【ネタバレ】葬送のフリーレン 第133話「銀貨」のネタバレ、感想

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週刊少年サンデーに掲載されている葬送のフリーレン 第133話のネタバレ、感想です。

 

前回の記事はこちらです。フリーレンは露天商ガゼレの店で、偽物のガラクタを掴まされます。

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フリーレンの仕掛けた追跡の魔法

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 133話より

任務のリストの確認

影なる戦士八人が、今回の任務のリストの確認を始めます。影なる戦士八人の任務の役割は、暗殺遂行時にゼーリエの護衛を引き付けて排除することだそうです。護衛は七人となっていて、フリーレン、ゼンゼがリストに載っています。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 133話より

 

フリーレンの名前を聞いて、ヴァルロスは計画が頓挫した昔のリストで見たことがある、と言います。先代皇帝の継承権争いで混迷していた時期のリストのようで、指揮官が何人か失脚して、それと共に進行中の計画も虚空に消えたそうです。ヴァルロスが言っている内容から、計画が頓挫した昔のリストとは第124話でラダールが受け取ったリストと同じ物のように思えます。

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© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 133話より

 

ガゼレはリストのフリーレンとシュタルクを見て、今朝自分の店に買い物に来たことを皆に言います。イーリスから強そうだったかと聞かれて、挑んでたらこの場にいなかった、戦士が厄介すぎる、とシュタルクが厄介だったとイーリスに答えます。少なくともイーリスかヴォルフ、どっちかいないと勝負にならないとガゼレは言いますが、その言葉を聞いたシュリットは、どっちかいれば勝負になりそうって訳だ、と言います。その後、ガゼレはゼーリエの話をし始め、神話の時代から生きている化け物・ゼーリエを本当にレーヴェの旦那は仕留められるのか?と、疑問を口にします。流石に夢物語のために無駄死にするのはごめんだぜ、とガゼレが言うと、シュリットはガゼレにレーヴェから預かった聖杖の証を渡します。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 133話より

大魔法使いミーヌス

ガゼレは渡された聖杖の証を見て、その聖杖の証が大魔法使いミーヌスの物だとすぐに気付きます。ガゼレは魔法使い相手にあくどい商売をやっているようで、魔法使い関連のアイテムにかなり詳しいようです。今から20年前、南側諸国に終わり無き戦乱を齎した大逆の魔女ミーヌスが、辺境の小国の名も無き戦士に打ち取られた、とシュリットは言います。画像では左目をやられた戦士がミーヌスらしき魔法使いを剣で刺していて、この戦士がレーヴェの可能性がありそうです。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 133話より

 

ガゼレはミーヌスと名も無き戦士は相打ちだったという話をして、その戦士がレーヴェとは限らないと言いますが、シュリットは仮にそうだとしても、現存する三人の大魔法使いの内一人が、この世から消えた事実は変わりないと言い、少なくともレーヴェの旦那は大魔法使いを不死の化け物と考えちゃいない、とゼーリエ暗殺は可能とレーヴェが考えている事を伝えます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 133話より

 

影なる戦士八人の作戦会議が終わり、その後ルティーネとイーリスは地下通路の見回りを行います。イーリスは友達と建国際を回る予定だったようですが、ルティーネと一緒に地下通路の見回りとなってしまい愚痴をこぼしています。しかしルティーネは、ヴォルフが単独行動は禁止だと言っていた事をイーリスに伝えます。この地下通路は統一帝国時代の避難経路だったようで、ルティーネは定期的に見回っていますが、念のためまだ使えるか確かめたいようです。任務決行当日に使えなかったら大変とルティーネが言うと、心配性だね、さっさと終わらせようとイーリスが走り出します。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 133話より

 

走ると危ないとルティーネが注意した次の瞬間、罠の弓矢が何本か飛んできて、一本がイーリスの顔面に命中します。ヴォルフが仕掛けた罠のようですが、イーリスは飛んできた弓矢を歯で受け止めていました。イーリスは歯で受け止めた弓矢を、ペッ、と吐き捨てると、言うの遅いって、もー、とルティーネに不満を言います。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 133話より

 

弓矢に毒が塗ってあって、さらに死んでしまう毒だとルティーネはイーリスに伝えますが、イーリスは自分には毒が効かないから大丈夫でしょ、と言います。たぶんお腹痛くなるくらいで済む、とイーリスが言うと、ヴァルロスも毒は気合で何とかなると言っていたとルティーネは言います。すると、あんな化け物と一緒にしないでよ、そういう訓練があるの、とイーリスは言い毒が効かないのは訓練のおかげだとルティーネに説明します。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 133話より

