コミック最終26巻発売&テレビスペシャル放送を記念して、2022年7月4日発売の週刊少年ジャンプ 31号に掲載されたカムバック読切の感想、ネタバレです。センターカラー51ページで掲載されました。
コミック最終26巻のあらすじ、ネタバレはこちらの記事です。
TERRAFORMINGU(テラフォーミング)
© 週刊少年ジャンプ 2022年31号より
千空、大海原に一人
千空は最初、意識を失っていて気が付くと大海原に一人でした。見渡す限り海で、陸地は全く見えません。
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千空は何故こうなったのか、思い出せず軽い記憶喪失のような状況になっていました。このままだと自分に不可避の死が訪れると千空は悟り、海の上で入植(テラフォーミング)をする決意をします。
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千空は自分の体を調べると、油が塗られていました。どうやら、記憶にはありませんが自分で身体に油を塗りたくって、簡易ドライスーツにしていたようです。油の方が熱伝導率が低いので、これで海の中でも体温が奪われず過ごせそうです。さらに千空は持ち物を確認すると、石化復活液を3人分持っていました。
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他に宝島で潜入ミッション用に作った、手作りのインカムも持っていて耳に付けて暫く着衣水泳すると、石化したまま海面を浮遊するコハクを発見します。インカムから聞こえていた信号は、コハクが着けているライフジャケットの電波発信機(ビーコン)の音で、ビーコンのおかげで千空はコハクを発見できました。
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千空のお目当ては超絶お宝素材
そして、千空はコハクを見つけた事で記憶が徐々に戻って来ます。場面は過去に戻り、千空やコハク達、おなじみのメンバーは大樹と杠の新婚旅行に一緒に回っていました。大樹は皆での方が楽しいから!!!と、いう理由から皆が一緒に回ってくれたのだと思っていたようですが、効率厨の千空は、北欧のノルウェーでしかゲットできない超絶お宝素材が理由のようです。千空は、これで新世界 未来科学ロードマップを進められる、と喜んでいます。新世界 未来科学ロードマップとは、最終話(232話)で出たタイムマシンを作る為のロードマップの事です。他のメンバーは慰安旅行が目的で、石化装置のホワイマンもついてきています。
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クロムが何気なく外を見た次の瞬間、飛行機の機体がアイスブルーの炎に包まれ、メインエンジンで異常が発生します。
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突如、メインエンジンが吹っ飛び、失速します。龍水も突然の事で原因も分からず、対処が出来ずに、そのまま飛行機は立て直す事も出来ず海に墜落していきます。
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千空以外のメンバーが死を覚悟しますが、いや、と千空がつぶやくと全員何かを察したのか覚悟を決めます。そして、飛行機が爆発、空中分解し、全員が空中に投げ出されると、全員防御態勢!!!と、コハクが叫びます。そして、大樹が石化装置を起動します。
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効果範囲500メートルで石化装置を1秒後に起動し、メンバー全員が空中で石化します。千空だけは海面に落下した衝撃で、もっていた石化復活液の一つが割れて、石化が解除されます。その後、運悪く飛んできたヤシの木が直撃し、そのショックで軽い記憶喪失になっていたようです。千空達の飛行機が洋上で消息を絶ったと聞き、他の科学者たちは生存を絶望視しますが、ゼノだけは千空が生き残っている事を信じていました。
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コハク、復活
場面は再び現在に戻り、持っていた石化復活液を使ってコハクを復活させます。
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復活したコハクは躊躇することなく千空に抱きつきますが、これは体をひっつけるのが一番体温低下を抑えられるからで、千空もコハクもお互い理解しているので全く照れません。千空は石像のままコハクを運ぶことも出来ましたが、コハクを復活させたのはパートナーとして共に生き残る為で、コハクも理解していて早速視力11.0の目で役に立ちそうなヤシの木や、魚を取ってきて千空に渡します。
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続いて千空は海藻をねじって縄にし、コハクが流れてきた流木をまとめていかだにします。千空達は漂流物にどんどん遭遇していますが、これは偶然ではなくこの場所は魔の三角地帯(バミューダトライアングル)だったようです。だから漂流物が勝手に集まって来るようですが、どうやらパイロットの龍水が狙ってここに着水させたようです。
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さらにクロムとスイカ、復活
しかし、魔の三角地帯(バミューダトライアングル)から抜け出す方法は今の千空達にはなく、漂流を続けていると今度はクロムとスイカの石像を発見します。最後の石化復活液・2人分を使って二人を復活させます。クロムとスイカはコハクが獲ってきた魚を捌いていき、魚油を取り出します。魚油をランプの燃料にして簡易蒸留器を作り、海水を沸かして飲み水を取り出します。さらに簡易蒸留器を使って、ヤシの木のココナッツシュガーを発酵させた酒を蒸留させて、アルコールも抽出します。
