週刊少年サンデーに掲載されている葬送のフリーレン 第123話のネタバレ、感想です。
前回の記事はこちらです。フリーレン一行は帝国領ティタン城塞跡で、アルメーという没落した貴族と出会います。
目次
今日はシュタルクの誕生日
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 123話より
久々の街
勇者ヒンメルの死から31年後、帝国領ヘーレン地方の街に到着したフリーレン一行は、久々の街でようやくのんびりできると嬉しそうです。これまでは野営ばかりで、地面が固く冷たくてあまり寝付けなかったとフェルンが言い、暖かいベッドでないとよく眠れないとフリーレンも言います。しかしフリーレンは野営でも一番ぐっすり眠っていて、フェルンとシュタルクは野営でのフリーレンの寝相にもあきれていたそうです。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 123話より
今回はシュタルクの誕生日プレゼントを用意していたフェルン
宿を取ったフリーレン一行は、夕方まで自由行動にします。フリーレンは宿でのんびりすると言い、シュタルクは鍛冶屋で斧を研いでもらうと言って歩いて行きました。シュタルクがいなくなり、フリーレンはフェルンに、今日はシュタルクの誕生日だよ、と言うと、今回はフェルンもちゃんとプレゼントを用意していました。偉いね、ちなみに私は、とフリーレンが言いかけて、自分のプレゼントを見せようとしますが、また変なプレゼントじゃないですよね?と、フリーレンはフェルンに釘を刺されます。フリーレンは以前、シュタルクに服だけ溶かす薬を渡そうとしていたので、変な物を渡さないかフェルンは確認しますが、フリーレンはガタガタする箱を脇にスッと抱え直すと、私はハンバーグを焼くだけにするよ…、としょんぼり言います。何を渡そうとしていたのか気になりますが、しょんぼりしたフリーレンを見てフェルンは、すごく悲しそう…、とつぶやきます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 123話より
プレゼントを渡すなら早い方がいいんじゃない、とフリーレンは言いますが、なかなかタイミングがつかめなくて…、とフェルンが答えると、夕方まで時間あるし渡すチャンスはいくらでもあるんじゃない、とフリーレンはフェルンにアドバイスします。シュタルクにハンバーグを作ってあげるだけのフリーレンは、まあ、私はハンバーグを焼くだけだからどうでもいいけど、ひき肉こねるの楽しいし…、とつぶやき、その様子を見たフェルンに、本当に悲しそう…、と同情されます。鍛冶屋はすぐそこの広場にあるとフリーレンから聞き、シュタルクを追いかける事にしたフェルンですが、シュタルクは短い時間の間に暴れ牛に遭遇していて、暴れ牛を止めていました。暴れ牛を止めたシュタルクの周りには人だかりができていました。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 123話より
街の人に囲まれて色々な人から感謝されるシュタルクを物陰から見ているフェルンですが、誕生日プレゼントを渡すチャンスはなさそうです。鍛冶屋のおじいさんからは、代金はいらんからタダで研いでやろうと言われ、流石にそれは悪いって…、とシュタルクは辞退しています。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 123話より
こんなに人がいたら渡せないと、一人になるのを待つフェルンは、街の人達と別れ路地裏に入っていったシュタルクを見て、チャンスだとシュタルクに近寄ろうとします。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 123話より
しかし、路地裏でシュタルクは樽を運ぶ手助けを既にしていて、シュタルクは街の人とすっかり打ち解けています。この一瞬で一体何が…!?と、シュタルクの人当たりの良さに驚くフェルンですが、その後も街の人を手助けしては打ち解けるので、フェルンはシュタルクに誕生日プレゼントを渡す事が出来ません。さらにこの街でも、達人みたいな人にシュタルクは稽古を付けられていて、変な人にも好かれています。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 123話より
やっとシュタルクは広場で一人に…
フェルンはシュタルクの後を追いかけ続けて、ようやくシュタルクは広場で一人になります。フェルンはシュタルクに声を掛けますが、フェルンがすごく疲れた顔をしているので、シュタルクはその事にとても驚きます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 123話より
