週刊少年ジャンプで連載中のカグラバチ 第80話のネタバレ、感想です。
前回の記事はこちらです。第一層中央部 曲者処刑場に処刑人として、薊 奏士郎が到着、毘灼の三人と対峙します。

家族を人質に取られ、仲間同士での争いが続出
第二層はでかい書庫
神奈備本部第二層に到着したハクリと区堂、そこはでかい書庫になっていてハクリは本の量に驚きます。全て妖術に関する書物で、身体に生来宿っている妖術と違い、基本的な移動術や結界術は学問に近く、ここの書物で神奈備職員は勉強しているそうです。
© 外薗健 カグラバチ 80話より
巻墨もその道の職人で、このフロアの本の知識を全てを頭に叩き込んで応用できるぐらいの技術があるそうです。ハクリは勉強が苦手のようで、このフロアの全てを頭に叩き込む、と聞いただけで拒否反応が出ています。また第1層からすごい地響きがしてハクリが気にしますが、薊の殴り音と聞きハクリはさらに驚きます。ハクリは第1層から突き抜けてくること気にしますが、結界の強度を支えている巻墨と技術的には同水準の職人が七人いて、強固な結界を施しさらにリカバリも途切れないので破るのは不可能と区堂は断言します。さらにどんどん音が激しくなってきますが、会議にいた小さなお爺さんの壱鬼も戦闘に参加したと聞きハクリは驚きますが、上層部連中は薊が頭一つ抜けているが皆それに近い実力者だそうです。ただ区堂は戦闘向きではないそうです。
© 外薗健 カグラバチ 80話より
しかし、上層部は大体みんな年寄りなので、それぞれが直属で抱える精鋭部隊連中の方が活きがいいそうで、若い精鋭部隊の方が主力のようです。そのほとんどがこの神奈備本部の施設内にいて、他には基礎教育課程を修了した基本帯刀している三百人強の戦闘員もいるそうです。
© 外薗健 カグラバチ 80話より
教育課程の内容は玄力を伴う武術の修練に加えて基本妖術、さきほどの書庫の3分の1の内容は頭に入っているそうです。神奈備本部はかなりの大所帯で、さらにそれを鉄壁の結界が囲んでいて…、とこれ以上の堅守はないと区堂は言いますが、薊はだからこそ腑に落ちないと直感します。慚箱の時の様に雫天石の武器も使わず、計画が狂って焦っている可能性も考えますが、毘灼はいつでも用意周到でここにきて自滅するようなマネをするだろうか、と薊は疑問に感じします。
© 外薗健 カグラバチ 80話より
ハクリと区堂がさらに地下の層へとエレベーターで移動しますが、案内は石枚という名前の神奈備職員が行います。石枚は教育課程の指導員の一人で、区堂と石枚は現状抱えている“人手不足”という深刻な問題について会話をします。さらに石枚はずっと国のために尽くしてきた、戦争にも出向いた、という話をしますが、どこか様子が変です。
© 外薗健 カグラバチ 80話より
突然、松の妖術が発動
すると突然、石枚は来月で4歳になる自分の娘の写真をハクリに見せると、私にとってこの国よりも大事な物だ、とつぶやき刃物で自分の首を斬りつけます。血痕がハクリにかかりますが、石枚が自分でつけた傷の部分から松が生えてきて、松の妖術がハクリと区堂を襲います。
© 外薗健 カグラバチ 80話より
区堂がハクリを逃がす
しかし区堂が、仕透(しとお)、と唱えるとエレベーターの床が抜ける形でハクリだけ下へと落下していきます。区堂は、私に構うな、と落下していくハクリに言いますが、松の妖術が区堂を襲います。
© 外薗健 カグラバチ 80話より
結界内では4箇所で松の妖術が発動したようで、他の箇所でも松が神奈備職員を襲われています。ハクリも状況が飲み込めず、一緒に落下してきた区堂がつけていたマスクを見ますが、マスクには血がべっとりとついており、区堂もかなりの重傷を負った模様です。
© 外薗健 カグラバチ 80話より
