週刊少年ジャンプで連載中の呪術廻戦の30巻 これから の感想、ネタバレです。呪術廻戦も30巻で、いよいよ完結です。
30巻は、第264話から第271話まで掲載されています。また、描き下ろしエピローグも掲載されています。
前巻、29巻のあらすじ、ネタバレはこちらの記事です。
目次
30巻
30巻の表紙は、虎杖悠仁です。
© 芥見下々 呪術廻戦 30巻より
第264話 人外魔境新宿決戦㊱
天使・来栖が「邪去侮の梯子」を宿儺に放ちますが、宿儺は瓦礫を上空へと飛ばし瓦礫を足場にしながら「邪去侮の梯子」の光の柱を駆け上がっていき、天使・来栖を殺そうとします。天使・来栖への攻撃は東堂が割って入って天使・来栖を守りますが、宿儺の攻撃は黒閃となり、黒閃を喰らった東堂とその攻撃の衝撃に巻き込まれた天使・来栖は地面に叩きつけられて、二人とも行動不能になってしまいます。
© 芥見下々 呪術廻戦 30巻より
第265話 あの日
虎杖が領域展開を使用すると、虎杖と宿儺は虎杖が作ったと思われる領域にいました。その領域は虎杖が6,7歳まで住んでいた岩手県の町を再現していて、虎杖は宿儺に街を案内しつつ住んでいた頃の思い出を宿儺に話します。宿儺にいい加減にしろと言われた虎杖は、自分が考える生き方、正しい死に方、人の命の価値等、自分の考え方を宿儺に話します。そして最後に宿儺に憐みをかけて殺さないでやるチャンスを与えますが、憐みをかけられた宿儺は虎杖に対して激怒します。
© 芥見下々 呪術廻戦 30巻より
第266話 人外魔境新宿決戦㊲
虎杖は伏黒の魂に話しかけますが、やはり伏黒の魂は生きる意志を無くしており虎杖の説得に応じません。それでも虎杖を説得しつつ、宿儺と対峙している虎杖の領域内では宿儺との戦闘を続けていました。虎杖は「解」を魂の境界に打ち込もうとしますが、宿儺は「彌虚葛籠」を使って虎杖の領域に対抗、虎杖の領域の必中効果を打ち消します。
© 芥見下々 呪術廻戦 30巻より
第267話 人外魔境新宿決戦㊳
乙骨が喰ったと言っていた最後の“宿儺の指”というのは嘘(ブラフ)で、乙骨がリカに喰わせたのは虎杖の左薬指でした。本物の最後の“宿儺の指”は楽巌寺が螺旋階段がある地下に封印していて、目覚めたばかりの釘崎が“宿儺の指”に芻霊呪法「共鳴り」を打ち込みます。芻霊呪法「共鳴り」によって、“宿儺の指”を通じて宿儺本体に大ダメージが与えられ、宿儺は領域を展開できず虎杖の必中術式をくらってしまいます。
© 芥見下々 呪術廻戦 30巻より
第268話 決着
虎杖が宿儺に黒閃を決めて吹っ飛ばすと、虎杖の領域が崩壊、伏黒の身体から宿儺が剥がされていきます。宿儺の本体は化け物の姿をしていましたが、その宿儺の本体も崩れ始めていました。虎杖は宿儺に手を差し伸べると、オマエは俺だ、と話しかけます。
© 芥見下々 呪術廻戦 30巻より
知らず知らずに呪いを背負って生まれて、どんな化け物になるかは運次第だった、しかし自分には爺ちゃんがいた、と虎杖は言います。そして、もう一度やってみよう、誰かを呪うんじゃなくて誰かと生きるために、と虎杖は宿儺に自分と生きていこうと言いますが、宿儺は虎杖を拒否し塵となって消えていきます。その後、目覚めた伏黒は虎杖、釘崎と再会します。
© 芥見下々 呪術廻戦 30巻より
第269話 検討
新宿決戦には勝利しましたが、真希は乙骨がちゃんと立ち回っていればもっと楽に勝てたんじゃないかと乙骨を怒ります。他の高専メンバーも新宿決戦での戦い方を反省、こうすればよかったと反省の弁を述べます。そんな話し合いの中、冥冥が誰も居場所を知らないはずのシン・陰の当主を殺し、当主を日下部にして簡易領域の縛りを解いていた事が判明します。
© 芥見下々 呪術廻戦 30巻より
第270話 夢の終わり
伏黒と家入が伏黒家の墓の前にいて、伏黒の姉・津美紀を弔っています。家入が津美紀の遺体を荼毘に付して、その後墓に埋葬したようで、伏黒がその事に関してお礼を言っています。その後、伏黒は電話で呼び出され、伏黒を見送った家入は煙草を箱ごと捨てます。また吸収された天元ですが、伏黒から剥がされた宿儺の残骸の中に残置されていて、宿儺の残骸を据え置くことで日本にある天元の結界は消滅しませんでした。楽巌寺は歌姫と新田に焦らなくていいと言い、暫くはこのままにしておくようです。
© 芥見下々 呪術廻戦 30巻より
第271話 これから
