【ネタバレ】あそびあそばせ 第76お遊戯「時計じかけの華子ん家」の感想

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ヤングアニマルに掲載されているあそびあそばせ 76話のネタバレ、感想です。

 

前回、75話の記事はこちらです。樋口先生が中学生の時代から続く、吸血鬼に関するエピソードのお話です。

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魔王に転生していました

今回は異世界転生

今回のお話は、華子がある日に目が覚めたら魔王に転生していたところから始まります。衣装が華子の趣味を少し反映しています。

© 涼川りん あそびあそばせ 76話より

 

とうとう、あそ研にも異世界転生の波が来てしまい、華子が転生したら魔王だった件、略して転マオ、始めてしまいました。

© 涼川りん あそびあそばせ 76話より

魔王に転生して、喜ぶ華子

魔王華子が転生して目を覚ますと、となりに側近と名乗る新聞部部長がご丁寧に華子の事を魔王様と呼び、華子が状況を把握するのに一役買ってくれます。しかし側近の名前は、新聞部副部長だからそのまんま副部長なのですね、分かりやすい。そして、最強の主人公に転生したことを喜ぶ華子です。

© 涼川りん あそびあそばせ 76話より

 

人生イージーモードになったことに優越感を感じる華子ですが、側近副部長から魔王様に閲覧しに来ている愚民どもが来ていると言われ、対応することになります。そしてその中に最強のパラメーターを持っている勇者=主人公が紛れている事も告げられ、話が違うと言う顔をする華子です。

© 涼川りん あそびあそばせ 76話より

 

自分が最強の主人公ではなく、別に勇者として転生した主人公がいるという事実を知る華子は、自分が特別でないと知りショックを受けます。魔王になったのもただの血筋で、華子のパラメーターは側近副部長曰く、「ふっつぅー」だそうです。そして側近副部長は能ある鷹は爪を隠すという言葉にある通り、アホそうな奴に用心するよう助言してきます。

© 涼川りん あそびあそばせ 76話より

魔王様に謁見に来た愚民共

謁見に来た愚民の一人目が早速、華子の前に現れます。一人目はオリヴィアですが、華子はオリヴィアが馬鹿だから、勇者だと決めつけます。初期装備のままであることや、武器が枝で魔王の所まで来れていて、華子はより疑いを深めます。

© 涼川りん あそびあそばせ 76話より

 

さらにオリヴィアが魔王様に持ってきたのが、いかにもヤバそうな具材が入った鍋でこれを華子に食べさせようとしています。華子はオリヴィアが主人公で間違いないと言いますが、側近副部長は後ろがつかえていると言い、華子に次のものに会うよう促します。華子はオリヴィア以上のバカはいないと言いますが、側近副部長は世の中には想像以上の馬鹿がいると言い、オリヴィアを主人公と断定するのは早いと華子に思わせます。

© 涼川りん あそびあそばせ 76話より

 

続いて閲覧に来たのが生徒会会長と副会長です。副会長は馬鹿そう、会長はただのサイコだからやっぱり主人公として怪しい臭いがプンプンする、と華子は断言します。華子が今日は何しに来たかと聞くと、副会長たちは単に鍋パの具材を持ってきたと言い、明らかに人が入っていそうな袋を投げつけます。副会長の発言内容も明らかに、会長をハニートラップで捕獲した内容です。

© 涼川りん あそびあそばせ 76話より

 

次に閲覧に来たのは香純です。やっぱり華子は、香純はバカだから最強だと、主人公と断定します。香純はゴブドワの同人誌の規制について、表現の自由だからと考え直して欲しいようです。しかし側近副部長曰く、ドワーフから直接抗議が来ているようでドワーフの最大の弱点がその同人誌によって世界に拡散してしまうことを、恐れているようです。

© 涼川りん あそびあそばせ 76話より

 

次に閲覧に来たのは前田です。華子は前田が絶対に自分を殺しに来たと断定します。おしりからの光線で華子を暗殺すると決めつけ、おしり危険罪で処刑するように、側近副部長に命令します。

側近副部長も反対するかと思いきや、九割何言っているか理解できていないのに、死刑執行は出来ると言います。さすがにオリヴィアと香純が、前田を庇いますが華子は完全に疑心暗鬼になっていて、誰かが自分を殺すと思い込んでいます。ここでオリヴィアが、こわいのこわいのとんでけーとおまじないを喋ると、華子の不安が和らいでいく描写が出てきます。

© 涼川りん あそびあそばせ 76話より

 

それを見た側近副部長は華子に、着かれているから今日は休むように促し睡眠を取らせます。しかし場面が変わると、副部長と新聞部部長が何か、洗脳が解けそうという会話をしていて、再び何かをしようとします。そしてオリヴィアは殺人鬼、香純は稀代の詐欺師という映像が映し出されます。

© 涼川りん あそびあそばせ 76話より

魔王様、暗示をかけられる

さらに前田は穴という穴から何か出る、全員華子の命を狙っている、という映像が映し出され華子はその映像を見るように強制されています。まぶたを見開いた状態で固定し、目薬を強制的に点眼される場面と言い、これは「時計じかけのオレンジ」が元ネタですね。

© 涼川りん あそびあそばせ 76話より

 

側近副部長と新聞部部長から全員が自分の命を狙っていると刷り込まれ、全ての人間を疑って神経が磨り減る生活を送ることを強要されます。というイメージの所で、実は華子のお爺さんと前田が華子の夢を可視化して見ているだけでした。なので、異世界転生して魔王になっていたのは、華子の夢です。お爺さんから世紀末だと言われてしまった華子、色々ストレスが多そうです。

© 涼川りん あそびあそばせ 76話より

まとめ

異世界転生もののお話かと思いましたが、最後のラストでは映画「時計じかけのオレンジ」が元ネタになっている展開になります。そしてラストは夢オチと今回も、あそびあそばせらしいカオスなストーリー展開となっていました。しかし華子、あんな夢を見るとは絶対病んでいそうです。

 

次回、オリヴィアの兄と吸血鬼のお話です。

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最新刊、あそびあそばせ7巻です。

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