週刊少年サンデーに掲載されている葬送のフリーレン 第82話のネタバレ、感想です。
前回、81話の記事はこちらです。黄金郷にされた城壁都市ヴァイゼで、フリーレン達はデンケンと再会します。
フリーレン一行は黄金郷へ
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 82話より
万物を黄金に変える魔法
フリーレン一行はデンケンに案内してもらい、結界の管理者の小屋に到着します。小屋に到着する前、黄金郷を見てからずっと顔色が悪いようでシュタルクがフェルンに大丈夫か?と、声を掛けます。魔法使いにとって黄金郷は歪すぎるようでデンケンも配慮が欠けていた、と謝ります。逆にシュタルクは全く平気で、フリーレンがこういう時 戦士は心強い、とシュタルクに言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 82話より
フェルンの魔力探知ではあの黄金郷を、魔法で黄金に変えられた地域ではなく、広大な黄金の塊として認識しているようです。本当なら河谷な範囲を黄金に変えている魔法なので、黄金郷から魔力を感じ取れるはずですが、魔法なのに魔法と認識できず、それがマハトの魔法、万物を黄金に変える魔法(デイーアゴルゼ)だとフリーレンは言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 82話より
あらゆるものを黄金に変える呪い
あらゆるものを黄金に変える“呪い”だと聞き、シュタルクは呪いを解除するには僧侶の魔法、女神様の魔法が必要ってことか?と聞きますが、魔王軍との長い戦乱の時代にマハトに黄金に変えられた英傑達は未だに黄金の像のままで、誰一人助かっていない、とフリーレンはシュタルクに答えます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 82話より
女神様の魔法でも解除出来ない、マハトの呪い
続けてフリーレンは、万物を黄金に変える魔法(デイーアゴルゼ)は女神様の魔法でも解除出来ない、私の知る限り最強の呪いだ、と言います。魔法と認識できなから防御魔法でも防げないし、回避も出来ない、なので黄金郷のマハトには勝算なんてものがあるとは思えない、とフリーレンは言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 82話より
デンケンは順を追って説明しようと、前任者のレルネン一級魔法使いの事や、エーデル二級魔法使いから受け取ってた情報の事を話そうとしますが、フリーレンから先に結論から教えてと催促されます。一方、場面はオイサーストへ帰っているレルネンとエーデルへと変わります。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 82話より
レルネンがデンケンに肩入れをする理由
エーデルは随分とデンケンに肩入れするじゃないか、とレルネンに言い理由を尋ねると、デンケンは昔からの友人なんだ、昔の話を始めます。レルネンは若い頃は宮廷勤めの魔法使いで、デンケンとは同期だったと言い、デンケンは帝国軍出身、レルネンは貴族のボンボンと出身は異なっていたが妙に気があって、一緒に働くのが楽しかった、とエーデルに話をします。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 82話より
レルネンは世渡りが得意でなく、その後若くして地位を追われてしまいますが、最後までレルネンを庇ってくれたのはデンケンだけでした。レルネンは、その時いつかデンケンに恩を返そうと心に決めた、とエーデルに話をします。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 82話より
デンケンは、昔は亡くなった妻の思い出話や故郷にいつか帰るんだという話をよくしていましたが、今のデンケンはそんな話をほとんどしなくなってしまったと言い、数年前デンケンの故郷が黄金郷に飲み込まれて、ようやく彼は重い腰を上げた、レルネンは故郷に帰る手助けをしてやりたいと思う、とエーデルに話をします。その話を聞き、デンケンの決断はあまりにも今更だ、とエーデルは言いますが、そう今更だ、でも私は彼を責められない、とデンケンは答えます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 82話より
人間は生きられる時間は限られていて、“いつか”なんて時は私たちの人生には存在しない、自分もデンケンもそんな単純なことに年を取るまで気が付かなかった、とレルネンはエーデルに言います。そして、レルネン自身もデンケンへの恩返しをずっと後回しにしてきた、今生の別れなんていつやってくるか分からないのにいつでも出来ると理由をつけていた、とレルネンは言います。私達にはもう今しかない、だから私は協力を惜しまないし、黄金郷からこの地を救う名誉をデンケンに譲ってやることにした、とレルネンはデンケンに肩入れをする理由をエーデルに話します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 82話より
レルネンは、力強く美しい最後の悪あがきをデンケンがきっと見せてくれる、とエーデルに断言します。場面はフリーレン達がいる小屋に戻り、デンケンはマハトに勝つのは無理だ、と結論をフリーレンに伝えます。すると、よし、解散、とフリーレンは即答し、シュタルクに最後まで聞こうぜ…、とツッコまれます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 82話より
まとめ
黄金郷のマハトの魔法、万物を黄金に変える魔法(デイーアゴルゼ)はフリーレン曰く最強の“呪い”だそうで、魔法と認識できないから防御魔法で防げない、回避も出来ない、さらに呪いを解除も出来ない、とかなりやっかいです。デンケンは結論として、マハトに対して勝つのは無理だと断言していて、レルネンやエーデルからの情報はマハトを倒すための情報ではなさそうです。マハトの呪いを解除できる、のような情報なのかもしれませんが、どのように黄金郷のマハトに立ち向かうのでしょうか?
次回、デンケンはエーデルから受け取った記憶について話し始めます。
最新刊、葬送のフリーレン 6巻 発売中です。
発売中のコミック 6巻のネタバレ、感想も書いています。
コメント