週刊少年ジャンプで2020年24号まで連載していた鬼滅の刃の、18巻 懐古強襲の感想、ネタバレです。
18巻は、第152話から第160話まで掲載されています。
前巻、17巻のあらすじ、ネタバレはこちらの記事です。
目次
18巻
© 吾峠呼世晴 鬼滅の刃 18巻より
第152話 透き通る世界
上弦の参・猗窩座と交戦している義勇は、正確で強い攻撃をしても同じく正確で鋭い技を返らせ、切り込めないでいました。さらに攻撃の型も猗窩座に先読みされるようになってきて、義勇は押され始めます。そして、猗窩座は義勇が振り下ろそうとした刃を側面から殴り、折って武器を破壊し義勇を殺そうと拳で腹を攻撃します。
© 吾峠呼世晴 鬼滅の刃 18巻より
第153話 引かれる
炭治郎は「透き通る世界」に入ることで猗窩座に追い込まれた義勇を助け、さらに猗窩座の頚を斬ります。炭治郎から殺気も闘気も感じられず、それでも真正面から打ち砕かれた猗窩座は、自分が求めていた“至高の領域”、“無我の境地”に炭治郎が辿り着いたのだと考えます。
© 吾峠呼世晴 鬼滅の刃 18巻より
猗窩座は頚を斬られても、こんな所で終われない、俺は強くなる、と何度も思い、頚を繋げようとします。しかし、義勇に刀を投げられて頭に刺さり、猗窩座の頭部は床に落ちて崩れていきます。これで炭治郎は勝ったと思いますが、何故か猗窩座の体の崩壊は始まらず、首の断面が閉じ始めて再び動き炭治郎を攻撃します。
© 吾峠呼世晴 鬼滅の刃 18巻より
第154話 懐古強襲
猗窩座は頚を落とされながらも執念で戦い続けようとしますが、猗窩座は女性からもうやめにしましょう、と話しかけられます。女性から、どうして強くなりたいのですか?と聞かれ、猗窩座は強くなければ持って帰ってこれないと答えると、人間だった頃の記憶が蘇ってきます。
© 吾峠呼世晴 鬼滅の刃 18巻より
第155話 役立たずの狛犬
武術道場を営む慶蔵に拾われ、その娘・恋雪と結婚することになった人間の頃の猗窩座は、自分でも真っ当な生き方が出来るのではないか、と期待が膨らんできます。しかし、隣接する剣術道場の嫌がらせで自分が留守の時に井戸に毒を入れられ、慶蔵と恋雪が死んでしまいます。
© 吾峠呼世晴 鬼滅の刃 18巻より
第156話 ありがとう
人間だった頃の記憶を取り戻した猗窩座は、“守る拳”で人を殺し、親父の遺言も守れなかった自分自身を攻撃し、自分を殺そうとします。無惨の幻影が出てきて猗窩座にさらに強くなるように強制しようとしますが、最後は恋雪にもう充分です、と言われ自ら崩れ去っていきます。
© 吾峠呼世晴 鬼滅の刃 18巻より
第157話 舞い戻る魂
猗窩座は崩れ去り、満身創痍の炭治郎と義勇はその場で失神してしまいます。一方、上弦の弐・童磨は猗窩座が死んだ事を気配で感じ取り、一番の友人だったのに悲しいと涙します。しかし、童磨の涙は嘘泣きで何も感じていないし、喜びや感動が理解できないんでしょ?とカナヲから指摘されます。
© 吾峠呼世晴 鬼滅の刃 18巻より
第158話 破茶滅茶
カナエやしのぶを殺した童磨を憎悪するカナヲは、花の呼吸の剣技で童磨に挑みます。しかし、童磨の冷気の血鬼術や術を霧状にして広範囲に攻撃する技に苦戦し、さらに童磨に剣を奪われカナヲは追い込まれます。そこに天井から伊之助が乱入し、童磨と二対一の形になります。
© 吾峠呼世晴 鬼滅の刃 18巻より
第159話 顔
伊之助はカナヲの様子からしのぶが殺された事を知り、またカナヲや伊之助の感情を逆撫でするような童磨の物言いに、伊之助は激怒し童磨を攻撃します。童磨も伊之助の刃毀れした刀や滅茶苦茶な太刀筋、腕の関節を全部外して攻撃して、またすぐ関節を戻す技に驚きます。
© 吾峠呼世晴 鬼滅の刃 18巻より
第160話 重なる面影・蘇る記憶
伊之助の猪の毛皮を奪い取った童磨は、伊之助の顔を見て何処かで会ったよね?と聞いてきます。伊之助は童磨と会ったことないと否定しますが、伊之助の母・琴葉を極楽教で保護していた過去を童磨から知らされます。童磨から母・琴葉がよく歌っていた子守唄を聞かされ、伊之助は母親の面影を思い出します。
© 吾峠呼世晴 鬼滅の刃 18巻より
おまけ 目を撒きまくる愈史郎
第144話で産屋敷輝利哉が、鴉に眼を撒くように言っていましたが、愈史郎自身も眼を撒きまくっています。周りの隊員からしてみたら、何してんだよ!と言いたくもなりますね。
© 吾峠呼世晴 鬼滅の刃 18巻より
おまけ 村田と善逸はぐれる
愈史郎を待っていた村田と善逸ですが、足元がおろそかになったところで、鳴女に落とされて二人はどこかに飛ばされてしまいます。落とされた後また移動し、伊之助、カナヲと奇跡の合流を20巻で果たします。
© 吾峠呼世晴 鬼滅の刃 18巻より
まとめ
上弦の参・猗窩座は、無限列車編で炎柱・煉獄杏寿郎が討ち死にした経緯があり、炭治郎としても因縁の相手でしたが、この巻で決着が付きました。猗窩座は愚直に強さを求めて、弱く老いて死んでしまう人間を嫌っていましたが、何故そんな考え方になったのかも、この巻の人間だった頃の話で明らかになります。最後は無惨のように頚を切断されても死なない存在になりますが、猗窩座は強くなる理由が失われていた事を知り自滅という形になります。猗窩座という鬼らしい、最後と言えるでしょう、この巻で出てくる上弦の弐・童磨とはかなり対照的です。
19巻のあらすじ、ネタバレはこちらの記事です。
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