週刊少年ジャンプに掲載されている、呪術廻戦 第240話のネタバレ、感想です。
前回の記事はこちらです。新宿決戦が行われている頃、羂索は岩手県御所湖結界(コロニー)でプレイヤー狩りを行っていました。
羂索に笑いを否定され、髙羽ピンチ
今週は表紙&巻頭カラーです。
© 週刊少年ジャンプ 2023年48号より
天使が羂索に奇襲をかけるべきと提案
時間は新宿決戦前に戻ったようで、天使が五条悟と宿儺の決着がつく前に羂索に奇襲をかけるべき、と提案します。宿儺に勝てたとしても、羂索が日本人と天元の超重複同化の目的を達成されては意味がない、と天使は奇襲をかける理由を説明します。
© 芥見下々 呪術廻戦 240話より
しかし、秤や自分も死滅回游のプレイヤーなので、宿儺と戦っている間に羂索の目的が達成されることはない、と乙骨は言い、心配いらないのでは?と、答えます。日下部は宿儺に勝利できても高専側プレイヤーが全滅していた場合を考えますが、三輪などはプレイヤーですが宿儺との戦闘に参加する事はありませんし、高専側プレイヤー全滅のようなネガティブな話はする意味がないと考え、日下部は声には出しません。五条悟が負けた時に羂索が奇襲をかけてくる可能性や、五条悟が負けその後高専側プレイヤーが何とか宿儺に辛勝したとして満身創痍で羂索と戦う可能性を天使が挙げると、乙骨達も羂索に奇襲をかける方向に考え始めます。しかし、半端なやつは刺客に送れないと日下部が言うと、冥冥は渋谷事変で羂索と対峙した時に負けて逃げたようで、自分は尻尾巻いて逃げたから論外と言います。
© 芥見下々 呪術廻戦 240話より
すると、天使は髙羽史彦を刺客に推薦します。秤達は天使が髙羽を推薦した事に驚きますが、天使は髙羽の術式について説明を始めます。ただし、髙羽の術式に悪い影響が出るかもしれないから、髙羽自身も含めて口外しないで欲しいと注意します。天使が術式を説明し始めた所でここの場面は終了しますが、なぜ天使が髙羽の術式・超人(コメディアン)を知っていたかは疑問が残ります。第214話で来栖がビルから落下して重傷を負ったときに、髙羽の術式を見たのでしょうか?
© 芥見下々 呪術廻戦 240話より
遊戯王のトゥーン・ワールドで、羂索の術式をほぼ無効に
そして、場面は再び岩手県御所湖結界(コロニー)へと戻ります。羂索は呪霊操術を使って髙羽を攻撃しますが、髙羽は術式・超人によってダメージをほとんど受けていません(一応痛がっているので、少しはダメージを受けているようですが…)。ここで髙羽がトゥーンと言っているので、遊戯王のトゥーン・ワールドのイメージを実現してダメージをほとんど受けないようにしているようです。
© 芥見下々 呪術廻戦 240話より
さらに、髙羽のセリフも遊戯王のセリフが元ネタと思われますが、髙羽は遊戯王のキャラのイメージを実現して羂索を驚かせます。羂索は髙羽の術式を事象の創造、さらに髙羽のイメージの具現化と強制と推測します。
© 芥見下々 呪術廻戦 240話より
下手をすれば自分が千年かけて蓄積した呪術ノウハウが通じない、と羂索は推測しますが、どんな術式にも穴があると考え、髙羽と会話を続けて髙羽が何者かを探ります。髙羽も羂索との会話を続け、自分がナベナベ所属の芸人で笑う犬世代だと明かすと、羂索もお笑いの話にがっつりと乗ってきます。羂索が思ったよりお笑いの話が通じるので、髙羽は羂索が結構お笑いが好きかも知れないと思うようになります。
© 芥見下々 呪術廻戦 240話より
髙羽は羂索に、なんで人に殺し合いさせたり、超重複同化で化け物を産もうとしたりするのかを質問します。黄櫨にも同じことを聞かれたので、面白そうだから、知的好奇心?と、羂索は端折って答えます。すると、もっと面白いことがあればそんな凶行には及ばないってことだな、と髙羽は言いますが、羂索は、さてね、とあいまいに答えます。しかし、髙羽は顔に書いてあると言い、羂索が鏡で顔を見ると髙羽の術式の影響なのか確かに、笑わせてほしーの、と顔に書かれていました。
© 芥見下々 呪術廻戦 240話より
