食券クエスト、やっていきます。今回はカフェ・アートフルの食券イベントです。
カフェ・アートフルの食券イベント Bはこちらの記事です。
食券イベント
カフェ・アートフル 食券イベント C
カフェ・アートフルの食券イベント Cです。
やーっ、日光さん、いらっしゃーい、とカフェが日光とカオスを出迎えると、カフェの部屋に遊びに来ていた日光が、ええ、どうも、と返事をします。
日光さんはカオスと違って、人間にもなれるから、お茶の入れ甲斐があるわー、とカフェが言うと、おうおう、ひどいこと言ってくれるな、とカオスが言い返しますが、カオスも人間になれたら良かったのにねー、と気にせずカフェはカオスに言います。
三人が再び揃って話をしている事に日光が感慨に浸っていると、カフェがお茶を持ってきて日光にすすめます。ああ、カフェのお茶ですが……、と日航は朗らかに微笑みながら、湯飲みを受け取ります。カフェのお茶は、私達パーティーの癒しでしたね、本当に……本当に、懐かしいです、と昔を思い出しながら日光がお茶を飲んでいると、ずるい、同性でもうっとりするくらい綺麗……、とカフェが日光の美貌を羨ましがります。
それを聞いたカオスが、お前はまたそーゆ―ことを言う、なんだ、また神にでも会いに行くか?と、カオスが言いますが、いーえっ、もうすっかり凝りました、とカフェは十分懲りたとカオスに返事をします。
そして、みんなには一度謝らないと、ね……、と真剣な表情でカフェは二人に言います。私達が神に会って、それぞれの願い事を叶えてもらった日のこと、みんなは魔王や魔人を倒す力や、全知をって願ったのに……私だけ美貌を下さいって……、突然あんなこと言っちゃって、ごめんなさい!と、カフェは日光とカオスに謝ります。
カフェの謝罪
魔王や魔人をなんとかする為に集まったのに、最後の最後であんなこと言うの……、ひどい裏切りだって……思うから、とカフェが続けて言いますが、カオスは、……ま、別にどうでもいいだろ、とカフェに返事をします。
集まった……つったって、元々そんな真面目なパーティーでもねぇしな、なあ?と、カオスが言うと、ええ、あの場で何を願うのもカフェの自由です、それに……あまり良い目にはあわなかったと……カオスにそれとなく程度ですが聞きました、そんな人を責めるような言葉は持ち合わせていません、と日光もカオスと同じ意見です。
う、うん……二人とも、ありがとう……、と二人の言葉を聞いたカフェは感謝の言葉を口にします。カオスがこの話を終わらせようとしますが、日光さんには個人的に、謝らないといけないことがあるの!と、カフェはまだ話を続けます。
私って、へちゃむくれだから……だから、それがコンプレックスで、だから、その、つまり……、日光さんに嫉妬していました!と、カフェは突然日光に言い、何度も何度も心の中で……日光さんみたいになれたらいいのにって、それだったらどれだけ良かったろうって、と日光に嫉妬していたことを告白します。
でも、それだって……日光さんの気持ちを無視した考えだよね、ブスだなんだって……、私が言われて嫌なことした人と同じことしてた、だから、ごめんなさい!と、カフェは日光に頭を下げて謝ります。
それを聞いた日光は、それなら…、私の方こそ……、謝らなければならないと……、ずっと気に病んでいました……、カフェが何を悩んでいるのか、私達はずっと無関心でいました、本当にすみません、と日光もカフェに頭を下げて謝ります。
1500年越しの謝罪
カフェと日光の二人が頭を下げます。本来なら、1500年前に済ませるべき会話が、今、十重二重の因果の末、長い時を経て交わされていました。そしてカフェと日光は頭を上げると、クスッと笑みになります。
あーっ、言ったらスッキリしたー、とカフェはすっきりしたと言うと、ふふ……、ええ、私もスッキリできました、あの日、神とあった日から……ずっと気になっていたことですから、と日光も言います。
1500年分だもんなー、便秘で例えたら相当ゴリッゴリだー、そりゃスッキリするだろうよ、とカオスが便秘に例えて言うと、なんてもんで例えるのよ……、とカフェはカオスの下品な言い方に抗議します。
さって、謝ったらお腹空いちゃった、何かお茶菓子用意しますから待っててね、とカフェはお茶菓子を用意しに行きます。それを見たカオスが、なんとなーく……、いや、昔の……儂らがパーティー組んでた頃の、あいつって感じだったなと思ってよ、すっかりスレちまったなぁと思ってたが、人間、そんなに変わらないもんかもな、とカフェが1500年前と変わっていないと日光に言います。
貴方も人を見る目がないですね、カフェはあの頃から何一つ変わっていませんよ、悩みがちで、だからこそ一生懸命で、天真爛漫なあの頃のまま……、少し……いえ、かなりホッとしました、変わらないとは……いいものですね、と日光はカオスにカフェはあの頃のままだと言います。
昔の保存食を再現したお茶菓子
そんな話をしているとカフェがお茶菓子を持ってきます。はーい、お茶菓子も作ったのよ、ほら、私たちの時代の保存食、とカフェが昔の保存食を再現して持ってくると、うわっ、懐かし!これ、今でも作れたんか!と、カオスが驚きます。
材料なんかは今でも同じものあるから、ただ、味は期待しないで下さいね、とカフェが言うと日光はカフェが持ってきたお茶菓子を食べます。んっ、これは……、ふふふ、美味しくないですね、と日光はカフェのお茶菓子を食べて率直な感想を言います。
私もさっき味見して笑っちゃった、とカフェが言うと、当時は今よりも更にろくなもんなかったからなぁ、これでも上等な方だったろう、とカオスが昔に比べればまだましと言います。あー、いつの間にか私達も舌が肥える、なんて貴族の嗜みを覚えてしまったのねー、とカフェはつぶやきます。こうして和やかに、穏やかに、1500年前の思い出を肴にした茶会は続きます。
まとめ
今回はカフェ、日光、カオスのエターナルヒーロー時代のエピソードに関連したお話です。カフェは神と謁見した時に、自分だけ個人的な願い・美貌を下さい、と言った事、そして日光を嫉妬していた事を1500年越しに謝罪します。ところが日光もカフェに謝らなければならないことがあった、と明かし、結局お互いに謝ってスッキリします。最後はカフェが作ったお茶菓子を肴に、いつまでもお茶会を楽しむシーンで終わります。
次回、ロナの食券イベントです。
前回の記事です。
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