クエスト「エピローグ」12
日光の手で
日光は、私は魔人を殺す刀になれるだけで、私自身に無敵結界を破るすべはない、正直、貴方とJAPANで再開した時……、責任を取れ、その手段をやる……、そう、言われた気がしました、と言い、日光自身では無敵結界を破れないが、カオスと再会したことで無敵結界を破る手段を得れた事を、日光自身は責任を取れと言われた、ように感じたようです。今回の美樹の魔王化で、その責任を取ると日光は決意したようです。
カオスは、儂はお前がどんな道を選ぼうと止めるつもりはないがよぉー……と言った後、どうして、そうしんどい道ばかり好んで選ぶかねぇ、と日光の事を呆れた、と言わんばかりに話します。
カオスの言葉に、知っているでしょう、性分ですよ、と日光は答えます。そして、日光がカオスを構え、美樹に振りかぶろうとします。
そこに健太郎が現れて、日光さん……待って……、と日光の行動を止めます。さらに、健太郎だけでなく、他の皆も健太郎と一緒に来ています。
今、な……、皆でどうするか話し合って……、それで、決まったところだ、とパットンはここに来た理由を話します。しかし、……美樹ちゃんがこうなった以上、とれる手はもうありません、と日光はパットンの言う事に聞く耳を持ちません。後は、私が私の責務として、彼女をこの手で……、と日光は言いあくまで自分の手でトドメをさすつもりです。
日光の言葉を聞くと、うん、そうなんだけど……、と健太郎が話します。その言葉だけで、日光は健太郎が何を考えているのか察します。
健太郎、自ら…
健太郎は、やるなら……、僕がやる、と自分で魔王化しかけている美樹を殺す役を引き受け、美樹にもいいんだよね……、と話しかけます。
悪い子になって……、この世界を破壊しちゃう前に……、と健太郎は美樹にあえて許可を求めます。
美樹は、健太郎の名前を呼んだあと、おねがい、します……ぺこり……えへへ……、美樹らしい話し方で、健太郎に返事をして自分を殺すようにお願いします。
健太郎は美樹との話が終わると日光に、刀になってくれないかな?と聖刀日光になって欲しいとお願いします。
すると、日光は聖刀日光へと姿を変え健太郎に、私の主は今、小川健太郎……、貴方です、と主、健太郎の言葉に従いましょう、と日光は言います。
健太郎が日光に感謝の言葉を言うと、ですが、もし……無理と思ったら……、と日光は健太郎を思って無理な場合は自分が、と言いかけます。しかし、うぅん、僕がやるよ、やらないで美樹ちゃん裏切ると、なんだか一生後悔しそうだから、僕もう不老不死の魔人だから、一生後悔するのはちょっとやだなぁ、と健太郎は言い、自分の意思が固い事を示します。
健太郎の意思を尊重し、分かりました、もう、何も言いません、と日光はそれ以上は喋らず、健太郎に全てを任せます。
健太郎は、それじゃ……、行くよ……、と言い、聖刀日光を手に取ります。
まとめ
最初、日光は責任を全うすべく魔剣カオスを使って、魔王化が止まらない美樹を殺そうとします。しかし、パットン達と話して結論を出した健太郎は、自らの手で美樹を殺すと言い、日光に聖刀日光になって欲しいとお願いします。健太郎と美樹の会話を聞いた日光は、覚悟を決めて健太郎に全てを任せます。この辺りのシーンから、日光が美樹と健太郎の意思を尊重している事がよく分かります。
次回、ランスが魔王の血の継承を無理やり行おうとします。
前回の記事です。
コメント