婚約中のカップルの男性の顔が呪いによって変わって見えると伊地知から報告があり、虎杖、伏黒、釘崎が調査に向かいます。調べると男性の方でなく、女性の方が呪われていて、伏黒は死滅回游プレイヤーの生き残りによる迷惑行為と推測します。呪詛師の術式範囲を、伏黒は害の無さを考慮して約100メートル範囲と見積もり、被害者のカップルを術式範囲外に出して術式を発動し直してもらい、呪詛師を察知しようと三人は作戦を考えます。そして伏黒が作戦を立てて、呪詛師を見つけ出すことに成功します。
© 芥見下々 呪術廻戦 30巻より
エピローグ
描き下ろしの追加エピローグです。四人のエピローグが収録されています。
エピローグ 小沢優子
第8巻 第64話で登場した小沢優子が再登場です。新宿決戦後、虎杖と小沢は仙台で再会します。二人は中学の時に雪を一緒に見た思い出があるようですが、再会した時も雪を見ながらいい雰囲気になっています。この二人、付き合いそうないい感じになっています。色々辛い目にあった虎杖ですが、幸せになれそうで良かったです。
© 芥見下々 呪術廻戦 30巻より
エピローグ パンダ
パンダは死滅回游にて相互観測式自立制御を失って、2035年10月に活動を停止したそうです。その後、五条家の当主代理となった乙骨が所有していたそうですが、パンダはその後もたまに動いているようです。そして、乙骨の孫が登場します。男の方の孫の顔から、乙骨が結婚したのは真希と推測できます。男の方の孫の顔が真希に似ていますね。
© 芥見下々 呪術廻戦 30巻より
エピローグ 釘崎野薔薇
第268話で釘崎が貰った五条からの手紙には、釘崎の母親が今どこで何をしているかが書かれていましたが、その後釘崎は母親に会いに行ったようです。釘崎の母親と祖母が初登場しますが、釘崎と母親の関係性、母親と祖母の関係性が垣間見えておもしろかったです。
© 芥見下々 呪術廻戦 30巻より
エピローグ 裏梅
平安時代に裏梅が宿儺と出会った時のエピソードです。裏梅は術式・氷凝呪法を使用しますが、宿儺と出会った時は氷凝呪法を制御できなかったようです。しかし、宿儺はそんな裏梅に肉を腐らせないよう番をする、という役目を与えます。
© 芥見下々 呪術廻戦 30巻より
まとめ
この第30巻が最終巻で、呪術廻戦も完結となります。第271話が最終回ですが、四人のその後のエピソードも描き下ろしとして収録されています。
天使・来栖が「邪去侮の梯子」で攻撃しますが、宿儺は「邪去侮の梯子」の光の柱を駆け上がっていき、黒閃をきめてその衝撃で東堂と天使・来栖が地面に叩きつけられて行動不能になってしまいます。行動不能になった二人の止めを宿儺は後回しにし、虎杖を先に殺そうとしますが、虎杖は日下部との入れ替わり修行で結界術の基礎を習得していて、領域展開を使用できるようになっていました。虎杖の使った領域展開には名前がなく、結局詳細も不明のまま終わってしまいしたが、領域の中で伏黒の魂を説得し、魂の境界に打撃を打ち込むことで「彌虚葛籠」を解除します。さらに高専側の切り札、最後の“宿儺の指”に釘崎が芻霊呪法「共鳴り」を打ち込むことで、“宿儺の指”を通じて宿儺本体に大ダメージを与えて宿儺の領域展開を封じます。そして、最後は虎杖が黒閃で伏黒の身体から宿儺を引き剥がし、伏黒を助けることに成功します。虎杖は崩れゆく宿儺に手を差し伸べて一緒に生きていこうと言いますが、宿儺は“呪い”として消えていく道を選びます。これで長かった宿儺戦も高専側の勝利に終わり、最終回はいつもの高専一年生三人で呪詛師を捕える任務を行う形で完結します。
これで呪術廻戦も終了ですが、第271話のまとめでも書きましたが、欲を言えば伏黒の領域展開「嵌合暗翳庭」の完全版が見たかったとか、羂索の過去とか、虎杖の父親と母親の過去、平安時代編などが見たかったですが、あとがきで作者の芥見下々先生が「呪術廻戦」ここで終わりと言い切っているので、多分原作として描かれることはないでしょう。望みがあるとすればアニメとかで、特別編として描かれるかもしれませんので、そちらに期待したいと思います。
原作は完結しましたが、TVアニメ 呪術廻戦 懐玉・玉折 劇場総集編が2025年5月に公開されますし、アニメ 呪術廻戦 死滅回游編も鋭意制作中なので、そちらを楽しみに待ちたいと思います。
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