週刊少年ジャンプで連載中のカグラバチの6巻 夜更け の感想、ネタバレです。
6巻は、第47話から第56話まで掲載されています。
前巻、5巻の感想、ネタバレはこちらの記事です。

6巻
6巻の表紙は、漆羽洋児と座村清市、それとチヒロと昼彦が描かれています。
© 外薗健 カグラバチ 6巻より
第47話 漆羽
神奈備本部でチヒロが尋問を受けている最中に、毘灼は所有者を殺そうと慚箱・国獄を襲撃します。神奈備は毘灼を討つ為、一時的にチヒロを利用することを決断、チヒロとハクリに国獄から脱出した妖刀契約者と合流し、彼を護衛するよう命令します。その脱出した妖刀契約者・漆羽洋児は六平国重に心の底から尊敬しており、彼が毘灼に殺されたと知ってから、生きる気力が湧かない状態になっていました。
© 外薗健 カグラバチ 6巻より
ハクリは漆羽と合流しますが、追手の妖術師が襲撃してきます。漆羽は追手の妖術師4人を剣術だけで撃退、しかしさらに妖術師が追ってきたため、新幹線に飛び乗って追手をかわします。しかし、新幹線の中にも毘灼に雇われた妖術師がいますが、新幹線の中の妖術師はチヒロが全て倒します。チヒロは漆羽に挨拶をしますが、漆羽はチヒロを見るなり、六平サァン、と叫んでチヒロを慕うようになります。
© 外薗健 カグラバチ 6巻より
第48話 国獄 湯煙スクワッド
チヒロと出会うまでは六平国重に息子がいると信じていなかった漆羽ですが、チヒロに六平国重の面影を感じるとチヒロを本物の息子と確信します。さらに淵天も七本目の妖刀と認めて、淵天を赤ちゃんのように抱っこして接します。その後、漆羽は国獄を襲撃された時の様子を語り、慚箱の守護者達は優秀だから毘灼が雇った妖術師達にやられるはずがないとチヒロに語ります。
© 外薗健 カグラバチ 6巻より
第49話 均衡
毘灼の一員・昼彦に慚箱の守護者を皆殺しにされ死体を駅のホームに見せしめの様に座らされますが、漆羽は昼彦の挑発には乗らずチヒロに任せます。昼彦は血鶴という紙の妖術で味方の妖術師ごとチヒロを攻撃、チヒロは涅で斬撃を飛ばして応戦します。
© 外薗健 カグラバチ 6巻より
第50話 迎撃
チヒロのおかげで漆羽と昼彦を引き離せたので、漆羽とハクリは仙沓寺へと急ぎます。新幹線の駅には巻墨が漆羽を出迎えていて、巻墨が描いた移動陣を使って漆羽達は仙沓寺へと一気に飛びます。移動した仙沓寺にはもう一人の妖刀契約者・座村清市がいて、漆羽達を出迎えます。
© 外薗健 カグラバチ 6巻より
第51話 座村
仙沓寺を襲撃した敵妖術師の数は国獄襲撃時の倍以上の数で、今度は確実に慚箱を落とす為の戦力を仙沓寺に投入していました。仙沓寺の守護者達は敵妖術師の数に苦戦しますが、そこに目の見えない座村が、守護者達だけが無茶することはないと参戦します。敵妖術師は、座村を妖刀がなければ所詮は目の見えないただの剣士と侮り妖術で遠距離攻撃しますが、座村は居合で敵妖術師を次々と斬り殺します。
© 外薗健 カグラバチ 6巻より
第52話 2人きり
チヒロは昼彦から毘灼の構成員・計画そして目的など、全てを吐かせようとします。一方昼彦は、お前は俺と同じ殺しに塗れた18歳だ、とチヒロに言い、さらに友達になりたいと言います。チヒロは毘灼と同じ人殺し扱いされた事に怒り昼彦を斬りかかりますが、チヒロを他の雫天石を持つ妖術師に任せて、自分は紙の妖術で姿を隠して逃げると、演劇の劇場へと入っていきます。
© 外薗健 カグラバチ 6巻より
第53話 暗がり
理解してやれるのは俺だけ……、俺は友達になれる、と言って殺し合うことで友達になれると意味不明な事を言う昼彦に、困惑しながらもチヒロは淵天で昼彦に斬りかかります。しかし、昼彦は紙の妖術を使って身を潜めつつ、紙の妖術で観客を盾にしつつ操ります。チヒロは観客を盾にされ自由に動けず、ジリ貧の状態に追い込まれていきます。
© 外薗健 カグラバチ 6巻より
第54話 友情
