週刊少年ジャンプに2024年44号まで連載されていた呪術廻戦、その第148話のネタバレ、感想です。
真希 対 扇の父娘の戦い
© 芥見下々 呪術廻戦 148話より
今回から禪院家の話です。真希は禪院家の忌庫にある呪具を回収する為、禪院家の屋敷へと戻りますがそこで直哉に話しかけられます。直哉は東京で脹相にやられたのが悔しかったのか不機嫌で、酷い面やな、もう治らんやろ、どうすんの?と、真希に酷い言葉をかけます。真希も、尻しか見てねぇと思ったぜ、と言い返しますが、どうすんのって聞いてんねんけど、答えろやカス、と答えます。呪術も使えない、呪霊も見えない、綺麗な顔も怪我で酷い事に、と言い、昔みたいにイジメたろか?と、真希を煽ります。ここで過去に直哉が真希をイジメていたと思われるカットが挿入され、直哉がかなりのクズだと分かります。
© 芥見下々 呪術廻戦 148話より
さらに直哉は真希に、乙骨君と伏黒君の金魚のフン?と言って煽りますが、真希は直哉を無視して呪具を回収する為に禪院家の忌庫へと向かいます。忌庫には真希の母親がいて、真希に忌庫への立入りは許されていないから戻るように言いますが、当主様がいいって言いていると言い忌庫の鍵を母親に見せます。
© 芥見下々 呪術廻戦 148話より
当主をマジでやりたくない伏黒、真希に譲ろうとする
ここで回想となり場面はどこかの病院へ移り、真希が伏黒に直毘人の遺言で禪院家当主になるように伝えています。しかし、伏黒は面倒くさいので当主の話は断ると答えますが、真希は悪いが受けてくれと答えます。直毘人は伏黒には禪院家の財産を全て譲ると言っていて、当主になれば金に呪具、さらに御三家や総監部の情報も入ってくるので、真希はこれからの私達の立ち回りが大きく変わると当主になるメリットを伏黒に伝えます。すると当主をマジでやりたくない伏黒は真希に当主を譲ると言いますが、相伝の術式を継いでいて、領域を会得していて、五条悟に目を掛けられていたドラが乗っている伏黒でギリだと自分では禪院家の人が誰も納得しない理由を挙げます。伏黒は禪院家の人がどう思おうと関係ないと言いますが、真希はやはり自分ではダメだと言います。
© 芥見下々 呪術廻戦 148話より
真希は、私じゃ真依の居場所を作ってやれない、とつぶやき、伏黒は真希のその時の顔を見て分かりましたと答えて、禪院家の当主になる事を受け入れます。回想が終わり、母親は真希に、戻りなさい!!と、大声で叫びます。そして、一度くらい産んで良かったと思わせてよ、…真希、と母親は真希に言いますが、真希は母親の言葉を無視して進み、鍵を開けて忌庫の中へと入ります。
© 芥見下々 呪術廻戦 148話より
忌庫に入った真希ですが、そこには父親の扇が座って待っていました。さらに後ろには血まみれの真依もいました。おそらく真依も呪具を回収しに禪院家に来たのだと思いますが、扇はここに呪具はないと真希に言い、オマエ達の動向を見越して空にしておいた、と言います。一方別の部屋にいる甚壱が、直哉に禪院家の目論見を説明していました。
© 芥見下々 呪術廻戦 148話より
禪院家の目論見
甚壱は直哉より伏黒恵の方が幾分ましだと言い、理由として五条家との関係修復の契機として伏黒を後押しする声が少なくない事を挙げますが、甚壱は全財産を伏黒恵に譲るというのは俺達にも到底納得できないと言います。その話を聞いた直哉は、じゃあ何をトロついとったん?と、聞きますが、伏黒は五条家だけでなく加茂家次代当主・加茂憲紀とも友好な関係を築いていて、理由もなく消せば立場を悪くするのは我々禪院家、と甚壱は答えます。そうなれば五条悟が封印され変動する勢力争いに後れを取ることになるので、今まで伏黒に何もしなかったようですが、総監部の通達の二を利用すると甚一は言います。
© 芥見下々 呪術廻戦 148話より
総監部の通達の二とは『五条悟を渋谷事変共同正犯とし呪術界から永久追放、かつ封印を解く行為も罪と決定する』というものですが、甚一は、五条悟解放を企てた謀反者として伏黒恵、真希、真依を誅殺する、と禪院家の目論見の目的を直哉に明かします。直哉は、実の娘も殺した方が信憑性が増すもんなぁ、と笑い、あぁそれにより総監部からの信頼もより強固となる、と甚一は答えます。でもそれでいいん?扇のオジさんは、と直哉は疑問を口にします。
© 芥見下々 呪術廻戦 148話より
秘伝「落下の情」
直哉の疑問に甚一は、発案者は扇だ、と父親自ら娘2人を殺す提言をした事を明かします。扇と真希は相対していて、扇は秘伝「落下の情」の構えをします。纏った呪力により触れたモノを迎撃する領域対策「落下の情」を扇は居合に転用して、真依か真希が所持する未知の呪具に備えつつ、渾身の一撃を扇は放つつもりです。
© 芥見下々 呪術廻戦 148話より
呪具「竜骨」
一方、真希は組屋鞣造の傑作、呪具「竜骨」を構えます。竜骨は刃で受けた衝撃と呪力を蓄積し、使い手の意図に合わせ峰から噴出する呪具です。真希は呪具の効力を知られていないアドバンテージを生かそうと、居合い勝負に乗ったとみせかけて二撃目・三撃目で扇を斬るつもりです。
© 芥見下々 呪術廻戦 148話より
扇は、何故 前当主が私ではなく直毘人(あに)だったか知ってるか?と、刀を構えながら真希に聞きます。真希は、テメェが子供を殺せるクソ野郎だからだろ、と答えた後、扇は真希に斬りかかりますが、真希は竜骨で扇の斬撃を受けます。
© 芥見下々 呪術廻戦 148話より
真希は竜骨で受けた斬撃の衝撃と呪力を峰から噴出し、扇の刀を折ります。さらに真希は扇に斬りかかりますが、扇は折れた刀で真希を攻撃しようとします。
© 芥見下々 呪術廻戦 148話より
扇は折れたはずの刀で真希を斬り、真希は右目と脇腹を斬られてしまいます。真希は折ったハズの刀身を見ますが、何故か刀身が復活していました。
© 芥見下々 呪術廻戦 148話より
扇は真希が倒れるのを見ながら、何故私が当主になれなかったか…、それは子供のオマエ達が出来損ないだからだ…!!と、吐き捨てます。
© 芥見下々 呪術廻戦 148話より
まとめ
第148話では、死滅回游に備えて呪具を回収するべく真希は禪院家に戻りますが、そこで実の父親の扇の邪魔が入ります。これは禪院家の当主を伏黒恵にしたくない直哉や扇、甚壱の思惑があり、総監部の通達を利用して真希や真依、伏黒恵を誅殺しようとするもので、真希や真衣は殺されそうになります。さらに当主になれなかったのは子供達(真希と真依)のせいだと扇は考えていて、禪院家で骨肉の争いが繰り広げられます。
今回で直哉もクズだと分かりましたが、扇も大分クズの部類だと分かり禪院家はどうしようもありませんが、真希はここから扇に対して挽回できるでしょうか?
次回、真依と真希は父親の扇に殺されそうになります。
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