週刊少年ジャンプで連載中のカグラバチ 第73話のネタバレ、感想です。
前回の記事はこちらです。剣聖の罪や災厄について詳細が明らかになります。

父と娘の記憶
© 外薗健 カグラバチ 73話より
© 外薗健 カグラバチ 73話より
父と娘の生活は崩壊へ…
イヲリは自宅の外に捨てられたゴミを自分でゴミステーションへと捨てに行きます。一方、座村清市は同じ道場の父親仲間に、イヲリの学校生活を相談しています。
© 外薗健 カグラバチ 73話より
座村の道場仲間はきっともう馴染んでいると楽観的ですが、座村は“座村清市の娘”という事でイヲリが学校で上手くやれているか不安です。しかし、イヲリは授業でも父親が英雄という事でチヤホヤの嵐だったと言い、大丈夫だったと言います。
© 外薗健 カグラバチ 73話より
さらに、私いつかお父さんみたいな剣士になるよ、とクラスの子に言ったと座村に自慢します。座村は俺みたいになるってのは逸る必要はないが、馴染めているようで安心したよ、とイヲリの頭を撫でます。しかし、頭を撫でた時にイヲリは痛がり、たんこぶがある事に気付き、イヲリはクラスの子とケンカしたと告白します。
© 外薗健 カグラバチ 73話より
座村は動揺しますが、ケンカくらいするよとイヲリは言い、クラスの子から人殺しだろ?と言われた事を明かします。さらに手を出されても、こんな時のために毎日心身を鍛えていると言います。さらに母親から、お父さんはどうしようもない男だけど国を、大切なモノを守った英雄で、そこは尊敬している事を座村に伝えます。
座村宅の前にゴミが
座村は道場の男に謝り、道場の男も子供の喧嘩という事で大事になる事も無く終わります。しかし、道場の他の男たちは何か言いたい事があるようで、不満そうな顔をします。そこに学校から電話があり、座村は学校まで娘を迎えに行きます。
© 外薗健 カグラバチ 73話より
イヲリは学校を早退しましたが、座村が聞いてもイヲリは学校をサボったとして答えません。さらに、今日のご飯は何を作るかという話題になりますが、座村宅前にゴミが置かれているのに座村が気付き、イヲリはゴミが置かれている事に怒ります。
© 外薗健 カグラバチ 73話より
イヲリはゴミ捨て場にゴミを捨てに行ってくれる?と、座村に言い掃除をしますが、ゴミを捨てに行った座村はゴミ捨て場で、自分達に嫌がらせをしている噂を聞きます。
落書きまであったのは今回が初めてのようですが、座村はゴミが誰の仕業かを問い詰めます。しかし、ゴミをバラまいたのは彼らだけではないようで、さらに座村たちの真実を聞いたと話し始めます。半年前、ある情報が広まった、と言い、少国民の掃討や剣聖が起こした事件について広まっている事を座村は知ります。
© 外薗健 カグラバチ 73話より
座村は幽にこの噂について問い質しますが、証拠はないと断言します。神奈備が全てを削除していて、さらに町にばら撒かれたのは条約と剣聖の事件の一連を記した文書、条約と調印式の偽造書写だったことを座村に教えます。嘘か本当か怪しいですが、真実に基づいている、説得力はあると幽は言います。ただ、事実に基づいているとはいえ利口な人間は流されないだろうとも幽は言い、そもそも英雄を“人殺し”と中傷する輩はいると言います。ただ、相手は最強の剣豪、どいつも抽象的な中傷は尻込みする、だからじわじわとやると幽は言い、座村はこの言葉を聞いて半年前、イヲリが学校に通い出した時既に嫌がらせを受けていたのだと気付きます。
© 外薗健 カグラバチ 73話より
一方、イヲリは座村宅前の落書きを消していました。実は、英雄の娘とチヤホヤされた光景は嘘のようで、“英雄”なんてハリボテ、妖刀使いはただの大量殺人者の集まり、と学校ではイジメられいてたようです。しかし、イヲリは父親である座村を苦しい目に遭わせたくなく、また父親が遠くに行ってしまいかもしれないと、学校でのことを座村に明かせずにいました。
© 外薗健 カグラバチ 73話より
人殺しの娘と同級生には言われ、同級生と喧嘩をしたら先生から“人殺しの血か”とつぶやかれてしまいます。それでも座村との生活を続けたいイヲリは、バレなければ、隠し通せれば一緒に入れると、ガマンは限界に近づいていました。
© 外薗健 カグラバチ 73話より
イヲリが限界に近い事は座村も気付いていて、妻のイノリを事や半年の間、一人で戦っていたイヲリの事を考えてしまいます。もしかしたら、部屋に入ったらイヲリは首をつって自死しているかも、という最悪の想像をしてしまい座村はイヲリの部屋に入れないでいました。
© 外薗健 カグラバチ 73話より
結局、幽の言葉を信じてしまい、座村は約一年半で父娘(おやこ)の生活を終えます。イヲリは母イヲリの妹の元に預けられることになります。
© 外薗健 カグラバチ 73話より
その後、剣聖の罪を知る者、柴に話をします。柴には幽の事などは知らせていないと思いますが、状況からチヒロが14歳の頃、第51話辺りでは既に座村は毘灼と接触があったのだと思われます。

© 外薗健 カグラバチ 73話より
しかし、その願いも六平国重が毘灼に殺されることで叶わなくなります。六平国重暗殺により、厄災・蠱(こどく)は説得力を増します。
© 外薗健 カグラバチ 73話より
まとめ
第73話では、イヲリの過去回の続きです。イヲリは学校生活で、同級生と上手く付き合えていると座村に言っていたようです、実際は人殺しの子と言われ、複雑だったようです。それを座村は人づてに聞いてショックを受けます。この辺は幽の策略のような気もしますが、イヲリの学校生活での辛さと、イヲリが自死してしまう事の辛さを考え、座村はイヲリと別れることを決断したようです。
しかし、これで座村が幽(=毘灼)と同盟を結んだのでしょうか?六平国重が暗殺されたので座村も冷静な判断が出来なくなったのでしょうか?
次回は、4月7日(月曜)発売予定の週刊少年ジャンプ 2025年19号に掲載予定です。
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