ジャンプSQ 2025年8月号に掲載されているワールドトリガー 256話のネタバレ、感想です。ジャンプSQ 2025年8月号では一挙2話掲載です。
前回の記事はこちらです。諏訪7番隊での隊長評価が行われ、諏訪は500点、全部を三雲に入れようとします。しかし、香取が納得できないと駄々をこねます。

目次
第2試験のルールが判明
第2試験のルールの説明は忍田本部長が行うようです。さらに、この放送はA級部隊と臨時部隊に同時で行われているようです。
© 葦原大介 ワールドトリガー 256話より
勝利条件は先に五千点まで到達する事
各隊の端末に補足情報が表示され、さらに説明が終わった後、文章化したルールが各隊に送信されるのでメモの必要も無いそうです。三雲がメモを取ろうとしていましたが、この辺りは放送に集中できるように配慮されているようです。そしてルールの説明が始まり、第2試験の『長時間戦闘試験』は、A級部隊全員 対 臨時部隊全員の対戦形式の試験となります。この辺りは第253話でも触れられていましたが、A級部隊40名と臨時部隊55名の、総勢95名が入り乱れる大規模な戦闘になるそうです。さらに第249話で触れられていましたが、第2試験ではオペレーターも試験用MAPに転送され戦闘を支援することになります。明日の8時45分に第2試験用トリガーが配布され、トリガーを起動する事で試験用MAPに転送され、9時から試験開始となります。勝利条件は味方陣営の得点を五千点まで到達させることで、先に五千点を獲った陣営の勝利となります。
© 葦原大介 ワールドトリガー 256話より
得点の方法の1つ目は敵隊員の撃破
どちらの陣営も五千点に到達しなかった場合は、試験開始から36時間の時点で得点が高い陣営の勝利となるそうです。どちらの陣営も得点を獲れない展開が続くと、最長36時間試験が続く展開もありそうです。そして得点の方法は2つあり、1つ目は敵陣営の隊員を撃破する事だそうです。各隊員にはそれぞれ『撃破点』が設定されていて、A級部隊の『撃破点』は隊長が200点、オペレーターが120点、それ以外の隊員が100点と固定化されているようです。一方、臨時部隊の隊員の『撃破点』ですが隊員によって異なり、第1試験での『A級評価』の数字がそのまま『撃破点』となるそうです。第1試験でA級から高い評価を受けた隊員が倒されると、それだけ敵陣営に高い得点が入るので臨時部隊の隊員は注意が必要そうです。また当然ながら、A級部隊は『A級評価』の数値を知っているので、交戦の際はお互い注意が必要そうです。
© 葦原大介 ワールドトリガー 256話より
得点の方法の2つ目はターミナルの破壊
得点の方法の2つ目は、敵陣営のターミナルと呼ばれる特別な施設を破壊する事だそうです。ターミナルはA級陣営に10基、臨時部隊陣営に11基配置され、ターミナルは強力な固定シールドで守られていますが、破壊できれば500点を獲得できるそうです。臨時部隊陣営から見えれば、A級隊員5人分の得点が獲得でき大きな得点になりそうですが、固定シールドはかなり強力なようで、例として雨取のアイビスでも破壊に8発程度必要なくらい強力だそうです。ターミナルの固定シールドの説明を聞き、アタッカー以外が壊しに行くのは現実的ではない、と諏訪はつぶやきます。
© 葦原大介 ワールドトリガー 256話より
続いて細かいルールとして『トリオン回復不可』というルールがあり、今回の試験では敵陣営に倒されない限りトリオン体を解除できず、自発的なベイルアウトも不可となっています。よって、試験用MAPではトリオン体を解除しての生身での休息が不可能なので、トリオンを回復できません。弾トリガーは不利っぽいと隠岐は言い、カメレオンとかバッグワームも使いづらそうと三雲も意見します。次に『再出撃』というルールの説明があり、試験中倒された隊員はベイルアウトして各A級隊室か閉鎖環境施設に転送されますが、その後栄養と休息をとってトリオンが完全に回復した場合に限り、第2試験用トリガーを再び起動する事で、『再出撃』する事が出来るようです。ただし、『再出撃』できるのは試験が継続中の場合のみで、試験の決着がついた後ではトリオンが回復しても『再出撃』出来ず、寝ている間に試験が終わる可能性もありそうです。
© 葦原大介 ワールドトリガー 256話より
『再出撃』の際は、味方陣営の破壊されていないターミナルの中から転送先を選択でき、『再出撃』した隊員が倒された場合は、再び敵陣営の得点となるそうです。『再出撃』した隊員が不用意に戦闘に参加すると、何度もカモられるパターンもあり得そうです。
© 葦原大介 ワールドトリガー 256話より
『オペレーターの戦闘参加』のルールの説明では、オペレーターは携帯用のノート端末で戦闘を支援できるそうで、ランク戦や防衛任務の場合と同等の支援が可能となるようです。さらに試験中オペレーターのトリオン体は攻撃用トリガーによるダメージを透過できるそうですが、ノート端末が破壊されると撃破扱いになりベイルアウトとなるそうです。オペレーターは「ノート端末が本体」という感じになるようで、これは女の子を撃ちにくい人とかに対する配慮なのかもしれないと隠岐は推測します。
© 葦原大介 ワールドトリガー 256話より
また試験中各チーム間の音声通信はオペレーターのノート端末を通じてのみ可能だそうで、チーム内の通信にもオペレーターが必要になるそうです。それ以外の通信手段は携帯端末のメール機能のみになり、携帯端末では通話は出来ないようです。オペレーターが倒されると、味方との遠距離での連携は難しくなるので、オペレーター(のノート端末)を守る事も重要そうです。
