【ネタバレ】カグラバチ第45話「これからの話」感想、ネタバレ

週刊少年ジャンプで連載中のカグラバチ第45話のネタバレ、感想です。

ハクリの蔵の能力で毘灼から妖刀を奪う策を提案
まとめ

ハクリの蔵の能力で毘灼から妖刀を奪う策を提案

毘灼の統領の次の手

楽座市が終わり毘灼は真打が神奈備に渡りそうな状況を順調だと言い、完全に掌の上だな、と毘灼の構成員は言います。毘灼の統領はこの言葉を聞き、……次の手だ、とつぶやきます。

一方、チヒロとハクリは楽座市での戦いの疲れから第44話の後にすぐにストンと眠ってしまったようで、柴によって病院に運ばれていました。楽座市から一夜明けて目覚めたチヒロとハクリですが、病室には柴の他にシャルや緋雪、多福もいてTVゲームを楽しんでいました。

囚われていた人達は全員、無事

何をしているのかと聞くチヒロに、チヒロが起きるまでゲームをしていたと緋雪は答え、このゲームに強い柴が相手をしていたそうです。ただ、柴は緋雪や多福には元神奈備だとは言っていないようで、二人はただのゲームの強いおっさんと認識しているようです。チヒロは蔵の中に囚われていた人達がどうなったか気にしますが、各々うちに帰ったそうで姉を助けるために楽座市の会場に乗り込んだMr.イナズマも無事に姉と会えたそうです。シャルがMr.イナズマが、“ありがとう”、と言っていた事をチヒロに伝えます。さらに緋雪はチヒロ達のおかげで、何一つ取りこぼさずに済んだと言いますが、柴は無茶しすぎだと怒りに身を震わせます。

緋雪は真打は別の者に渡していてもう神奈備本部に到着していると教えると、あとはチヒロを神奈備に連れて行くだけだとチヒロに淵天を渡し、ちゃっちゃと準備するように言います。しかし、柴は“真打を渡してチヒロ君が神奈備に加わる”という取引で良かったのか？とチヒロに聞き、毘灼の一人に遭った事も確認します。

毘灼の統領に遭ったチヒロが、はい、と答えると、柴は、…焦る気持ちもわかる、だからこそ今後の動きは慎重に検討したい、と言います。毘灼はこれまでの三年間、想像以上に入念な準備を積んでいて、真打が神奈備に渡るのが毘灼の狙い通りだとして、目的に近づく確実な一手を次も用意しているはずだから、その備えとしての出方は他にもあるはずだから神奈備に加わらんでも……、と柴はチヒロに言いますが、緋雪は柴に怒りチヒロを神奈備に連行することは既に決定事項だと反論します。

“封印”とは別の選択肢“使う”を神奈備上層部が決める可能性

さらに多福は神奈備が真打を封印するテイで話を進めているが、“封印”とは別の選択肢“使う”を神奈備上層部が決める可能性もあると言います。柴は懸念点が多すぎると考え、だからこそそれらを一つでも多く潰す議論をこの場でしようと考えます。チヒロは多福に神奈備が真打を使うとしたらその動機は何だ？と聞くと、今の毘灼との膠着状態も真打の力があれば有利に傾かせられるかもな、と答えます。

毘灼から妖刀を奪う

多福の答えを聞きチヒロは、もし自分が膠着状態を崩すための他の打開策を示せば神奈備が真打を使う必要はなくなるよな、と言うと、自分は焦っているかもしれないが闇雲ではないと柴に言います。今の俺にはハクリがいるとチヒロは言い、毘灼から妖刀を奪う策を柴や緋雪に話します。

ハクリの蔵の能力、“登録したもの”と“それに紐つくモノ”を自由に転送できる能力を使い、神奈備が保護している妖刀の保有者にハクリを接触させて、妖刀を転送する策をチヒロは皆に説明します。妖刀と契約者の間には命滅契約があり玄力の繋がりがあるので、契約者を蔵に登録すれば妖刀も転送可能になるので、それをチヒロは利用しようとします。

妖刀の契約者とはかつて六平国重が信頼し妖刀を託した者達で、現在は剣聖を除けば四人が生存しています。チヒロは契約者に会うにはどうすればいいか多福に聞くと、剣聖は例外として妖刀の所有者たちは“慚箱”と呼ばれる神奈備の専有地にて匿われていると多福は答えます。そして慚箱には神奈備の主要な戦力の殆どがそこの警備に当てられていて、神奈備上層部の認可によってのみ立入りが許される、と多福はチヒロに話します。

４つの慚箱

慚箱は、仙沓寺（せんくつじ）、国獄温泉（こくごくおんせん）、九煙大社（くえんたいしゃ）、鮨すば琉（すしすばる）、の４つだそうです。

慚箱の話を聞きハクリが、カッケ～、と言いますが、良いのは聞こえだけそうで警備は緩められないからそこの戦力は常駐となり、そのせいで今の神奈備には動ける戦力が少なく、結果的に楽座市のように何を救うか取捨選択を迫られる、と緋雪はハクリに話します。妖刀を回収すれば神奈備がもっと動けるようになり、数段マシな世の中になると緋雪から聞き、ハクリは、じゃあ決まりだ、所有者に会いに行くぞ！！と、チヒロに言います。するとチヒロもハクリに、まだまだ頼らせてもらうぞ、と答えます。

緋雪は、毘灼から妖刀を奪うのは最高の案だ、これ以上ない、とチヒロの策を認めますが、神奈備上層部にチヒロ達の人間性、信頼に値するか問われるので簡単にはいかないと言われます。

神奈備上層部と対峙

身元も定かでなく、ずっと妖刀を持って勝手してきた男とその連れ、チヒロ達は神奈備上層部からすれば所有者に合わせると何をしでかすか分からないと思われるかもしれず、場合によっては加入を認めるどころか素敵な処罰が待ってるかもな、と緋雪に言われます。そして、示してみろ、と緋雪に言われた後、チヒロは手錠を掛けられ神奈備上層部の前に連行されます。

神奈備上層部の一人から名乗れと言われ、チヒロは、……六平千鉱、と堂々と名乗ります。

まとめ

第45話では、チヒロが毘灼から妖刀を奪う策を全員に説明します。それはハクリの蔵の能力を使って妖刀の所有者を蔵に登録、そうすれば所有者と命滅契約にある妖刀をハクリは転送できるようになり、毘灼から妖刀を奪えるという策です。所有者は現在、神奈備の専有地・慚箱に匿われていて会うには神奈備上層部の許可が必要です。その為、チヒロは神奈備上層部に会って所有者に会う許可を得ようとしますが、淵天を約3年隠し続け勝手な行動をしたチヒロは処罰をくらう可能性もあります。果たしてチヒロは神奈備上層部から所有者に会う許可を得られるでしょうか？

次回、チヒロは所有者と会えるように、神奈備上層部を説得しようとします。