19巻には第九十六話から最終話(第百話)まで掲載されています。また描き下ろしマンガ EXTRA32が収録されています。
目次
19巻の収録内容
© 大武政夫 ヒナまつり 19巻より
第九十六話 分解!全壊!さようなら!
大型野外フェスの前日リハに、メンバー全員と連絡がつかずリハーサルに参加できず、新田やアツシ達はかなり焦っています。原因はアツシのムチャ振りで急にライブの曲が、新曲5曲に変更になったからですが、裏方スタッフや共演者からかなり非難されています。ヒナ達は超能力を使ってでも、何とか遅刻しないようにフェス会場に向かいます。
© 大武政夫 ヒナまつり 19巻より
第九十七話 SUPER SUGEE FESTIVAL
大型野外フェスの会場に何とか遅刻せず間に合ったヒナ達は、アツシを満足させて未来を変えるべく気合を入れて、ライブ本番に臨みます。ネオセントラルパークの演奏も順調で、ヒナの超能力によるイリュージョンでお客さんも盛り上がっていますが、アツシの気分次第なので未来が変わっているのよく分かりません。そんな時、新田と瞳のところにアツメーターという物が未来から送られてきます。どうやらアツメーターでアツシの満足度が分かるようで、早速アツシの満足度を新田と瞳は測定してみます。
© 大武政夫 ヒナまつり 19巻より
第九十八話 皆さんお疲れさまでした!
アツメーターのアツアツ度を100点満点にし、未来を変える事に成功したヒナや新田達はいつものキャバクラで打ち上げをします。ヒナ、アンズ、マオは、未来は変わったので、私達は生まれないのかねぇ、と話をしていると、ハルが世界は無限だと言います。そんな話から、ヒナ達の超人会の研究所での思い出話で盛り上がります。
© 大武政夫 ヒナまつり 19巻より
第九十九話 それからの日常 前編
99話、100話は、98話から2年後の後日談的なお話になっています。ヒナがメインのお話で、高校を卒業後、ゲームの専門学校に入学し自分の考える最高のVRMMO RPGを作ると言う夢に向かって頑張ろうと気合がはいっています。少なくとも授業初日の日は…。
© 大武政夫 ヒナまつり 19巻より
最終話(第百話) それからの日常 後編
2年後の後日談、最終話は新田がメインのお話です。ヒナをゲームの専門学校に送り出した後、アンズがついに来々軒を再開するために自分の店を開業したので、そのお祝いに開店前から店を訪れます。アンズは両親がどっか寂しそうにしているのに気付き、新田の所から借金してまで店をオープンしました。
© 大武政夫 ヒナまつり 19巻より
作者によるキャラクター解説
描き下ろしによる作者のキャラクター紹介です。主要メンバーはほぼ全て、大武先生のコメント入りで紹介されています。これは、ヒナのキャラクター紹介です。中学生時代は口数が少ないキャラだったため、話が作りづらくてしょうがなかったそうです。しかし、高校時代になってキャラが崩れない程度に意思を出して言ったら、ヒナに成長した感が出せたそうです。
© 大武政夫 ヒナまつり 19巻より
EXTRA32 お・は・ら・い
ゲームの専門学校の授業で、自分で首をねじってしまい失神する事件を起こしてしまったヒナは、何故か住職のお祓いを受ける事になってしまっています。住職は、ヒナの首周りによくないものが取り憑いている、と言いタカシ以外は住職の言葉を信じてしまっています。住職が話すたびに、ボソッとツッコミを入れるヒナ、複雑そうな表情です。
© 大武政夫 ヒナまつり 19巻より
『ヒナまつり』アウトテイク集
単行本未収録のイラストをまとめたものだそうです。これは誌名がFellows!(フェローズ)から、ハルタに変わるときの予告イラストだそうです。何故か新田の子育ての悲哀が歌われています。
© 大武政夫 ヒナまつり 19巻より
まとめ
約10年連載してきたヒナまつりも、この巻で最終巻となります。ライブも成功しアツシの超能力研究を始める未来を阻止できて、無事ヒナが望む?VRMMO RPGを自分で作る未来に到達出来ました。最終話のラストを見るとヒナのずぼらな性格はなおっておらず、自分でVRMMO RPGを作るのはかなり前途多難のようです。
丁度100話で終わっていますが、あとがきを見ると特に狙っていたわけでなく、当初は3月3日の雛祭りの日に18巻で最終巻にするつもりだったようです。それがネオセントラルパークのライブ関連のストーリで思ったより尺がとられ、気が付けば後2話足せば19巻が出せるまでになっていたそうです。そこで後日談的な99話と100話を足したら丁度100話になった、という訳のようです。
19巻、コミックの購入はこちらからどうぞ。
18巻のあらすじ、ネタバレはこちらの記事です。
コメント