シュタルクに誕生日プレゼントを渡すタイミングを待ち続けて、フェルンは疲れたのか無言でシュタルクの横に座ります。その様子にシュタルクは怖がり、無言止めてっ!と叫びます。すると、フェルンは誕生日プレゼントを取り出し、プレゼントです、とシュタルクに渡します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 123話より
誕生日プレゼントは革手袋
また自分の誕生日の事を忘れていたシュタルクは、何のプレゼントか分からず、また自分の誕生日忘れてる…、とフェルンにツッコまれます。フェルンの誕生日プレゼントは革手袋でしたが、今着けているシュタルクの革手袋はもうボロボロだったようで、…もしかしてみすぼらしかった?と、シュタルクはフェルンに聞きます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 123話より
フェルンは最初否定しますが、いやまあ、少しみすぼらしかったですけれども…、とフェルンは言い直した後、でもそれは、シュタルク様が頑張って来た証です、とシュタルクに言います。その言葉を聞き、シュタルクは師匠・アイゼンとの昔の会話を思い出します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 123話より
師匠・アイゼンとの思い出
アイゼンのマントは年季が入っているとシュタルクが言うと、こんな古くて汚いマント、いつまでも持っているのは不思議だろう、とアイゼンは言います。しかし、そうは思わねぇよ、これは師匠が今まで頑張って戦ってきた証だろ、とアイゼンに言います。すると、ヒンメルと同じことを言うんだな、とアイゼンはシュタルクに答えます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 123話より
このマントは魔王討伐の旅の途中でヒンメル達から貰ったものだそうですが、その時にも着ていたマントについて、今まで頑張ってきた証だとヒンメル達に褒めてもらったそうです。それでも、新しいマントを貰ったのか、とシュタルクが言うと、所詮は道具だ、どれほど大事に扱おうといつかは使えなくなるときがやってくる、それに証などまた積み重ねればいい、少なくとも俺はそうやってここまで歩んできた、とアイゼンは答えます。シュタルクの回想は終わり、アイゼンの言葉を思い出しながら、シュタルクは貰った新しい革手袋を付け、俺もっと頑張るよ、とフェルンに言います。フェルンは、シュタルク様は十分過ぎるくらい頑張っていますよ、と答えます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 123話より
誕生日はやっぱりハンバーグ
その後、フェルンとシュタルクは宿に戻りますが、ハンバーグを作って待っていたフリーレンから、遅い、と怒られます。夕方に再集合って言ったでしょ、とフリーレンに怒られ、シュタルクは正座をしながらフリーレンに謝ります。その様子を見てフェルンは、情けない…、と心の中でつぶやきます。その後、フリーレンが作ったハンバーグを食べたシュタルクは満足したようで、やっぱり誕生日と言ったらハンバーグだよな、とフリーレンに言い、フリーレンも、おかわりもあるよ、と答えます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 123話より
まとめ
123話では、シュタルクの誕生日について描かれています。
26話でもシュタルクの誕生日について描かれていましたが、あの時はシュタルクの誕生日を知らずフェルンは誕生日プレゼントを用意出来ませんでしたが、今回はちゃんと用意していました。
また、26話でフリーレンが用意した誕生日プレゼントは服だけ溶かす薬でしたが、今回もフリーレンは怪しい誕生日プレゼントを用意していました。しかし、26話で服だけ溶かす薬を誕生日プレゼントにしようとしていたフリーレンにフェルンはかなり怒っていたのをフリーレンは反省したのか、今回フェルンに、また変なプレゼントじゃないですよね?と、確認されると、フリーレンは自主的に誕生日プレゼントを引っ込めます。引っ込めた誕生日プレゼントの中身が気になりますが、前回服だけ溶かす薬を頭からフリーレンに浴びせながら、返品しろって言いましたよね、とフェルンに怒られたので、怒られる前にフリーレンは返品したのかもしれません。フリーレンも旅を通して26話よりも少し大人になったようですね。
次回、峠道の途中の村で宿を取り一泊しますが、フリーレンは村長に命を狙われます。
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