羂索に一発ギャグを否定される
さらにこの一発ギャグを披露しようと髙羽が言うと、羂索の顔の文字が、気になる、に代わります。そして第169話で盛大にスベッた、「余計なお世Wi-Fi(ワイファーーーイ)」を髙羽は披露します。それを見た羂索はつまらなそうに大きなため息を吐くと、髙羽の一発ギャグをロジカルに否定していきます。
© 芥見下々 呪術廻戦 240話より
笑いを分かっている人にロジカルに否定されて髙羽はかなり傷つきますが、さらに羂索は、独りよがりなんだよねぇ、もう少しお客さんを意識してネタを作って下さい、と髙羽にダメ出しします。ここでも髙羽の術式の影響なのか、場所がどこかの部屋に代わっていて羂索の服もプロデューサーのような服に代わっています。そして過去に髙羽が言われたと思われる言葉、お前とお笑いやっても楽しくねぇんだよ!!が挿入されます。
© 芥見下々 呪術廻戦 240話より
そして羂索は、お疲れ様でした!!と、言いながら、髙羽の腹に肘を入れて打撃を加えます。この攻撃は髙羽に有効で吹っ飛ばされてしまい、羂索も攻撃に手応えを感じます。羂索は、髙羽の術式の発動条件は術師本人の自信と確信……?と、推測しますが、実際に髙羽が自分の笑いをダメ出しされて、“ウケる”と確信出来なくなったので術式を発動できなくなったのだと思われます。
© 芥見下々 呪術廻戦 240話より
さらに羂索は追い打ちをかけようとしますが、オマエにウケなくたって、オマエ以外にウケたら関係ねーんだよ!!と、髙羽は羂索のダメ出しに反論します。しかし、それ君が言っちゃうんだ、と羂索に言われると、図星を突かれたのか髙羽は動揺します。そして苦し紛れなのか、髙羽はにらめっこを羂索に仕掛け変顔をしますが、羂索にすごい変顔されてしまいます。
© 芥見下々 呪術廻戦 240話より
髙羽は吹き出してしまった挙句、あっち向いてほい、を羂索に仕掛けられて、髙羽は顔面を殴られて吹っ飛ばされます。あっち向いてほいでも負けてしまい、お笑いをダメ出しされて髙羽はすっかり自信を無くしてしまいます。さらに羂索の方が俺より面白いかも、と髙羽は思ってしまいどんどん落ち込んでいきます。それでも髙羽は、17巻第146話で先輩芸人から言われた言葉を思い出し、大丈夫、俺だって面白い、と自分に言い聞かせます。
© 芥見下々 呪術廻戦 240話より
黄櫨の死体に髙羽は動揺
しかしそこには黄櫨の死体があり、かつて東京第1結界(コロニー)で戦ったことのある黄櫨の死体を見て髙羽は動揺し、息が上がり呼吸が乱れ苦しそうな表情になります。
© 芥見下々 呪術廻戦 240話より
そんな髙羽に羂索は、どうした、笑えよ、芸人だろ、と言い放ちますが、髙羽は、笑えねぇ、と心の中でつぶやきます。過去に芸人仲間に言われたと思われる言葉を髙羽は思い出しながら、なんで自分は芸人をやっているのか、髙羽は分からなくなってきます。
© 芥見下々 呪術廻戦 240話より
まとめ
前回は自信満々で登場し、術式・超人で羂索の呪霊操術を無効化した髙羽ですが、今回羂索にお笑いをダメ出しされ、自信を喪失してしまいます。術式・超人は、髙羽が“ウケる”と確信したイメージを実現させる、というものなので、自信を喪失し“ウケる”と確信出来なくなると、術式が発動できなくなるようで、髙羽は一気にピンチに陥ります。このままでは羂索にお笑いをダメ出しされ続けて、髙羽は殺されてしまいそうですが、術式の穴を知られてしまっては、ここからの逆転は厳しそうです。
しかし、第169話で盛大にスベッた一発ギャグ、「余計なお世Wi-Fi(ワイファーーーイ)」をよく羂索に披露する気になったと思います。こういう髙羽の性格を知っていたら天使も推薦しなかったかも…。
次回、髙羽は不遇のコンビ時代の振り返りながら、自分がお笑いを始めた理由を思い出します。
アニメ 呪術廻戦 第2期 「懐玉・玉折/渋谷事変」のまとめ記事を書いています。
最新刊、24巻を購入される方は、こちらから。
発売中のコミック24巻のネタバレ、感想も書いています。
コメント