その後、ようやく区堂が自分を守って松の妖術を一人で受け止めたと状況を理解しますが、何故石枚から松の妖術が発動したかは不明です。ハクリはエレベーターから脱出し通路へと出ますが、そこに神奈備職員が駆けつけます。ハクリは区堂が松の妖術に襲われた事を伝えようとしますが、神奈備職員はいきなりハクリに刀を突き立てます。神奈備職員二人は、ハクリを餌に主力を釣る計画のようでハクリに、…悪いな家族のためだ……!!と複雑そうな表情で伝えます。ここでハクリは神奈備職員が家族を人質に取られて、毘灼の言う事を聞かざるを得ず仲間内で争っていると状況を理解します。
© 外薗健 カグラバチ 80話より
一方、別の場所では毘灼の構成員と思われる、手の甲に特徴のある紋章が刻まれた男が誰かに連絡していました。石枚は役目を終えたので娘を解放するように話をしていますが、リストには何名もの名前が載っており、毘灼はかなりの職員の家族を人質に取っていると推測できます。
© 外薗健 カグラバチ 80話より
蔵の能力で武器を奪う
ハクリを刀で脅す神奈備職員二人は、動かれちゃ面倒だとハクリの手足を斬ろうとしますが、先にハクリが蔵の能力で神奈備職員二人が持っている刀を別の場所に転送して武器を奪います。ただ、ハクリは武器はもらった……ので…降参…とかって…と言い、急に弱気になります。しかし、武器を奪っても歯止めは効いておらず、神奈備職員二人はハクリを殴る蹴るの暴力で気絶させようとします。ハクリは暴力を受けながら、第一層の敵は陽動で主力をおびき寄せて仲間どうしで内部で殺し合わせるのが毘灼の狙いで、止められるのは真打を隔離できる俺だが、どうすればと頭を抱えます。
© 外薗健 カグラバチ 80話より
しかし、ここでハクリは神奈備職員の暴力があまり効いていない事に気付きます。神奈備職員を鍛えたのは5年に渡る神奈備式肉体強化プログラムですが、ハクリは約十年もの間、漣家当主長男による手加減・底なしの愛によって叩き上げられており、ハクリの肉体強度は神奈備職員のそれを上回っていました。
© 外薗健 カグラバチ 80話より
威葬で神奈備職員を攻撃
ハクリは、ごめん、とつぶやくと威葬で襲っていた神奈備職員を攻撃して倒します。気絶だけでは松の妖術を発動しないようで、ハクリはとりあえず解放されます。
© 外薗健 カグラバチ 80話より
自由に動けるようになったハクリは、ここから先は誰が敵か分からない状況ですが、剣聖と真打が堕ちればこの国は終わるという工藤の言葉を思い出し、またチヒロもどこかで戦っていると考え、俺も主力だ!!とつぶやき、さらに地下の階層へと進みます。
© 外薗健 カグラバチ 80話より
まとめ
第80話では、ハクリは真打の隔離を行うべく神奈備本部の地下深くを目指しますが、毘灼が家族を人質にとった事で、松の妖術が発動したり、神奈備職員同士の殺し合いが発生、ハクリも神奈備職員に襲われます。しかし、ハクリは漣宗也の約十年に及ぶ溺愛からの暴力でかなり肉体が鍛えられていたようで、神奈備職員の暴力はハクリにはあまり効かず威葬で返り討ちにします。
これで、東京ではハクリが真打の隔離を目指して単独で行動を開始しました。上層部直属の精鋭部隊もいるようですが、毘灼の計画を潰すことは出来るでしょうか?
次回は、6月2日(月曜)発売予定の週刊少年ジャンプ 2025年27号に掲載予定です。
カグラバチ8巻は、2025年7月4日(金曜)に発売予定です。
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発売中のコミックス7巻のネタバレ、感想も書いています。

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