週刊少年ジャンプに掲載されている、呪術廻戦 第256話のネタバレ、感想です。
前回の記事はこちらです。ミゲルとラルゥの術式が明らかになり、二人は術式で宿儺を攻撃します。
虎杖の潜在能力が解放か
五条悟が「黒閃」を説明
前回、ラルゥが宿儺の2度目の「黒閃」をくらってしまいましたが、場面は変わり五条悟が「黒閃」について説明しています。五条は「黒閃」を狙って出せませんが、六眼のせいで黒閃を狙って出せると大勢の人に思われているようで、少し不満に思っているようです。「黒閃」は呪力と打撃の誤差が0.000001秒以内だと発生する空間の歪みですが、五条にとってはこの説明は説明不足だそうです。五条いわく、「黒閃」の種がこれだけなら狙って出せると断言しています。
© 芥見下々 呪術廻戦 256話より
結局、「黒閃」は運次第
五条に言わせると正拳に篭められた呪力だけでも様々な呪力があり、その呪力のブレンド加減や、果ては気温や湿度も関係していると言い、要は「黒閃」の発生条件には正解がなく、「黒閃」は運次第だそうです。最後に、連続記録は七海の方が上だが、総数なら勝ってるから、と五条は強がり、さらに僕の戦闘は長引かないから機会がねぇのよ、と聞いてもいない事も話しています。
© 芥見下々 呪術廻戦 256話より
場面は新宿決戦へと戻り、真希、ミゲル、虎杖、脹相がそれぞれ状況を分析していますが、真希、虎杖、脹相の三人はミゲルやラルゥを知らないようです。しかし、三人とも高専側の人間とは認識しているようで、ミゲルとラルゥの事を置いておいて宿儺との戦いに集中します。一方、ミゲルはこの状況をマズイと思っているようで、さっさとズラかろウ、と考えています。
© 芥見下々 呪術廻戦 256話より
宿儺は2度目の黒閃でもそこまで反転術式の出力が戻っていないのか、それともあえて反転術式を使わないのか不明ですが、使えない上下左腕や下右腕は治療せずそのままにして戦闘を続けます。脹相は瓦礫の中の杭を蹴って虎杖に渡し、虎杖は宿儺の体を拘束するのに使用します。宿儺の体を壁に押し付けて杭で動けないようにし、脹相が穿血で攻撃します。
© 芥見下々 呪術廻戦 256話より
3度目の黒閃
さらに、真希が釈魂刀で宿儺の体を貫きますが、宿儺は釈魂刀を抜くと空を足場にして移動し、真希に3度目の黒閃をくらわせます。
© 芥見下々 呪術廻戦 256話より
3度目の黒閃をくらわせた後、宿儺はさらに真希に普通の斬撃を飛ばします。この斬撃を真希はかわせずくらってしまいますが、普通の斬撃も出力が上がっているようで、真希は大ダメージを負ってしまいます。斬撃を飛ばした宿儺に対して、脹相はその隙をついて「超新星」を放ちます。
© 芥見下々 呪術廻戦 256話より
4度目の黒閃
しかしこの「超新星」は当たらなかったのか、宿儺はダメージを受けた様子もなく、斬撃を脹相に飛ばします。さらに、飛ばした斬撃よりも速く移動し、脹相の背後をとります。背後をとられた脹相はパンチをくらって壁まで飛ばされ、宿儺は追い打ちに4度目の黒閃を放ちます。この黒閃は脹相が血の鎧をとっさに作る事で、ダメージを軽減したようです。しかし、4度目の黒閃で宿儺の呪力出力はかなり戻っているはずで、高専側はもう猶予はなさそうです。そこに虎杖が駆けつけ、宿儺にパンチをくらわせます。
© 芥見下々 呪術廻戦 256話より
虎杖が宿儺に打撃をくらわせれば、どんなに宿儺が黒閃で調子を上げようと呪力出力や肉体の支配は鈍ると脹相は改めて認識し、その後虎杖に何かを渡します。一方、黒閃をくらったラルゥはミゲルの助けがないと立ち上がれないくらい重症ですが、まだやり残したことがあるわ、とミゲルに言いラルゥは戦線離脱せず戦場に残ります。一方、虎杖はしつこく宿儺を攻撃し、宿儺の首を掴んで体にしがみつきます。
