クエスト「エピローグ」11
ミラクルでも無理
ミラクルが大けがを負ったのを見て、パットンは大至急誰かヒーラーを呼ぶように言いますが、ミラクルは大けがを気にせずに美樹にもう一度、同じことをするように言います。
美樹に対して、もう一度だ、と言い動こうとしますが、咳きこんでいてミラクルの怪我の状態が良くありません。大けがを気にせずになおも動こうとするミラクルに、動くな!あんた死にかけてんだぞ!と、パットンはミラクルを止めようとします。
しかし、ミラクルはあと十回もすればコツが掴める……、とやめるどころかさらに何度も繰り返そうとする勢いでパットンに返事をします。そんなミラクルに、馬鹿か?本当に死んじまうぞ!とパットンは驚きます。
なんとかやめさせようと必死なパットンに、意地でもやり遂げようとするミラクルは、ならば、ヒーラーを百人連れてこい!と無茶を言って、パットンの言葉を無視し何が何でも、魔王の力を引き続く事を続けようとします。
口で言ってもミラクルを止められそうにないと思ったのか、パットンはミラクルの首を絞めて気絶させます。
死にそうになってもやめないミラクルに、さすが女版ランス……、無茶苦茶だ……、とミラクルがランスに似てやる事が滅茶苦茶だとあきれます。
結局ミラクルでも美樹の魔王化を止める事は無理だったと、ウルザが呟き、その場が絶望的な空気に包まれていきます。
カオスと日光の会話
皆が廊下に出て美樹の魔王化について話し合いをしている間、日光が人間化して、カオスと共に、美樹のベッドのそばに立っています。そして日光は、以前JAPANにいた頃に、カオスと交わした会話、美樹が魔王化した場合の事を思い出します。
JAPANにいた頃の場面、美樹が魔王になったらどうするか?カオスは日光に問いただします。
それに対して日光は、自分の責務を全うするまでです、とカオスに返事をします。美樹が魔王化したら、日光は美樹であっても殺す選択をするつもりと考えています。
日光の返事に、ま……そうなるな、とカオスは言い、魔王は殺すしかないとカオスも考えます。
そして日光は今こそ、その責務を全うする時と考え行動に移そうとします。
まとめ
美樹の魔王の力をミラクルに引き継がせる事は、結局ミラクルの体に負担が大きすぎるので中止になります。それでも、パットン曰く女版ランスのように、十回もすればコツが掴めると、無茶苦茶な考えで続けようとします。結局パットンが首を絞めて、気絶させるという、かなり強引な方法でミラクルを止めます。
次回、日光は魔剣カオスを美樹に振りかぶります。
前回の記事です。
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