クエスト「エピローグ」13
ランス、健太郎を止める
健太郎が、魔王をも殺す聖刀、日光を手に取り美樹に振りかぶろうとした時、待ったーーーーー!と室内に静止の声が響きます。健太郎は驚いて、この声を出した人物が誰かを確かめます。
そこにはランスがいつもと同じような様子で立っていてます。健太郎は、シィルが死んで気落ちしていないか気になり、もう大丈夫なのかランスに尋ねます。
しかし、ランスは健太郎の心配をよそにシィルの事は全く気にしていないように振る舞い、奴隷一人いなくなった程度で俺様がどうなると言うのだ!と、いつもの調子で明るく振る舞います。
それよりも、黙ってみていれば美樹ちゃんを殺すなんてとんでもないことをしようとしおって、と言い健太郎が美樹を殺そうとしている事を、とんでもない事とランスは怒ります。
美樹を見殺しにせず、ランスが魔王になる
可愛い女の子は見殺しにする俺様ではないぞ、とランスは美樹を見殺しにはしないと言い、その後、魔王の力に興味を示します。魔王……、特別な能力を持った者にしかなれない、か、とランスは魔王になれる者の条件を呟きます。
そして、魔王になれる者は自分しかいないと突然言い出します。ランスが突然魔王になると言い出し、周りの物は驚きウルザもびっくりしてランスに発言の意味を確認します。
ランスは、世界も征服してこれからどうしようかと思っていたのだ、魔王か……ふふふ、悪くないな。世界の王となった俺様に相応しいぞ、と世界征服の次の目標を魔王になる事と言い出し、魔王は自分に相応しいとランスは言います。
既に魔王になる事に乗り気になったランスは、美樹に俺様を魔王にしてもらおうか!がははははははははは!と大笑いしながら、魔王にするように言います。
魔王になると突然言い出したランスを何とか止めようと、ちょ、ちょっと待って下さい!とウルザは必死にランスを説得しようとします。
しかし、ウルザが自分を邪魔すると思ったランスは、駄目だぞ、俺が先に名乗り出たんだ、魔王の力は俺様のもの!早い者勝ちだ!と自分の方が早かったと言い出します。ランスが早い者勝ちと言い出したので、パットンが早い者勝ちって……、今、そんな話してねぇよ!!とランスにそこではないと突っ込みます。
パットンから突っ込まれ、自分の思い通りにならず怒ったランスは、だー!邪魔するんじゃない!と暴れ出します。暴れ出したランスを止めようと、パットンは誰か来てくれー!と周りに助けを求めます。
ドタバタと騒ぎ、ランスを皆が止めようとしますが、止める間もなく、それも無理矢理に、ランスが魔王の血の継承を受けようとします。
まとめ
美樹の魔王化を止める術はなく、健太郎が自分の手で聖刀日光を使って、美樹を殺そうとしますが、その時、ランスが健太郎を止めに入ります。そして、可愛い女の子は見殺しに出来ない、さらに自分こそが魔王に相応しいと言い出します。周りが止めるのも聞かず、ランスらしく無理矢理に美樹に魔王の血の継承を行わせて、ランスは魔王になろうとします。ミラクルでは、大怪我を負って死にかけてしまいましたが、ランスが魔王の血の継承を行うと、どうなるでしょうか。
次回、ランスは魔王の血の継承を行います。
前回の記事です。
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