© 芥見下々 呪術廻戦 256話より
ここで虎杖は穿血を使いますが、穿血に用いた血液の塊はさきほど脹相から渡されたものを使ったようです。この血液の塊は脹相が百歛で圧縮した血液の塊だったようで、虎杖はまだ百歛を上手くできないので、脹相が気を利かせて虎杖に渡したようです。第251話でも赤血操術を虎杖は使っていたので、やはり新宿決戦前に虎杖は脹相や加茂憲紀から赤血操術を教わり、習得しているようです(技術はまだまだで、百歛が上手くできないようですが)。
© 芥見下々 呪術廻戦 256話より
宿儺は顔に穿血をくらい出血しますが、宿儺は虎杖に反撃、虎杖も顔に斬撃をくらい出血します。そして虎杖は拳を握って宿儺に打撃をくらわせる体制を構えると、宿儺は虎杖から黒閃の予感を感じ取ります。
© 芥見下々 呪術廻戦 256話より
しかし、宿儺は虎杖から黒閃の予感を感じ取ったにもかかわらず、ラルゥの方に目をやります。なぜか、宿儺はラルゥから目を離せないようです。ここで細かいですが、宿儺の目の形がハートマークになっています。
© 芥見下々 呪術廻戦 256話より
ラルゥの「こっちを向いて(キューティーハニー)」
ラルゥの術式「心身掌握(ハートキャッチ)」で掴めるのは肉体だけでなく、心も鷲掴みできるようです。先ほどラルゥが言っていた、まだやり残したことがあるわ、とは「こっちを向いて(キューティーハニー)」を使い宿儺の意識を強制的にこちらに向かせ、隙を作る事でした。さきほど宿儺の目がハートマークだったのも、ラルゥの術式の影響のようです。宿儺は虎杖の打撃に対して、防御姿勢を取ることも避けることも出来ず、そこに虎杖の拳が飛んできます。
© 芥見下々 呪術廻戦 256話より
虎杖も黒閃をきめる
虎杖の黒閃が宿儺に炸裂、空間が歪み黒い火花が散ります。
© 芥見下々 呪術廻戦 256話より
「黒閃」による潜在能力の開放、黒い火花が散る中、虎杖悠仁が覚醒する、と描かれて虎杖が黒閃をきめた所で今回は終わります。宿儺に黒閃をきめた虎杖がどんな能力を解放するのか、非常に気になります。
© 芥見下々 呪術廻戦 256話より
まとめ
第256話では、宿儺は黒閃をさらにきめ続けて、七海に並ぶ4度目の黒閃を成功させます。次に黒閃をきめれば、虎杖に並ぶ5度目の黒閃となりますが、虎杖も負けずに黒閃を今回きめています。虎杖も1度黒閃をきめれば、連続で黒閃をきめられる可能性が高いですが、それよりも注目なのが、「黒閃」による潜在能力の開放、虎杖悠仁が覚醒する、と描かれている事です。潜在能力の開放や覚醒とありますが、ついに虎杖も術式が使えるようになのでしょうか?2巻12話で、そのうち君の体には宿儺の術式が刻まれる、と五条が心の中でつぶやいていましたが、今回の黒閃による潜在能力の開放で、術式が刻まれる可能性はありそうです。
© 芥見下々 呪術廻戦 2巻より
そして他に気になるのが、宿儺は既に4度目の黒閃をきめているので、五条悟と同様に反転術式の出力が戻って一気に傷を治療してもよさそうなのですが、そんな様子はありません。まだ余力を残しているのか、それとも傷ついた心臓を優先して治療しているのか、こちらも不気味です。来週は休載で休みですが、やっと主人公・虎杖悠仁が主人公らしく活躍しそうで、続きが楽しみです。
次回、覚醒した虎杖は、何度も黒閃を宿儺にきめます。
最新刊、26巻を購入される方は、こちらから。
こちらはKindle版です。
こちらはコミックス(紙)です。
楽天市場はこちらから、どうぞ。
発売中のコミックス26巻のネタバレ、感想も書いています。
コメント