© 葦原大介 ワールドトリガー 256話より
さらにノート端末はおよそ60分でバッテリー切れとなるそうですが、ターミナルの半径30メートル以内にノート端末があれば、一定の速度で充電されるそうです。基本的にはチームはターミナルを拠点にして動く感じになりそうで、特にオペレーターはターミナルから離れるならバッテリーの残量に気をつける必要がありそうです。
© 葦原大介 ワールドトリガー 256話より
『トリオン兵の使用』のルールの説明では、A級陣営は既存のトリオン兵を味方ユニットとして使用できるそうです。A級陣営は『部隊コスト』は1万2千固定で、コスト合計1万2千以内でトリオン兵を編成する必要があります。
© 葦原大介 ワールドトリガー 256話より
一方、臨時部隊陣営はトリオン兵製作ツールで自作したトリオン兵を味方ユニットとして使用できるようです。特殊シミュであった製作者のトリオン能力に基づいた作成コスト上限のルールは撤廃されるようなので、誰でも強いユニットが作れるようです。A級陣営は既存のトリオン兵しか使えないのに対して、臨時部隊陣営はトリオン兵を自由に作れるので、三雲は臨時部隊陣営が明確に有利な部分になるんじゃないか……?と考えます。臨時部隊陣営の『部隊コスト』は各隊の第1試験の最終得点に準ずるそうで、例えば水上隊なら1万3千418点以内でトリオン兵を編成できます。部隊コストはA級陣営は1万2千固定なので、水上隊、古寺隊、諏訪隊は1万2千点以上の得点があるのでA級陣営より少し有利となりそうです。逆に4位の村上隊より下の順位のチームは1万2千点より低い得点なので、A級陣営より少し不利になりそうです。詳しい運用はルール文章を参照することになるようですが、トリオン兵は倒しても得点の対象にはならないそうです。さらに臨時部隊陣営は第2試験の開始までに、トリオン兵のデータをアップロードする必要あるようです。『糧食』については第253話で触れていたので、ここでは割愛されます。
© 葦原大介 ワールドトリガー 256話より
『トリガーセットの変更』のルール
『トリガーセットの変更』のルールの説明では、第2試験で使用する各隊員のトリガーセットは直近のランク戦実施時のものになっているそうですが、本日24時までにノートPCから変更を申請すればトリガーチップの構成を変更できるそうです。これにはオペレーターのトリガーも含まれるので、忘れずに申請しないとオペレーターは特に大変な事になりそうです。
© 葦原大介 ワールドトリガー 256話より
『補充要員』のルール
そして最後に『補充要員』のルールの説明があります。臨時部隊への参加により隊員が欠けている風間隊、嵐山隊、三輪隊には欠員を埋めるための『補充要員』が参加するそうです。
© 葦原大介 ワールドトリガー 256話より
寺島雷蔵とミカエル・クローニンが風間隊に参加
風間隊には歌川・菊地原に代わって、チーフエンジニアの寺島雷蔵とミカエル・クローニンが参加する、とアナウンスが流れます。
© 葦原大介 ワールドトリガー 256話より
沢村響子本部長補佐と林藤匠玉狛支部長もA級陣営に参戦
さらに嵐山隊には木虎に代わって沢村響子本部長補佐が、三輪隊には古寺に代わって林藤匠玉狛支部長が参加する、とアナウンスが流れます。さすがに林藤支部長がA級陣営に参加するとは予想せず、三雲、雨取、空閑はアナウンスを聞いて驚きます。
© 葦原大介 ワールドトリガー 256話より
当然、A級隊員も初耳の情報なので、三輪と米屋も林藤支部長が自分の隊に参加する事に驚いています。最後に忍田が、隊員諸君の健闘を祈る、と言った所で、第2試験のルールの説明が終わります。
© 葦原大介 ワールドトリガー 256話より
まとめ
第256話では、第2試験の長時間戦闘試験のルール説明が行われ、細かいルールが明らかになります。A級部隊全員 対 臨時部隊全員の対戦形式の試験となり、総勢95名が入り乱れての大規模な戦闘試験になるので、場合によってはかなりの乱戦になる事が予想されます。他にもターミナル施設の存在や、オペレーターも戦闘に参加する、トリオン兵も戦闘に参加する、などがありました。オペレーターのトリオン体は攻撃用トリガーによるダメージを透過するようなので、ダメージの心配はありませんが不用意に戦闘に参加するとすぐにノート端末を破壊されて味方との遠距離連携が不可能になるので、やはりオペレーターは戦闘に参加しない方が安全と思われます。
一番驚いたのは補充要員として寺島、クローニン、沢村、林藤がA級陣営に参戦する事でしょう。クローニンはエンジニアなので、どちらかというとオペレーターのような役割になるのでしょうか?寺島、沢村は昔戦闘員でアタッカーだったらしいので、戦闘に参加してもある程度は動けるでしょう。問題は林藤ですが、かなり強いと推測できるので臨時部隊陣営はかなり苦労しそうです。A級陣営は40名に対して、臨時部隊陣営は55名と数の上では臨時部隊陣営が有利そうでしたが、そう単純な話でもなさそうです。早ければ次回から長時間戦闘試験が開始されそうで、今から今後の展開が楽しみです。
次回は、8月4日(月曜)に発売予定のジャンプSQ 2025年9月特大号に掲載予定です。
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