 

死ぬほど痛くて苦しいけど―、と言った所でイーリスは周りを気にします。しかし気のせいだったとイーリスは言い、しかし久々の任務だ、きっと命懸けの戦いになる、楽しみだね、と任務の話をしルティーネも、そうですね…、と答えます。一方、地下通路の柱の陰ではファルシュが、密かに二人を監視していました。一方、ガゼレはヴォルフの店を訪れていて、ツケを払いに来ていました。ガゼレは死ぬ前にツケを払いに来たと言いますが、縁起でもないこと言わないでよ、とヴォルフは注意します。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 133話より

銀貨に追跡の魔法を仕掛けておいたフリーレン

場面は魔道具を返品に来たフリーレン一行に移りますが、露天商のガゼレの店は当然、もうありません。逃げたな、とフリーレンはつぶやきますが、実は銀貨に追跡の魔法を掛けておいたんだよ、と銀貨に仕掛けをしていた事をフェルンとシュタルクに明かします。あの時フリーレンは魔道具が偽物だと気付いておらず、騙されているとは思っていなかったはずだとフェルンは言いますが、フリーレンは、私は全部お見通しだったんだよ、とフェルンに答えます。しかしフェルンからは、なんですぐにバレる嘘をつくんですか?とツッコまれ、泣きわめいてブチギレてたじゃん、とシュタルクからもツッコまれます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 133話より

 

まあ冗談は置いといて、とフリーレンは言うと、ガゼレは戦士だと言い、影なる戦士の可能性を指摘します。しかしシュタルクはそれだけで決めつけられないと言うと、元戦士の商人なんて珍しくないと言いますが、あの商人と接触していたドワーフの男がいた、とフリーレンは言います。だいぶ落ちぶれた見た目になっていたけれども、あのドワーフの男は北の果ての英雄ラーゼンだ、とフリーレンは言います。彼は80年以上前に帝国の国土の三分の一を、魔族から取り返した英雄だ、とシュタルクにラーゼンの事を説明します。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 133話より

 

とんでもない英雄じゃねぇか、なんでそんなことになってんだよ、とシュタルクが言いますが、もう皆忘れちゃったんでしょ、よくあることだ、とフリーレンは答えます。しかし、ラーゼンとヒンメル一行は会った事があるようで、フリーレンは彼の顔をはっきり覚えていると言います。さらにフリーレンは街の住人に話を聞いて、ラーゼンが今は“ヴァルロス”と偽名を使っている事も把握していました。なので、フリーレンはこれを偶然と思っておらず、ガゼレを影なる戦士と疑っているようです。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 133話より

ヘソクリを返して欲しいフリーレン

さらに銀貨なんて大きなお金はそう簡単に消費できるものでなく、しばらく手元に置いておくだろうし、万が一彼が影なる戦士なら、その資金源に辿り着くかもしれない、とフリーレンは考えを二人に伝えます。今のところは推論の息を出ない話とフェルンは言いますが、こういうときのフリーレンの勘は当たるとシュタルクは言います。魔導書の目利きは外しますけどね、とぼそっとフェルンがつぶやくと、シュタルクは、聞こえたらまた泣き喚くぞ、とフェルンを止めます。フェルンのつぶやきが聞こえていたのか分かりませんが、私が言いたいことは一つだけだよ、フリーレンは言うと、ヘソクリ返して…、と涙を浮かべて切実に訴えます。その様子を見てフェルンは、すごく悲しそう…、とつぶやきシュタルクも、切実だな、とつぶやきます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 133話より

まとめ

第133話では、影なる戦士八人の作戦会議の様子が描かれていました。さらに、フリーレンは第132話でガゼレに渡した銀貨に追跡の魔法を掛けていたようで、ガゼレを影なる戦士と疑い追跡しようとします。

影なる戦士の作戦会議で大魔法使いミーヌスという人物の話が出てきましたが、終わり無き戦乱を齎した大逆の魔女ミーヌスとシュリットから言われているので、あまり評判は良くない大魔法使いのようです。さらにミーヌスは現存する大魔法使いの内の一人だったようで、同じ聖杖の証を持っているフリーレンも同格扱いで、三人の内の一人になるのだと推測します。最後の一人はゼーリエなのかもしれませんが、ゼーリエは神話の時代から生きている魔法使いなので、別格扱いのような気もするので他にも大魔法使いがいるのかもしれません。

 

次回、フリーレンの追跡魔法に影なる戦士が気付きます。

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