チヒロは昼彦の鶴の攻撃をわざと受けると、大量の黒い金魚を呼び出して空間を満たし、昼彦の紙を通した視界を奪いつつ昼彦の位置を感知して、昼彦の両腕を斬り落とし身柄を拘束します。昼彦は傷だらけのボロボロにになってまで一般人を傷つけないようにするチヒロが理解できず、殺しは殺し、同じだろ、とチヒロに反論します。
© 外薗健 カグラバチ 6巻より
殺しの全てが同じはずがない、違うから殺し合う、と言うチヒロの言葉、考えに突然昼彦は納得すると、毘灼に関する情報を話し始めます。それと同時に昼彦は全ての戦力を仙沓寺に投入し、仙沓寺にいる妖刀契約者を何としても殺そうとします。
© 外薗健 カグラバチ 6巻より
第55話 共闘
昼彦が全戦力を仙沓寺に投入したため、ハクリの治療は中断されます。その後、ハクリと漆羽は敵妖術師の襲撃を避けるため避難を開始します。一方、毘灼の幹部は爆音で座村の耳や鼻を惑わし、さらに生やした松を操って座村を攻撃、座村も意志のない松には反応しきれないようで、負傷してしまいます。そこに敵の妖術師の波状攻撃も加わり、座村も襲ってくる松や妖術師を斬っていきますが、さばき切れず徐々に力を削がれていきます。
© 外薗健 カグラバチ 6巻より
第56話 夜更け
女性の巻墨は座村、漆羽、ハクリだけでも逃げそうと、脱出用移動陣を地面に描いて完成させます。そうしている間にも座村が敵の妖術師を次々と倒していきますが、雫天石を持った妖術師はまるで洗脳されているかのようにゴリ押しで攻め込んできます。連携も無意味になる物量のゴリ押しを続けられると、座村や漆羽、巻墨といえども限界が近いようです。女性の巻墨はどうにかして座村を脱出用移動陣に乗せて脱出させたいと思いますが、座村には巻墨や守護者を見捨てて自分だけ脱出する気はなく、巻墨全員に、お前ら全員で切り抜けるぞ!!と、発破をかけて全員でこの状況を切り抜けようとします。
© 外薗健 カグラバチ 6巻より
漆羽と巻墨が協力した事で、座村、漆羽、ハクリの三人だけを仙沓寺の外へと脱出させることに成功、しかし座村は自分だけ助かることに納得せず仙沓寺に戻ろうとします。ここで、ハクリが脳の損傷を無視して「飛宗」を無理やり転送、座村は「飛宗」の能力「鴉(カラス)」で敵妖術師を一気に片付けます。
© 外薗健 カグラバチ 6巻より
まとめ
第6巻では、所有者暗殺編が本格的に始まります。妖刀契約者を護衛する為に国獄へ向かいますが、その途中で「酌揺」の契約者・漆羽と合流します。そして、漆羽と会話をしていると毘灼のメンバー・昼彦の襲撃に遭い、チヒロに昼彦を任せて漆羽とハクリは仙沓寺へと向かいます。仙沓寺では「飛宗」の契約者・座村が出迎えてくれますが、仙沓寺も敵の妖術師の襲撃を受けます。
一方、チヒロは毘灼の情報を聞き出そうと昼彦と戦闘になり、死闘の末に昼彦の両腕を斬り落とし身柄を拘束することに成功します。チヒロは昼彦から奇妙な友情を寄せられますが、結果的に毘灼の情報を手に入れることに成功します。しかし、昼彦は個人的な理由で突如、4つの慚箱の配分するはずだった戦力を全て仙沓寺へ投入します。女性の巻墨は、座村、漆羽、ハクリの三人だけを仙沓寺の外へと脱出させて、巻墨と守護者達は三人が逃げるまでの囮になりますが、座村は納得せず戦いの場に戻ろうとします。ここでハクリが脳の損傷を無視して蔵で「飛宗」を無理やり転送、座村は「飛宗」を使用して敵妖術師を一気に片付けます。
ハクリが無茶をしてまで蔵で「飛宗」を転送してくれたおかげで、座村が「飛宗」を使用して敵妖術師の一掃に成功します。後は、ハクリの回復を待って「酌揺」を転送すれば毘灼に対して圧倒的に優位に立てそうです。ただ、幽が“切り札”と言っていたので、まだ毘灼には奥の手がありそうです。どんな奥の手なのかも含めて今後の展開が気になるので、早く第7巻を見たいです。
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