【ネタバレ】カグラバチ 第54話「友情」感想、ネタバレ

週刊少年ジャンプで連載中のカグラバチ第54話のネタバレ、感想です。

全戦力を仙沓寺に投入する昼彦
まとめ

全戦力を仙沓寺に投入する昼彦

毘灼の総統・幽は神奈備の動向を概ね掴んでいて、各慚箱に護衛の戦力を追加した事、六平千紘も慚箱の護衛に加わった事を把握していました。ただ、幽でも柴の行方は未だ掴めていないようで、引き続き探りを入れると、駅のホームにいる毘灼のメンバーに携帯で話します。

剣聖の幽閉場所は？

さらに剣聖の幽閉場所も掴めていないようですが、神奈備が東京本部の人員を頑なに動かさない事実から、幽は剣聖の幽閉場所が東京だとみているようです。幽は神奈備の東京本部を崩すには妖刀が最低条件だと毘灼のメンバーに携帯で伝えると、契約者を殺すのは大前提なのにそんな大事な仕事を昼彦に任せてよかったの？と、毘灼のメンバーは幽に聞きます。また昼彦は漆羽たちと接触できたが、六平千紘と遊ぼうとしていて、今は演劇を見ているとメッセージが来ていた事を幽に伝えます。しかし、兵隊をちゃんと動かしているなら問題ない、むしろ良い機会だと幽は公園の遊具に乗りながら携帯で毘灼のメンバーに言います。

昼彦の戦闘の才は宝物で昼彦なら妖刀もすぐにモノにすると幽は言いますが、昼彦の精神的な未熟さを指摘します。だから妖刀を得る前に、六平千紘と対話しておくのはあの子にとってプラスになると幽は言いますが、昼彦が負けたらどうするのと毘灼のメンバーは心配を口にします。しかし、“切り札”も含めて代案をいくつか用意しているから心配するなと幽は言うと、昼彦には失敗も敗北も敵の考えもぜひ食らってみて欲しい、と幽は毘灼のメンバーに伝えます。

昼彦、両腕を失う

一方、昼彦を追い詰めたチヒロは昼彦に何もかも話すように迫ります。突然視界が暗くなり何をされたのか分からない昼彦は、チヒロに何をしたか質問します。ここで昼彦の両腕が斬り落とされた描写が描かれていて、昼彦は両腕を失っている事が判明します。

チヒロは大量の黒い金魚で空間を満たし、昼彦の紙を通した視界を奪いつつ昼彦の位置を感知した、とチヒロは話します。それが出来るなら、なぜわざわざ紙の鶴を受けたのかと昼彦はさらに質問しますが、チヒロは空間に散らばる紙は手元で鶴に折る必要がある事と、鶴の火力は一度きりで攻撃した後は鶴はすべて停止していた事を指摘します。さらにすぐに空間を覆う涅を使わなかったのは、昼彦がこの状態に陥った時未使用の鶴が残っていると、躍起になって一般人を攻撃するかもしれないから、大きな隙を見せて全ての鶴に攻撃させた、とチヒロは鶴を受けた理由を明かします。

しかし、一般人を傷つけないためにチヒロが傷だらけのボロボロになった事が昼彦には納得できず、……それでそこまでするか、奴らを傷つけないために、それでも結局俺たちだけなのに、と疑問をチヒロにぶつけます。

一般人がチヒロを人殺し扱いした事は、彼らが無事なら構わない、……あの目は仕方ない、と言います。殺しは最悪で自分は昼彦と同じ側にいる、ただお前らの所業はより強く否定する、とチヒロは言いますが、殺しは殺しだろ、と昼彦は反論します。

毘灼の殺しと全ての殺しを同じにしてしまったら、六平国重や妖刀契約者の信念まで否定することになるとチヒロは考え、殺しの全てが同じはずがない、それは許せない、と昼彦の考えを真っ向から否定します。それでもチヒロはこっち側だと考える昼彦は、チヒロが自分の考えを理解しない事に納得せず、同じだろうぉ、と言い返しますが、違う、だから殺し合う、と再度チヒロに考えを否定されてしまいます。

一方的にチヒロに友情を感じる昼彦

それを聞いた昼彦は、違うから殺し合うというチヒロの考えに突然納得し、さらにチヒロに対して、これが友情！！！と、一方的に友情を感じてしまいます。

すると突然、昼彦は毘灼に関する情報を話し始めます。毘灼は十名の妖術師によって構成される小組織で、率いるのは幽という男で、楽座市でチヒロに挨拶した男だと昼彦は言います。

さらに毘灼の目下の目的は慚箱の襲撃で、今回の目的に当たって野良の妖術師を68人雇っていて「雫天石の武器」のストックは34個という事も明かします。そして今回毘灼のメンバーを含んだその戦力の、全ての指揮権が昼彦に委ねられている、とチヒロに告げます。

同じ頃、幽にも昼彦がチヒロに話している内容が携帯で報告されているようで、幽は昼彦の判断をいい判断だとは思うと話します。しかし、そこまで行くと博打だなと言い、そこまで仙沓寺にこだわるか、よほど“切り札”が気に入らないみたいだな、と幽は言い、仙沓寺と“切り札”が関係している事を匂わせます。

仙沓寺に全戦力が投入される

その頃、仙沓寺には敵戦力が次々と投入されていて、松の植物も何本も生えてきます。これは昼彦の個人的な理由による判断によって、敵の戦力が全て仙沓寺に送られていました。さらにチヒロと昼彦がいる劇場の上空には、昼彦の鶴によって妖刀が２本、フヨフヨと浮かんでいました。昼彦は、もうすぐ同じ土俵に立つ、準備は出来ている、……今度こそお前と対等に殺し合う、と一方的に語りかけます。

一方、ハクリは治療を受けていましたが、敵戦力が投入され続けている状況に、漆羽は避難に尽力した方がいいと言います。しかし、ハクリの治療をしていた女の妖術師は、移動しながら回復は出来ないと言い、また治療には30分時間が必要ですが10分しかたっていないとも言います。

漆羽やハクリの避難の準備は進めているようですが、そこに松の植物を生やした毘灼の幹部も現れます。この毘灼の幹部は第1話で最初の街にいた松を操る妖術師で、罰が当たるかな？と言う毘灼の幹部に対して、罰ァ今俺が下してやる、と座村は答えます。

まとめ

第54話では、昼彦がチヒロに一方的に友情を感じ、一方的に毘灼の情報を話し始めます。これによって毘灼が十名の妖術師によって構成される小組織である事や、今回の敵の作戦が明らかになります。さらに幽には“切り札”もあるようですが、昼彦はその“切り札”が気に入らないようで、仙沓寺に全戦力を投入、その投入された戦力の中には最初の街にいた松を操る毘灼の幹部も含まれていました。松を何本も生やしたことで、仙沓寺は崩壊しかけた状態になってしまいましたが、仙沓寺にいる座村や漆羽、ハクリは敵の攻撃をかわせるでしょうか？また幽の言っている“切り札”とは何を指しているのでしょうか？

次回、敵戦力が仙沓寺に投入され、敵妖術師が次々と座村に襲い掛かります。