【ネタバレ】葬送のフリーレン 第131話「脱出」のネタバレ、感想

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週刊少年サンデーに掲載されている葬送のフリーレン 第131話のネタバレ、感想です。約三か月ぶりの連載再開です。

 

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ユーベルとラント、脱出

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 131話より

まだ目の見えないユーベル

第128話で魔導特務隊に捕まってしまったユーベルとラントですが、ノイによってどこかの塔に収監されてしまいます。さらに第128話でノイに目が見えず、魔力探知も出来ない状態にユーベルはされてしまいましたが、それは継続中のようでユーベルは今も何も見えません。

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© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 131話より

 

ユーベルは精神防御は破られた形跡がないことから、実際に視力を喪失しているわけではなく感覚の一部を制限する系統の魔法をかけられた、と推測します。問題はどうやったのか、こちらがずっと重要だとユーベルは考えますが、よく分からないので後でラントに押し付けようとユーベルは考えます。なんだか複雑そうだし…、とユーベルは考えますが、ノイとの戦闘を思い返し、そこまで複雑な訳じゃないのかも、だとしたら…、とユーベルは考えます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 131話より

 

一方、ラントは手に付けられているロープを見ながら、やはり魔法が使えないと心の中でつぶやきます。ロープに起因する効果によって魔法が使えないようで、ラントは脱出の隙をずっと窺っていますが、魔法が使えないのなら出来る事は限られると、諦め気味です。しかし、ロープに起因する効果で魔法が使えないのなら、ユーベルの大体なんでも切る魔法(レイルザイデン)で何とか出来ないかとラントは考えます。一級試験の時にゼンゼの複製体をユーベルはレイルザイデンで打ち破っていて、ゼンゼの髪には幾重もの防御術式がかけられていましたが、ユーベルのレイルザイデンはゼンゼの髪に“起因する効果”を全て無視できたのなら、このロープに起因する効果も無視して切れるのではと考えます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 131話より

ユーベルの魔法でロープを切断

しかし、そもそも魔法が使えないわけでそれも無視できるとしたら、因果関係がおかしくなるか?とラントは難しく考えますが、原理なんか考えたって仕方ないか、とつぶやくユーベルを見て、魔法は使える?と、ラントは一応聞いてみます。すると、なんでそんなこと聞くの?とユーベルは言った後、…いや説明しなくていいや、とつぶやいた後、ラントに手を出すように言い、ラントのロープを魔法で切って見せます。これが答え、と言うユーベルにラントはお礼を言いますが、ユーベルの魔法が実体があり形を持つ魔法に対してイメージ次第で影響を捻じ曲げて受け付けないようにする、そのすごさにラントは驚きます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 131話より

 

一方、ノイはカノーネを連れてユーベルとラントを収監した部屋へと向かっていました。カノーネはノイを馬鹿だろと怒り、旧帝国広場の周りを瓦礫の山にした事を責めます。あそこらへん一帯は元々解体予定だった、とノイは言い訳をしますが、代わりに解体してやったとでも、フラーゼ隊長に報告するつもりか?と、カノーネは言います。ノイはカノーネに一緒に報告して欲しそうですが、カノーネは嫌だと言い、お前一人で叱られてこい、と言います。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 131話より

 

そしてノイに、相手が投降に応じず、交戦の可能性があるのなら、私の合流を待つべきだった、とカノーネは言い、いつものお前ならそうしていたはずだ、らしくないとノイに言います。あの場で捕えなければ危険だと判断しました、とロイは答えて、特にユーベルが十分な脅威になる、と言います。戦い方…、っていうか感性ですかね、フラーゼ隊長に似ていました、とロイが言うとカノーネは何か考え込んでしまいます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 131話より

 

魔法が使えるようになったラントはまずは魔力探知で場所を探り、ここが塔の天辺でかなりの高所にある部屋だと確認します。またユーベルが向いている方の壁の向こう側は断崖絶壁になっており、かなり下には市場があり人がたくさんいる事も確認します。そんな確認をしていると、カノーネとノイが部屋に入ってきます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 131話より