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アルコールに奇跡の水“硝酸”を足せば石化復活液が作り出せますが、洋上では硝酸を手に入れる術が今のところありません。それでも千空達は地道に、文明を一歩ずつ作っていきます。
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天候が荒れて雨が降る中でも千空達は漂流するしかありませんが、スイカはコハクとの会話の中で、硝酸の作り方説明書の中にすっごいパワーの電気(アーク放電)を流しっぱなしでも作れると書いてあったことを思い出します。千空に、海に超巨大発電所でもありゃな、と言われ、雷とかがずっと流しっぱにできたらいいのに、なんだよー、とスイカは愚痴を言います。その会話を聞いていたクロムは、飛行機が墜落していた時に起きたアイスブルーの炎を思い出し、その時の様子を千空に話します。
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スイカとクロムの発言から、千空は何かを思いつき指を上に突き出すと、千空の指の先端がアイスブルーの炎のように光りだします。これはセントエルモの火という現象で、実際は雷雲の真下で起こる『逆カミナリ』でした。船などに貯まっている静電気が、とがった先から空中に飛び出まくって炎に見えるそうです。この現象を利用しようと、ヤシの木を起こしてその先端に刃物をくくり付けると、ヤシの木の先端で同じようにセントエルモの火が再現出来ました。
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石化復活液の生産に成功
次に千空とコハクが海中で缶詰を見つけてきて、缶詰に穴を開け、懐かしいわたあめ機を作り出します。そして、わたあめ機を人力で動かして下から高温で熱すると、ガラスウールが作れます。その後、ガラスウール、セントエルモの火で二酸化窒素を発生させ、水に溶かせば奇跡の水“硝酸”が出来上がります。こうして千空は石化復活液の生産に成功します。
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発見していた石像に先ほど作った石化復活液を使用して羽京、司、チェルシー、SAIを復活させます。さらにチェルシーが作った地図でSAIが座標を計算し、龍水の石像の場所を導き出します。こうして龍水も石像から復活します。
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さらにゲン、大樹、銀狼、金狼、杠も石像から復活させて、いかだに使う大きな帆を魚の皮から皆で作り出します。魚の皮から大きな帆を作り出すので、かなりのマンパワーが必要になりますが、全員で地道に作業をしていきます。ゲンが、出た恒例のドイヒー作業!!と、悲鳴を上げています。大きな帆で帆船を作れば、船長・龍水の腕で魔の三角地帯(バミューダトライアングル)から抜け出す事が出来るようです。
© 週刊少年ジャンプ 2022年31号より
一方、千空達の生存を信じるゼノは海から捜索、スタンリーも参加して空から捜索しますが千空達を発見することが出来ずにいました。他の科学者たちから、もう諦めるように説得されていた頃に、ゼノに千空達が発見されたとの連絡が入ります。
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ゼノや科学者たちが港に千空を迎えに行くと、そこには科学文明でゼロから入植(テラフォーミング)して、かなりデカい帆船を作り上げた千空達の姿がありました。
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港に出迎えてくれたゼノに、千空はノルウェーで見つけてきた超絶お宝素材を渡します。この超絶お宝素材こそ、ノルウェーでしか採れず作れない、超高純度の金属シリコンでした。これでタイムマシンの未来ロードマップの半導体が作れます。そして千空とゼノは、ここからは地球の素材だけでは足りない、と言います。
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宇宙都市を建設
これからは半導体が作れるので科学クラフトやり放題なので、他の星に行きテラフォーミングして宇宙都市を建設する、と千空は全員に宣言します。
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千空とゼノは、ついに21世紀を超えて宇宙開拓時代へと突入するつもりです。宇宙の星々全てが、人類を救う巨大な石、Dr.STONEというわけだ!!!と、千空は言います。クロムとスイカも宇宙都市建設のロードマップ作製をやる気満々で、千空も、唆るぜ これは…!!!と、叫びます。
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まとめ
26巻で千空はタイムマシンを作ろうと考えますが、今回の話はその続きで、タイムマシンの未来ロードマップを進めるための超絶お宝素材探しと、大樹と杠の新婚旅行に行っている途中で遭難し、海上で一人漂っている所から始まっています。その後、コハク、クロム、スイカなどの仲間を石像から復活させつつ、科学文明をゼロから作り上げていきます。最終的に科学文明でゼロからテラフォーミングして、かなりデカい帆船を作り上げて洋上から生還を果たします。
そしてテラフォーミング繋がりで、今度は他の星にテラフォーミングして、宇宙都市を建設すると千空は宣言し、話は終わります。Dr.STONEは、今度は宇宙開拓へと舞台を移すことになりそうで、この続きが作られる可能性は低いとは思いますが、この読み切りの続きも非常に気になりますね。
→TVアニメ『DR.STONE NEW WORLD』第2クール放送を記念して掲載された、スピンオフシリーズ全3話の第1話の話の中で、タイムマシン開発の為に月に宇宙都市を創ろうとしています。この話の続きに当たると思います。
アニメ 第3期 Dr.STONE NEW WORLDのまとめ記事を書いています。
こちらは、Dr.STONEのスピンオフ作品、reboot:百夜のあらすじ、ネタバレの記事です。
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