食券クエスト、やっていきます。今回はカオルの食券イベントです。
カオルの食券イベント Bはこちらの記事です。
食券イベント
カオル 食券イベント C
カオルの食券イベント Cです。
ゼスに遊びに来ていたランスは、暇な時間にガンジーとカードで遊んでいました。そこに、カオルとウィチタが現れ、ガンジーに話しかけます。
カオルとウィチタは密偵仕事から帰ってきたようで、カオルがガンジーに部屋の隅で密偵活動の報告を行います。
潜入して調べたのはカオルの方だったようで、カオルだけがガンジーに報告しています。その様子を見てランスが、実は何もしてなかったのか、とウィチタをからかいます。ウィチタは、バ、バックアップはしたんだよ!と、自分も密偵活動をしたとランスに抗議します。
またランスはカオルが魔法を使えないと思っていて、忍者でもないし魔法も使えないのに大変だな、とウィチタに言います。しかし、カオルの家は代々魔法使いの家系なので、魔法は使えるようです。
しかし、魔法が使えることは内緒だったようで、ランスにカオルが魔法を使えることを言ってしまった後、ウィチタはしまった、といった顔をしてカオルに謝ります。しかし、ゼスで一緒にいたときはそんな素振りを全然見せていなかったので、ランスは驚きカオルに、なんだお前、魔法使えたのか?と、質問します。
カオルが魔法を使えるのは秘中の秘
すると、ランス殿、それは王と側近のみが知る、秘中の秘でな、とガンジーが代わりに答え、かなりの秘密だったことをランスに教えます。それを聞いたランスは、しかし魔法が使えるなら使ってくれればもっと楽になれるのに、とカオルとガンジーに言います。
するとカオルは、私の……クインシー家の魔法……分類上は神魔法なのですが、いくらでも使える魔法ではないのです、と秘密にしていた事情をランスに話します。その魔法は、どうやら強い効果を持つ代わりに、行使は生涯一度しか使えない魔法のようです。
そして、王の為に一生分、蓄えた魔力の全てを放つ、それ以外は決して許されてはいません、生涯使わずに終えた者もいます、とカオルは言い、王の為にしか使えない魔法だという事をランスに説明します。カオルから話を聞き、……なんかやばそうだな、使ったら死にそうだ、とランスはカオルに聞くと、必ずしもそうではありませんが……性質上、公にはできませんから、と言い、魔力を全て放ったからといって死ぬわけではないとカオルは答えます。
ガンジーは、ランスに他言無用で頼むぞ、と言うと、ゼスの街や村へと視察へと向かうと言います。話の流れでランスも仕方なく、ガンジーの視察へ同行することになります。
征伐のミトを名乗っているガンジーですが、子供たちには王様とバレていて、視察中に子供たちから質問やサイン攻めに合い始めます。その様子をランスとカオルが遠くから見守っていますが、突然カオルの目の色が変わります。
そこの角で、おじちゃんがね?これを王様にって……、と少女がガンジーに何かを渡しますが、渡されたのは籠いっぱいのプチハニー爆弾でした。それも、既に爆発寸前でガンジーが籠を振り払うと、子供が巻き添えになる状況でした。一瞬の判断でガンジーは爆弾の籠を自分の体で抱え込もうとします。
飛び出したカオルが籠を奪い取り、爆弾の籠を抱え込むとそのまま横っ飛びで飛びます。ガンジーと、子供を蹴散らしたランスがカオルに駆け寄りますが、カオルは亡骸であるかと錯覚させるほど凄惨な状況でした。医者や神官がいないか、ランスが叫びますが、この村には医者も神官もいないようで、ランスはかなみにシィルかクルックーを呼んでくるように命じます。
その時、ガンジーがカオルに魔法を使って治癒をするように呼びかけます。しかし、カオルはこれは王の為の物だと言い、頑なに魔法を使おうとしません。
カオルの頑なな態度を見て、ランスはガンジーに魔法を使うよう命令しろ!と、言います。ガンジーは、うむ……カクさん、私の命令だ、お前の魔法で傷を癒すのだ、とカオルに命令します。しかし、カオルはガンジーの命令を聞いても、痛みに顔を歪めながらも、必死に首を振り命令を拒否します。
ガンジーとランスの目の前で……そうして、カオルは静かに目を閉じたのでした。
後日談
その後、カオルはガンジーの呼びかけでベッドの中で目を覚まします。ガンジーを狙った暗殺者は、ランスとガンジーの配下によって発見、仕留められました。魔軍に抱き込まれた旧貴族勢力の仕業だったようです。
暗殺者が仕留められたと聞きカオルは安堵しますが、まったく、言う事はそれだけか、私の命も聞かぬとは、とガンジーはあきれます。
ガンジーは、クインシーの魔法は魔人との戦いに用いようと考えていたようです。魔剣カオスでは届かない相手に、封印術として用いる、そういう使い方をしようと考えていたようです。しかし、ガンジーはカオルの命が危なければ、魔法を使って傷を癒しても仕方がない、とも考えていたようです。
しかしカオルは、万に一つも、億に一つも、ガンジーの足を引っ張りたくない、と強情でした。まったく……強情な娘だ、カオル、とガンジーが言うと、…………ふふ、それが生き方、ですので……、とカオルは笑って返事をします。
今回、カオルは無茶をして命令にも背いたが、ガンジーと国民の命を助けたのは間違いないので、何か褒美を取らせよう、とガンジーがカオルに言うと、カオルは布団の中からもぞりと手を出し、ガンジーの大きな手を絡め握ります。
カオルは、ガンジー様の……心の一部に、してください、と褒美をガンジーに申し出ます。分かたれることもなく……、どこまでも……死地であっても、共に……、とカオルはガンジーに願います。その言葉を聞きガンジーは、…………分かった、心しよう、と答えます。
カオルはガンジーの返事を聞き、安らぎ満たされた表情で眠りにつきます。
まとめ
ガンジーを敬愛するカオルらしい、食券イベントです。ガンジーが暗殺者に命を狙われますが、ガンジーを助ける為ならカオルは平気で命を投げ出します。また、魔法を使えば自分の傷を癒す事も可能ですが、自分の魔法は魔人との戦いに用いようと考えていたガンジーを尊重し、頑なに魔法を使おうとせず、命を落としかけます。結果的には助かったので、良かったですが、カオルのガンジーに対する絶対的な忠誠心は、いろんな意味でぶっ飛んでいますね。
次回、マルチナ・カレーの食券イベントです。
前回の記事です。
コメント