週刊少年サンデーに掲載されている葬送のフリーレン 第32話のネタバレ、感想です。
前回、31話の記事はこちらです。村人全員が呪いで眠っている村にたどり着きます。
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社交界でダンス
週刊少年サンデー6号では、葬送のフリーレンが表紙です。
© 週刊少年サンデー 2021年6号より
今週、四人は社交界に出席することになります。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 32話より
シュタルク、貴族に声をかけられる
勇者ヒンメルの死から29年後、北側諸国、要塞都市フォーリヒにフリーレン達はたどり着きます。魔法都市オイサーストまでの中継地点で、フォーリヒで物資を補充する話をしていると、シュタルクが貴族らしき人物から声を掛けられます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 32話より
フリーレン達は強引に貴族の屋敷まで連れてこられます。貴族は北側諸国の三大騎士オルデン家の人間で、フリーレンはこの貴族の祖父と会ったことがあるそうです。オルデン卿はシュタルクに依頼があり金を出すと言いますが、フリーレンは馬鹿馬鹿しいと言い屋敷を出て行こうとします。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 32話より
しかし、手持ちの路銀が残り少ないことをフェルンから言われると、話くらい聞いてあげてもいいかな、とフリーレンは態度を変えます。オルデン卿の家系はシュタルクと同じ、中欧諸国クレ地方の戦士の村の一族だったそうです。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 32話より
肖像画にはオルデン卿の長男のヴィルトが描かれていて、後継ぎでこの街の英雄でもあったそうです。シュタルクに似ていますが、一月前の魔族との大きな戦いでヴィルトは戦死してしまったそうです。ただ、ヴィルトの死は大規模な乱戦だったこともあり、知っているのは一部の腹心だけのようです。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 32話より
要塞都市フォーリヒはこの地方の守りの要でもあり、消耗した兵力を立て直すまで士気を下げる訳にはいかん、とオルデン卿は言い息子の死を隠すためにシュタルクに身代わりを依頼します。三か月後の社交界でヴィルトの代わりにシュタルクに行ってもらい、そこでヴィルトの健在を示すそうです。報酬はシュトラール金貨10枚と言われ、魔導書も付けてもらうことで、この依頼を引き受けることになります。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 32話より
シュタルク、作法を叩き込まれる
ガーベルから貴族の作法を朝から夜まで叩き込まれて、シュタルクはフラフラです。フェルンから作法の練習はどうですか?と聞かれて、シュタルクはフェルンの手をにぎってみせますが、似合っていないとフェルンからは言われてしまいます。ショックを受けたシュタルクは外の空気を吸いに行きますが、残されたフェルンはにぎられた手を見つめています。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 32話より
シュタルクがオルデン卿と一緒に歩いていると、次男のムートが修行している場面に出くわします。次男のムートはヴィルトが死んだ今、次の後継ぎですがなかなか上達しないとオルデン卿から厳しく言われてしまいます。それを聞いたシュタルクは自分の過去を思い出してしまい、オルデン家の剣技を教え込まれている最中に震えが止まらなくなってしまいます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 32話より
するとオルデン卿は深呼吸するように言い、ここはお前の故郷の村じゃない、とシュタルクに助言します。シュタルクはオルデン卿にムートの事をどう思っているか聞くと、兄ほどの才はないが努力家で、いつか私よりも強い騎士になる、とオルデン卿は言います。それを聞いたシュタルクは、ムートにその事を言ってやったほうがいいと言いますが、いつも言っているが、だから調子に乗ってなかなか上達しないとオルデン卿から言われます。それを聞いたシュタルクは、それは大問題だ、と答えます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 32話より
フェルンも作法の練習に強制参加
一方、他人事だったフェルンはもりもりとパンを食べていると、オルデン卿から作法の練習をするように言われます。社交界だから年頃の男子、一人で行かせられないと言われ、それともママが連れてってくれるのか?と聞かれます。それを聞きフリーレンは、フェルンに頑張るように言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 32話より
社交界当日の二人
そして社交界当日、シュタルクとフェルンは正装をしてダンスを見ています。シュタルクは、せっかく練習したんだしさ、踊ろうぜ、とフェルンの手をにぎってダンスに誘います。フェルンは口では、本当に似合っていませんね、と言いますが、ダンスには二人でしっかりと参加します。一方ダンスをする二人を見たザインは、俺たちも踊るか?とフリーレンは誘いますが、フリーレンはダンスには興味が全くないようで、ケーキ食べる、とザインに答えます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 32話より
社交界が終わった後、オルデン卿は戦士としての力量は素晴らしいものだ、とシュタルクを称賛し、お前さえよければ、とこのままここに残るように誘います。しかし、オレはあんたの息子の代わりじゃないぜ、とシュタルクは言うと、私もお前の父親の代わりではない、とオルデン卿は言います。オルデン卿はクレ地方の戦士の村が魔族に滅ぼされたことは知っていて、シュタルクに帰る場所なんてないだろうと言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 32話より
息子のヴィルトとは喧嘩別れだったようで、“お前のかおなんて二度と見たくない”と心にも無い言葉を言ったことを、オルデン卿はずっと後悔しているようです。シュタルクを見つけたときは奇跡だと思ったんだ、とオルデン卿は言いますが、なら尚更ここには残れねぇな、とシュタルクは答えます。シュタルクはアイゼンを思い出しながら、オレも心に無い言葉を言っちまったんだ、と言います。そして、だから旅の思い出話をたっぷりと持って帰らねぇと駄目なんだ、とシュタルクは改めてオルデン卿の願いを断ります。それを聞いて一言、……そうか、とオルデン卿はつぶやきます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 32話より
翌日、フリーレンは報酬の魔導書をどれにしようかと、半日迷っていました。フェルンから、ガーベル様も困っています、と言われガーベルからも、…ハヤクシテ…、と言われます。ザインはフリーレンが魔導書を選ぶのを眺めながら、兵力の立て直しにはまだまだ掛かりそうだってよ、とシュタルクに話します。それを聞いたシュタルクは、少なくとも後継ぎには困らなそうだ、とザインに答えます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 32話より
まとめ
今回、シュタルクが貴族の息子に似ている事から、その息子の替え玉として社交界に出席させられる事になります。フリーレンも最初は依頼を受ける気はなかったのですが、手持ちの路銀が残り少ないと分かると、途端に乗り気になっています。
貴族の作法を叩き込まれたシュタルクは、フェルンの手をにぎって練習の成果を見せますが、似合っていないと酷評されます。しかし、その後シュタルクににぎられた手を見つめたり、社交界ではダンスに誘われた応じたりと、満更でもないのかもしれません。
次回、フリーレンの長寿友達に会うため、ある村に寄り道します。
最新刊、葬送のフリーレン 3巻です。
発売中のコミック 3巻のネタバレ、感想も書いています。
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