 

カノーネとノイが入ってくる前に、ラントは分身魔法で手にロープをかけた状態の分身を作り出します。そして、ラントは洗いざらい話すんで自分だけ見逃してくれませんかね、この女はどうなってもいいんで、とノイに話しかけます。ノイは、あまりそういう事言わない方がいいよ、彼女ドン引きしちゃってるよ?とラントをたしなめますが、この女に脅されてやったんです、僕は悪くない、とラントは言いユーベルを売ろうとするのを止めません。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 131話より

 

意地でもユーベルを売ろうとするラントに、ノイは若干引きながらも会話を続けようとしますが、途中でラントが分身体だと分かりカノーネにしくじったと言います。カノーネも気付いたようで、ラントの分身体を魔法で消し去ります。ノイはいつ入れ替わったんだ?と疑問に思いつつ、ラントを探しに部屋を出ていきます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 131話より

 

ノイが出て行った後、カノーネはユーベルにロープを切ったらどうだ?と話しかけます。ユーベルが魔法でロープを切れる事を知っているようで、ラントの本体が飛び降りてきてもカノーネは驚きません。ラントは動くなとカノーネに言いますが、カノーネはこのやり方は困ると言います。みすみす人質に取られてユーベルとラントを逃がしたとあっては、職務放棄と見なされて粛清の対象になるので、こうなってしまったからにはお前達と殺し合いをしなければならなくなる、とカノーネは言い、お互い面倒事は避けて、今すぐ杖降ろすようにカノーネは二人に言います。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 131話より

レイルザイデンで塔を瓦礫に

するとユーベルは、じゃあこういうのはどう?と言うと、レイルザイデンで塔を切断します。なんのつもりだ?と言うカノーネに対して、この下に市場がある事をユーベルは指摘します。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 131話より

 

市場の人達が気が付く前に、この瓦礫全部安全に敷地内に下ろした方がいいんじゃない?じゃないと何人死ぬか分からない、職務放棄が気になるなら、“人命を優先した。”そう報告すればいい、とユーベルは言います。カノーネは、いいアイデアだ、採用しよう、と言いますが、屑が、さっさと失せろ、とユーベルを睨みながら言います。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 131話より

脱出に成功

何とか見逃してもらったユーベルとラントは、魔法で飛行しながら逃げますが、ラントは、あのやり方、あまり好きじゃないな、と言い、知ってる、次からは気を付けるよ、とユーベルは答えます。一方、カノーネは瓦礫を敷地内に下ろしますが、ヴェークは逃げた二人の後を追いかけようします。しかし、街中で似たようなことをされたら敵わん、とカノーネは言い、ヴェークに追わないように言います。ノイにも手を出さないように伝えろ、とヴェークに言うと、存分に情報を落として貰おうじゃないか、ああいう手合いは一網打尽にするに限る、とカノーネは言い二人を暫く泳がせるようにヴェークに言います

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 131話より

まとめ

第131話では、魔導特務隊に捕らわれたユーベルとラントが、収監された塔から脱出します。ユーベルとラントはロープのせいで魔法が使えませんが、ユーベルはその原理を無視して魔法でロープを切りラントを解放します。イメージで切れると思ったものなら、なんでも切れてしまうユーベルですが、今回もその特性を発揮しています。その後、塔をレイルザイデンで瓦礫に変えて、市場に瓦礫が落ちれば何人死ぬか分からないとカノーネを脅し、ユーベルとラントは脱出に成功します。

三か月ぶりに葬送のフリーレンの連載が再開しましたが、第39号では再び休載になっています。今後も掲載は不定期になりそうですが、長期休載というわけではないようなのでとりあえず安心です。

 

次回、魔道具を買い漁っているフリーレンは、露天商ガゼルの店でも魔道具を買います。

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