホテルを強襲
まとめ

昼彦が京都殺戮ホテルを強襲

チヒロの死亡を信じていた昼彦

第59話でチヒロを殺したと座村に言われてチヒロは死んだと信じていた昼彦ですが、斗斗にチヒロは生きていたと聞かされて涙が出るくらい喜んでいます。やる気が出てきたと言い、座村の娘の居場所を従業員に聞こうとする昼彦ですが、そこに総支配人の戦国与次郎が話しかけてきます。

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京都殺戮ホテルの従業員は全員が剣士で、実力はピンキリのようです。しかし、礼玄一刀流・免許皆伝で大師範の戦国与次郎は別格のようで、戦国与次郎は他の従業員に手を出させず一人で昼彦と斬り合います。斗斗は、昼彦は妖術師の中ではかなり上澄みではあるが、妖術ありきで剣術を碌にやったことがなく、さらに酌揺と命滅契約を結んで自分の妖術を失った昼彦には戦国与次郎の相手は厳しいと分析します。しかし斗斗は、怖いからじっとしとこ、と心の中でつぶやきます。

実際に昼彦は戦国与次郎の刀を受けますが、戦国与次郎の刀を受けきれず刀を跳ね返されてしまいます。昼彦は久々李から剣術の“型”の重要性について言われた時の事を思い出し、このままでは妖刀を握っても千鉱と同じ土俵に立っているとは言えないと感じます。それでも千鉱と対等に殺し合うと言った時の事を思い出すと、昼彦は刀を一度手放し再度、刀を握り直すと変則的な太刀筋で戦国与次郎を攻撃します。

倒れながらも何とか戦国与次郎の剣をかわした昼彦ですが、息が上がっていて斗斗が、やっぱ手伝おうか？と、声をかけます。しかし、昼彦は斗斗の申し出を断り、さらにホテルの従業員に、全員でかかってきた方がイいんじゃい？と、挑発します。戦国与次郎の剣を避けるのもやっとのように見えましたが、刀を握り直した時に戦国与次郎の左腕を斬っていて、戦国与次郎の左腕が斬り落とされます。

俺は“自由”の門下だ

刃の出どころすら見えなかった戦国与次郎は、昼彦にどこの門下だ、と質問します。しかし昼彦は、頭の固い奴ばっかだな、誰かの門下じゃなきゃいけないか？と言うと、俺は“自由”の門下だ、と言い、昼彦は剣術を誰かに教わるのではなくあくまで自己流でやるようです。

一方、目を覚ましたイヲリにチヒロは現在朝で、巻墨は屋上で封印の準備を三人でしていて、封印の準備も終盤である事を伝えます。さらにチヒロは夜は交代しながら見張りをして、見張りをしていない時は巻墨から戦闘法を聞いたり、剣術の練習などをやったりしていた、とイヲリに言います。イヲリはチヒロに学校とかは？と聞きますが、学校は通った事はないとチヒロは答えます。

イヲリは学校では平和な日常を送っていたと言うと、クラスメイトに事を思い出し、…会いたいな、とつぶやきます。そして、寝込む前にある記憶を思い出したとイヲリは伝え、本来の自分に戻れば普通の生活は送れず学校には通えなくなる事をチヒロに確認します。学校に通えないと分かりイヲリは悩みますが、悩んでいるイヲリを見てチヒロは自分が六平国重の子で、“戦争の英雄”の子であるイヲリとは境遇が似ている事を教えます。“辛くても真実に生きた方が幸せだろう”と、勝手に共感した事をチヒロはイヲリに教えますが、その時部屋のインターホンが鳴ります。

誰が訪ねて来たのかチヒロが確認すると、部屋の外には刀を持った男が待ち構えていてチヒロはその男に襲われます。チヒロは難なく男を取り押さえますが、チヒロ達を襲えば大金をくれると部屋に電話があった、と男に言われます。さらに別の部屋からも武器を持った男達が現れ、その状況を見てチヒロは誰かが自分かイヲリを狙っている事に気付きます。

襲撃に遭うチヒロとイヲリ

イヲリに部屋にいるように言うと、ドアを閉めてチヒロは襲ってくる男達を刀で次々に斬り殺していきます。

チヒロが斬り合っている様子をイヲリはドアスコープ越しに確認しますが、すぐに血で何も見えなくなります。男の叫び声が何度か聞こえた後チヒロから、…ひとまず大丈夫だ、と言われドアを開け見ると、そこにはたくさんの血塗れの死体があり、チヒロが一人だけ立っていました。

たくさんの死体に恐怖したイヲリは、チヒロに怖くないのか質問します。男達は手練れじゃない、おそらくまだ他に向かって来ているから屋上へ急ごう、とチヒロは答えますが、戦う事ではなく人を殺す事が怖くないのか、とイヲリは聞き直します。チヒロは、ああ…怖くない、俺はイヲリとは違いもうこの生き方しかできない、と答えます。そして、座村の娘として生きる生き方、上塗りされた平凡な生き方、どちらも真実でどうすべきかなんて正解はない、イヲリがどうしたいかだ、とチヒロは言います。

上塗りされた平凡な生き方を選択したイヲリ

チヒロの言葉を聞き、イヲリは第66話で思い出した壁一面に酷い言葉が落書きされ、ゴミがいくつも家の前に捨てられてカラスがゴミをあさっている光景を思い出し、私はっ………学校に戻りたい…、とチヒロに告げます。

チヒロと昼彦が再び、対峙

その時、エレベーターが到着しますが、そこには戦国与次郎の首を持った昼彦が立っていました。

昼彦は、……よお…チヒロ、俺は準備万端だよ、と話しかけますが、チヒロは昼彦には何も答えません。生首を持って普通に話しかけてくる昼彦にイヲリは恐怖し震えますが、大丈夫……、必ず送り届けるよ、とチヒロは話しかけます。

まとめ

第67話では、昼彦と戦国与次郎が京都殺戮ホテル内で斬り合いますが、戦国与次郎はあっさりと殺されてしまいます。戦国与次郎は礼玄一刀流の免許皆伝の腕前だったはずですが、自己流の昼彦を前に首を斬られてしまいます。昼彦も実戦の中で剣術の腕を上げていくタイプでしょうか？久々李が今回の昼彦を見たら、“型”をちゃんとしろ、とまた激怒しそうです。

そして、昼彦は戦国与次郎の首を持ってチヒロと対峙します。昼彦はやる気満々のようですが、イヲリを保護することが優先のチヒロは昼彦とちゃんと戦うでしょうか？そして、イヲリは再び記憶を封印して日常に戻る生き方を選択しましたが、昼彦が現れたことで考えが変わる事はあるでしょうか？

次回、チヒロは昼彦を連れて、一階までエレベーターごと落下していきます。