週刊少年ジャンプで連載中のカグラバチ 第44話のネタバレ、感想です。
楽座市編が完結、そして新章へ突入
© 外薗健 カグラバチ 44話より
崩れていく楽座市会場
蔵から出てきたチヒロと京羅ですが、京羅は死んでいてさらに楽座市会場は崩れ始めます。真打の浸食や爆弾による損壊、さらに緋雪が暴れた事で会場も限界のようで神奈備 真打落札組の神奈備職員は、会場が壊れる前にとっとと避難します。
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さらに会場全体が崩れそうになりますが、競りに来ていたヤクザ達は避難せずに妖刀をチヒロから奪おうとします。チヒロは戦闘で限界が来たようで気を失いかけますが、柴がチヒロとハクリを連れて瞬間移動の妖術で会場の外へ飛ぼうとします。
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チヒロは真打も一緒に持っていこうと手を伸ばし、それと同時に柴が会場の外へと飛びます。会場が崩れてヤクザ達が瓦礫の下敷きになりますが、柴はハクリと会場の外へ無事飛びましたが、チヒロがいませんでした。チヒロは真打を握っていましたが、緋雪も真打に触れていて緋雪はチヒロに、妖刀は2本ともうちらがいただく、と言います。
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多福の結界に強制的に入れられたチヒロ
チヒロが柴と一緒に飛べなかったのは、瞬間移動の妖術で飛ぶ直前にチヒロだけ田福の結界の妖術に入れられたからのようです。会場の外の柴はもう一度会場内に戻ってチヒロを助けようとしますが、楽座市の会場の玄関部分が爆発し完全に崩れてしまいます。
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そして爆発した玄関部分から緋雪と田福、さらに多福に背負ってもらってチヒロも無事に会場の外に出てきます。チヒロが多福に降ろしてくれと言うと、多福は素直にチヒロを降ろします。緋雪は、先に行ってる、と言い楽座市会場を去ろうとしますが、緋雪が手に真打を持っているのに気付いた柴が緋雪を呼び止めます。
© 外薗健 カグラバチ 44話より
チヒロと緋雪が取引
緋雪は柴にチヒロと合意の上、取引をしたと言い、柴がチヒロを見るとチヒロも頷きます。ハクリがチヒロに、………なに話したんだ?と聞くと、“これからの話”だ、とチヒロは答え、今度はチヒロがハクリに、……お前はどうする?と聞きます。ハクリは柴から“家のことは心配いらない”と言われた、とチヒロに言います。
© 外薗健 カグラバチ 44話より
場面は柴と漣円慈の戦いに決着がついた時に戻り、負けた円慈は柴に自分を殺すように言いますが、柴は円慈に家に帰るように言います。天理の生き様は否定しないがあの子と同じような子はこれ以上生むべきじゃないと柴は言い、まだ漣家には小さい子供がいるはずだから、家に帰ってそう務める事が天理の死を無駄にない事だ、と柴は円慈に言い、円慈も結局は柴の言う事に従ったようです。場面は現在に戻り、ハクリは漣家の敵として父さんを死なせてしまった、どの道家に帰ることはない、自分にとっては歪んでいても父さんが道標だったと言い、ハクリはこれからどう生きればいいか迷っていました。
© 外薗健 カグラバチ 44話より
しかし、迷っているハクリですがMr.イナズマが蔵に囚われていた姉と再会する場面を目撃し、さらにチヒロからお前が救ったんだと言われ、ハクリは氷の肌の女を思い出します。氷の肌の女が言っていた、檻の外にも希望はないの、という言葉と、救われたMr.イナズマと姉を見て、ハクリは希望の意味を考えます。
© 外薗健 カグラバチ 44話より
そしてハクリはチヒロに、これからも一緒に戦わせてくれよ、俺はくれた価値を…証明し続けたい、と言います。
© 外薗健 カグラバチ 44話より
屑共の熱狂の坩堝、楽座市、閉幕
こうして二百余年、数多の人間の“希望”を奪い続けた屑共の熱狂の坩堝、楽座市は此処に閉幕します。
© 外薗健 カグラバチ 44話より
場面はチヒロが多福の結界に入れられた時に戻り、チヒロと緋雪が取引をした経緯が判明します。チヒロが妖刀を誰にも渡したくないが状況が変わった、真打の力の一端を見たが想像以上に強大で不気味だと感じた、と緋雪に話します。
© 外薗健 カグラバチ 44話より
そして、真打をこのままにしておくわけにはいかないが、俺には封印の手立てがないとチヒロは言います、封印の手立てがないと言うチヒロに、なら神奈備に渡せと緋雪は言いかけますが、チヒロは渡すには懸念が大きすぎると答えます。この楽座市に来ていた毘灼は“真打を使うことが目的だ”と語っていた、さらに毘灼は神奈備が真打の落札に動くことは想定内のはずなのに出品した、封印のことを考えれば“神奈備に渡す”が最善だが、それこそが毘灼の狙いだとチヒロは緋雪に言います。
© 外薗健 カグラバチ 44話より
毘灼は絶対に真打を使うための次の手を打ってくる、とチヒロは言いますが、緋雪は封印が最優先なら真打は神奈備が回収するほかない、次の手を打ってくるなら炙り出して潰せばいい、と緋雪は言います。そして、悪党の好きにはさせないと緋雪が言うと、チヒロも“悪に妖刀を使わせない”で俺たちの向かう方向は一致していると緋雪に同意します。
© 外薗健 カグラバチ 44話より
チヒロは少し考えた後、緋雪に真打を渡しますが、後を全任するのはごめんだとも言います。そして、緋雪に淵天を神奈備の管理下に置ければ任務達成なんだよな、と確認すると、これは互いにとって好都合だと言い、俺を神奈備の戦力に加えろ、とチヒロは取引を提案します。
© 外薗健 カグラバチ 44話より
まとめ
第44話では、京羅が死に、楽座市会場は崩れ、楽座市は閉幕し楽座市編は終了します。
一方、真打を京羅から取り戻したチヒロですが、緋雪と取引して真打は神奈備に引き渡します。代わりにチヒロは自分を神奈備の戦力に加えるように言い、チヒロと緋雪は取引をします。淵天とチヒロが神奈備の戦力になれば、緋雪は淵天を神奈備の管理下に置くという任務を一応、達成できますが、柴は複雑そうですし、取引の詳しい内容は今の所不明です。
取引の詳しい内容や、チヒロの考えは次回明らかになりそうなので、次回に要注目です。
次回、病院で目覚めたチヒロは、柴達に“これからの話”をします。

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